6721

ウインテスト

スタンダード / 電気機器
時価総額: 53.6
決算
98.98
0
0%
97 -2 (-2.02%)
拡大
前回発表: 2026-05-15
次回予定: -

📌 企業概要

横浜に本社を置く半導体検査装置メーカー。スマートフォンや液晶パネルに不可欠なDDIC(ディスプレイ・ドライバIC)向け検査装置を主力とする独立系ベンチャー。長年培った精密制御と画像処理技術を核に、現在は「モノづくり現場の目視検査ゼロ」を目指した事業多角化を推進中。世界でも数社しか実用化していない電圧駆動型「液体レンズ(RYUGU)」や、慶應義塾大学との共同開発による自重補償機構(MGC)、3D-X線診断装置など、特許技術を駆使したニッチトップな製品群を展開している。単なる検査装置メーカーから、AI・ロボティクス技術を融合させたトータルソリューション企業への転換を急いでおり、組織の若返りやIT基盤の刷新など、経営体制の抜本的強化に取り組んでいる。

📌 事業・セグメント動向

2025年12月期は売上高4億29百万円、営業損失12億18百万円と極めて厳しい着地となった。最大の敗因は世界的な「半導体市場の二極化」にある。生成AI需要の急騰により、大手メーカーがHBMやGPU製造にリソースを集中させた結果、同社の主戦場である民生・産業向けDDICの設備投資が世界的に凍結状態に陥ったことが直撃した。損益面では、2026年度以降の原価率低減を狙い、5億99百万円の棚卸資産評価損を「膿出し」として一括計上している。一方、新規事業は着実に進展。液体レンズ「RYUGU」は大学や量産工場から高評価を得て受注を獲得し、トイレ座面を利用したヘルスケア管理システムも2026年1月より量産移行するなど、収益源の多角化に向けた種まきが具体的な成果として現れ始めている。

📌 業績・財務見通し

2026年12月期は売上高16億62百万円、営業利益56百万円と、悲願の黒字転換を予想している。前期に断行した大規模な在庫評価損の計上が功を奏し、2026年以降の出荷製品における売上原価が大幅に圧縮されることが利益回復のレバレッジとなる見込み。新事業全体で約11億円の売上貢献を見込む強気の計画だ。財務面では現金残高が82百万円と低水準にあり、「継続企業の前提に関する重要な不確実性」が認められる状況が続く。資金繰りは第13回新株予約権の行使による調達に依存しており、当面は株式の希薄化リスクが継続する。還元方針は引き続き無配だが、既存の半導体検査装置事業の回復と、多角化した新規事業の商用化がスケールアップできるかが、同社の存続と株価回復の分岐点となる。

最新決算(2026-05-15 発表)

2026年12月期 第1四半期決算

損益実績 (前年比/進捗)

項目 金額 前年比/進捗
売上高 1.3
+76.4%
/7.6%
営業益 -1.8
-2.9%
/-319.6%
経常益 -1.8
-3.4%
/-348.1%
最終益 -1.8
-3.4%
/-350.0%
1株益 -3.3
+2.3%
/-

通期会社予想 (前期比)

項目 予想 前期比
売上高 16.6 +287.4%
営業益 56百万 +104.6%
経常益 52百万 +104.3%
最終益 52百万 +104.2%
1株益 1.0 +104.2%
配当 - -

財政状態

項目金額
総資産 7.8
純資産 3.5
自己資本 -42.1
現預金 1.1
流動資産 7.5
流動負債 3.4
固定負債 87百万

キャッシュフロー・株式

項目金額/株数
営業CF -
投資CF -
減価償却費 49
株式情報
発行済株数 55,268,600
自己株式 0

業績推移

通期進捗: -319.6 %

通期業績推移

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 配当
2026.12_予 16.6 56百万 52百万 52百万 0.9 -
2025.12_Full 4.3 -12.2 -12.2 -12.4 -23.5 -
2024.12_Full 4.2 -10.8 -10.9 -11.1 -25.3 -
2023.12_Full 4.1 -5.6 -5.5 -5.5 -13.9 -
2022.12_Full 2.1 -6.9 -6.8 -6.9 -19.9 -

四半期累計比較

売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 1.3 -1.8 -1.8 -1.8 -3.3
2025.12_Q1 72百万 -1.7 -1.8 -1.8 -3.4
2024.12_Q1 2.1 -71百万 -45百万 -46百万 -1.1

3ヶ月単体成績

対象期間 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 1.3 -1.8 -1.8 -1.8 -3.3
2025.12_Q4 1.6 -6.0 -6.0 -6.0 -11.3
2025.12_Q3 1.2 -2.5 -2.4 -2.4 -4.5
2025.12_Q2 76百万 -2.0 -2.0 -2.3 -4.4
2025.12_Q1 72百万 -1.7 -1.8 -1.8 -3.4
2024.12_Q4 55百万 -6.8 -6.9 -6.9 -15.9
2024.12_Q3 1.3 -1.5 -1.9 -1.9 -4.4
2024.12_Q2 26百万 -1.8 -1.7 -1.7 -4.0

財務・CF推移

自己資本比率総資産営業CF投資CFFCF
2026.12_Q1 -541.1% 7.8 - - -
2025.12_Full 37.4% 9.2 -7.5 -30百万 -7.8
2024.12_Full 57% 12.0 -6.6 -1百万 -6.6
2023.12_Full 83.9% 19.7 -5.6 - -5.6
2022.12_Full 70.6% 19.0 -6.1 3百万 -6.1

財務指標・セクター比較分析

■ 業種平均より優良 ■ 業種平均より劣後

収益性・効率性

ROE ?
4.32%
業種平均: 5.09%
営業利益率 ?
-140.94%
業種平均: 5.96%
EBITDA率 ?
-140.94%
業種平均: 10.44%

成長性・進捗

売上成長率 ?
76.39%
業種平均: 6.63%
営業益成長率 ?
2.87%
業種平均: 47.71%
EPS成長率 ?
-104.18%
業種平均: -12.82%
営業益進捗率 ?
-319.6%
業種平均: 79.17%

安全性・キャッシュ

自己資本比率 ?
-541.1%
業種平均: 89.44%
流動比率 ?
221.6%
業種平均: 324.78%
FCF ?
-
業種平均: -

バリュエーション

PER ?
98.98
業種平均: 70.85
PBR ?
0
業種平均: 2
配当利回り ?
0%
業種平均: 2.51%
PEGレシオ ?
0
業種平均: 27.43

指標の算出方法と定義

■ 収益性・効率性

  • ROE: 自己資本に対する当期利益の割合。

    【算出】直近四半期累計利益 / 自己資本。

  • 営業利益率: 売上高に対する営業利益の割合。

    【算出】直近四半期累計の実績値。

  • EBITDA率: 営業利益に償却費を加えた利益の売上高比。

    【算出】(営業利益 + 減価償却費) / 売上高。

■ 成長性・進捗

  • 売上成長率: 直近の四半期実績を前年同期と比較した伸び率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • 営業益成長率: 本業利益の成長率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • EPS成長率: 1株利益の伸び率。

    【比較】今期会社予想1株利益 / 前期実績1株利益。

  • 営業益進捗率: 今期の達成度。

    【算出】現時点の実績営業利益 / 会社発表の通期予想。

■ 安全性・キャッシュ

  • 自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。

    【時点】直近四半期末時点。

  • 流動比率: 短期的な支払い能力。

    【算出】流動資産 / 流動負債。

  • FCF: 会社が自由に使える現金創出力。

    【算出】営業CF + 投資CF。

■ バリュエーション

  • PER: 市場の期待値と割安度を判定。

    【更新】毎日大引け後に最新株価で再計算。

  • PBR: 資産価値から見た株価水準。

    【算出】最新株価 × 株数 / (自己株式を除いた純資産)。

  • 配当利回り: 株価に対する配当金の割合。

    【算出】会社予想配当金 / 最新株価。

  • PEGレシオ: 成長性を加味した割安判断指標。

    【算出】PER / EPS成長率。

※ IFRS採用銘柄の「経常利益」には「税引前四半期利益」を代替として表示しています。
※ 3ヶ月単体成績は、四半期累計から前回累計を差し引いた純粋な当期間の実績を算出しています。