6694

ズーム

スタンダード / 電気機器
時価総額: 29.7
決算
13.99
0.32
4.95%
647 +0 (+0%)
拡大
前回発表: 2026-05-13
次回予定: -

📌 企業概要

音楽用電子機器の開発・販売を行うファブレスメーカー。ハンディオーディオレコーダー分野で高いブランド力を有し、プロフェッショナルからアマチュアまで幅広いクリエイターを顧客基盤に持つ。事業は単一セグメントだが、北米・欧州を中心にグローバル展開しており、海外売上比率が高い。直近では、スマートフォン録音機能の向上やワイヤレスマイク普及による市場構造の変化に直面しており、高音質・高信頼性を重視した「Studioシリーズ」等の付加価値製品へのシフトを進めている。

📌 事業・セグメント動向

当連結会計年度は、売上高174億37百万円(前期比3.5%減)、営業損失56百万円と赤字転落した。最大の要因は主力・北米市場での不振である。米国の追加関税影響が想定を超え、かつ個人消費減退が直撃した。製品面では、高音質需要を捉えた「Studioシリーズ」が好調だった一方、汎用的な「Essentialシリーズ」はスマートフォンとの競合で苦戦し、明暗が分かれた。この事態を「有事」と認定し、北米子会社(Zoom North America LLC)ののれん減損処理や棚卸資産処分を実施。これにより親会社株主に帰属する当期純損失は17億28百万円に拡大した。ただし、これらはキャッシュアウトを伴わない費用が大半であり、営業キャッシュ・フローは6億1百万円のプラスを維持しており、現金創出能力は毀損していない。

📌 業績・財務見通し

2026年12月期は「構造改革を経て再成長へ向かう初年度」と位置づけ、売上高175億円(0.4%増)、営業利益6.5億円、当期純利益2億円へのV字回復を計画している。前期に行った巨額の減損処理による資産の健全化と、リストラによる損益分岐点の引き下げ効果が利益面で寄与する見通しだ。一方で、中期経営計画の最終年度目標(売上高220億円)は達成困難として175億円へ大幅に下方修正された。株主還元については、巨額赤字の当期および次期ともに年間配当32円(配当性向30%以上目安、減配なし)を維持する方針を示しており、財務体質への自信と株主重視の姿勢を崩していない。

最新決算(2026-05-13 発表)

2026年12月期 第1四半期決算

損益実績 (前年比/進捗)

項目 金額 前年比/進捗
売上高 44.5
+17.4%
/25.4%
営業益 2.2
+472.4%
/33.2%
経常益 1.6
+286.4%
/29.8%
最終益 -34百万
+81.2%
/-17.0%
1株益 -7.9
+81.2%
/-

通期会社予想 (前期比)

項目 予想 前期比
売上高 175.0 +0.4%
営業益 6.5 +1,260.7%
経常益 5.5 +338.1%
最終益 2.0 +111.6%
1株益 46.2 +111.6%
配当 32.0 0.0%

財政状態

項目金額
総資産 183.8
純資産 73.2
自己資本 86.7
現預金 34.5
流動資産 144.0
流動負債 80.1
固定負債 30.6

キャッシュフロー・株式

項目金額/株数
営業CF -
投資CF -
減価償却費 87百万
株式情報
発行済株数 4,594,824
自己株式 271,797

業績推移

通期進捗: 33.2 %

通期業績推移

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 配当
2026.12_予 175.0 6.5 5.5 2.0 46.3 32.0
2025.12_Full 174.4 -56百万 -2.3 -17.3 -398.9 32.0
2024.12_Full 180.7 5.3 5.5 40百万 9.4 31.0
2023.12_Full 179.0 5.7 6.5 88百万 20.6 30.0
2022.12_Full 132.4 6.6 7.2 3.8 88.4 50.0

四半期累計比較

売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 44.5 2.2 1.6 -34百万 -7.9
2025.12_Q1 37.9 -58百万 -88百万 -1.8 -41.9
2024.12_Q1 39.8 55百万 32百万 -78百万 -18.2

3ヶ月単体成績

対象期間 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 44.5 2.2 1.6 -34百万 -7.9
2025.12_Q4 53.5 2.3 1.6 -10.4 -240.5
2025.12_Q3 41.1 -1.3 -1.6 -2.7 -61.9
2025.12_Q2 41.9 -89百万 -1.4 -2.4 -54.7
2025.12_Q1 37.9 -58百万 -88百万 -1.8 -41.9
2024.12_Q4 59.5 6.3 7.0 5.0 118.6
2024.12_Q3 39.0 -1.6 -1.6 -2.0 -46.1
2024.12_Q2 42.5 3百万 -18百万 -1.9 -43.0

財務・CF推移

自己資本比率総資産営業CF投資CFFCF
2026.12_Q1 47.2% 183.8 - - -
2025.12_Full 30.1% 187.4 6.0 -6.9 -89百万
2024.12_Full 35.7% 200.9 5.8 -2.4 3.4
2023.12_Full 34.6% 192.6 8.2 -24.4 -16.3
2022.12_Full 47.5% 136.5 -5.9 -1.8 -7.6

財務指標・セクター比較分析

■ 業種平均より優良 ■ 業種平均より劣後

収益性・効率性

ROE ?
-0.39%
業種平均: 5.09%
営業利益率 ?
4.86%
業種平均: 5.96%
EBITDA率 ?
8.43%
業種平均: 10.44%

成長性・進捗

売上成長率 ?
17.4%
業種平均: 6.63%
営業益成長率 ?
-472.41%
業種平均: 47.71%
EPS成長率 ?
-111.59%
業種平均: -12.82%
営業益進捗率 ?
33.2%
業種平均: 79.17%

安全性・キャッシュ

自己資本比率 ?
47.2%
業種平均: 89.44%
流動比率 ?
179.9%
業種平均: 324.78%
FCF ?
-
業種平均: -

バリュエーション

PER ?
13.99
業種平均: 70.85
PBR ?
0.32
業種平均: 2
配当利回り ?
4.95%
業種平均: 2.51%
PEGレシオ ?
0
業種平均: 27.43

指標の算出方法と定義

■ 収益性・効率性

  • ROE: 自己資本に対する当期利益の割合。

    【算出】直近四半期累計利益 / 自己資本。

  • 営業利益率: 売上高に対する営業利益の割合。

    【算出】直近四半期累計の実績値。

  • EBITDA率: 営業利益に償却費を加えた利益の売上高比。

    【算出】(営業利益 + 減価償却費) / 売上高。

■ 成長性・進捗

  • 売上成長率: 直近の四半期実績を前年同期と比較した伸び率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • 営業益成長率: 本業利益の成長率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • EPS成長率: 1株利益の伸び率。

    【比較】今期会社予想1株利益 / 前期実績1株利益。

  • 営業益進捗率: 今期の達成度。

    【算出】現時点の実績営業利益 / 会社発表の通期予想。

■ 安全性・キャッシュ

  • 自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。

    【時点】直近四半期末時点。

  • 流動比率: 短期的な支払い能力。

    【算出】流動資産 / 流動負債。

  • FCF: 会社が自由に使える現金創出力。

    【算出】営業CF + 投資CF。

■ バリュエーション

  • PER: 市場の期待値と割安度を判定。

    【更新】毎日大引け後に最新株価で再計算。

  • PBR: 資産価値から見た株価水準。

    【算出】最新株価 × 株数 / (自己株式を除いた純資産)。

  • 配当利回り: 株価に対する配当金の割合。

    【算出】会社予想配当金 / 最新株価。

  • PEGレシオ: 成長性を加味した割安判断指標。

    【算出】PER / EPS成長率。

※ IFRS採用銘柄の「経常利益」には「税引前四半期利益」を代替として表示しています。
※ 3ヶ月単体成績は、四半期累計から前回累計を差し引いた純粋な当期間の実績を算出しています。