290A

Synspective

グロース / 情報・通信業
時価総額: 1,605.2
61.18
4.27
0%
1,220 -92 (-7.01%)
拡大
前回発表: 2026-02-13
次回予定: -

📌 企業概要

自社開発の小型SAR(合成開口レーダ)衛星コンステレーションを活用し、地球観測データの取得・販売とソリューション提供を行う宇宙ベンチャー。 昼夜や天候を問わず地表を観測できるSAR衛星技術を強みとし、自然災害の把握、安全保障、インフラ監視などの用途でデータを供給する。政府の「宇宙戦略基金」等の大型支援プロジェクトに複数採択されており、官公庁(内閣府や防衛省など)向けの実証・納入案件が現在の収益基盤となっている。2025年には米国子会社を設立し、世界最大の宇宙市場である北米・中南米での展開も本格化させている。

📌 事業・セグメント動向

当期の売上高は23億76百万円(前期比2.6%増)、営業損失は41億37百万円(前期は30億70百万円の損失)と赤字幅が拡大した。内閣府や防衛省向けの案件納入により売上は微増したものの、衛星コンステレーション構築に向けた観測衛星の減価償却費の増加、人員拡大による人件費増や業務委託費の増加が先行し、営業赤字が膨らんだ。しかし、経産省・国交省のSBIRや宇宙戦略基金からの「補助金収入」を営業外収益として37億64百万円(同1,859.5%増)という巨額で計上したため、経常損失は10億74百万円(前期は35億94百万円の損失)、最終損失は3億71百万円(前期は35億92百万円の損失)へと大幅に縮小した。

📌 業績・財務見通し

次期(2026年12月期)の通期予想は、売上高63億53百万円、営業損失54億67百万円、経常利益30億10百万円、最終利益26億24百万円を見込む。次期中に新たに7機の小型SAR衛星の打ち上げを予定しており、製造・打ち上げに伴う先行投資で営業赤字はさらに拡大する。しかし、交付決定済みの巨額の補助金収入(営業外収益)を計上することで、経常利益・最終利益段階での「黒字化」を見込んでいる。
財務面では、衛星部品購入等により投資キャッシュ・フローが約116億円のマイナスとなったが、新株予約権の行使や第三者割当増資等の強烈なエクイティファイナンスにより、財務キャッシュ・フローは約202億円の大幅なプラスとなった。結果として、現預金残高は約245億円まで膨張している。7期連続の営業赤字により「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載があるが、巨額の手元資金と補助金収入、借入枠を確保しているため、当面(少なくとも1年間)の資金繰り懸念はないと会社側は判断している。今後は防衛省の大型案件(衛星コンステレーション整備・運営等事業)が収益の柱となる見込みであり、官公需をベースに衛星機数を増やし、本業(営業利益)での黒字化をいつ達成できるかが焦点となる。

最新決算(2026-02-13 発表)

2025年12月期 本決算

損益実績 (前年比/進捗)

項目 金額 前年比/進捗
売上高 23.8
+2.6%
/-
営業益 -41.4
-34.8%
/-
経常益 -10.7
+70.1%
/-
最終益 -2.5
+93.1%
/-
1株益 -3.2
+92.5%
/-

通期会社予想 (前期比)

項目 予想 前期比
売上高 63.5 +167.4%
営業益 -54.7 -32.1%
経常益 30.1 +380.3%
最終益 26.2 +807.3%
1株益 19.9 +723.1%
配当 - -

財政状態

項目金額
総資産 493.7
純資産 387.9
自己資本 376.1
現預金 245.4
流動資産 265.4
流動負債 52.7
固定負債 53.1

キャッシュフロー・株式

項目金額/株数
営業CF 16.6
投資CF -116.3
減価償却費 16.1
株式情報
発行済株数 131,573,900
自己株式 0

業績推移

通期進捗: - %

通期業績推移

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 配当
2026.12_予 63.5 -54.7 30.1 26.2 19.9 -
2025.12_Full 23.8 -41.4 -10.7 -3.7 -3.2 -
2024.12_Full 23.2 -30.7 -35.9 -35.9 -42.8 -
2023.12_Full 13.9 -18.0 -19.5 -15.2 -20.6 -
2022.12_Full 4.9 -42.9 -43.4 -62.7 -88.4 -

3ヶ月単体成績

対象期間 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2025.12_Q4 7.0 -9.8 23.4 30.4 26.3
2025.12_Q3 3.5 -10.5 -9.3 -9.3 -8.3
2025.12_Q2 1.9 -12.0 -12.9 -13.0 -11.7
2025.12_Q1 11.4 -9.1 -12.0 -11.9 -10.7
2024.12_Q4 7.1 -11.0 -14.0 -14.0 -16.7
2024.12_Q3 5.7 -8.0 -9.3 -9.2 -11.4
2024.12_Q2 5.3 -8.1 -8.7 -8.7 -11.1
2024.12_Q1 5.1 -3.6 -4.0 -4.0 -5.4

財務・CF推移

自己資本比率総資産営業CF投資CFFCF
2025.12_Full 76.2% 493.7 16.6 -116.3 -99.7
2024.12_Full 68.9% 282.0 -18.0 -74.6 -92.6
2023.12_Full 69.5% 113.1 -22.2 -36.4 -58.6
2022.12_Full 81.8% 98.9 -41.4 -25.0 -66.4

財務指標・セクター比較分析

■ 業種平均より優良 ■ 業種平均より劣後

収益性・効率性

ROE ?
-0.65%
業種平均: 3.89%
営業利益率 ?
-174.12%
業種平均: 7.92%
EBITDA率 ?
-106.36%
業種平均: 11.61%

成長性・進捗

売上成長率 ?
2.59%
業種平均: 13.5%
営業益成長率 ?
34.76%
業種平均: 43.72%
EPS成長率 ?
-721.18%
業種平均: 15.88%
営業益進捗率 ?
75.7%
業種平均: 66.23%

安全性・キャッシュ

自己資本比率 ?
76.2%
業種平均: 62.74%
流動比率 ?
503.6%
業種平均: 332.63%
FCF ?
-99.7
業種平均: -

バリュエーション

PER ?
61.18
業種平均: 55.38
PBR ?
4.27
業種平均: 3.76
配当利回り ?
0%
業種平均: 2.48%
PEGレシオ ?
0
業種平均: 4.59

指標の算出方法と定義

■ 収益性・効率性

  • ROE: 自己資本に対する当期利益の割合。

    【算出】直近四半期累計利益 / 自己資本。

  • 営業利益率: 売上高に対する営業利益の割合。

    【算出】直近四半期累計の実績値。

  • EBITDA率: 営業利益に償却費を加えた利益の売上高比。

    【算出】(営業利益 + 減価償却費) / 売上高。

■ 成長性・進捗

  • 売上成長率: 直近の四半期実績を前年同期と比較した伸び率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • 営業益成長率: 本業利益の成長率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • EPS成長率: 1株利益の伸び率。

    【比較】今期会社予想1株利益 / 前期実績1株利益。

  • 営業益進捗率: 今期の達成度。

    【算出】現時点の実績営業利益 / 会社発表の通期予想。

■ 安全性・キャッシュ

  • 自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。

    【時点】直近四半期末時点。

  • 流動比率: 短期的な支払い能力。

    【算出】流動資産 / 流動負債。

  • FCF: 会社が自由に使える現金創出力。

    【算出】営業CF + 投資CF。

■ バリュエーション

  • PER: 市場の期待値と割安度を判定。

    【更新】毎日大引け後に最新株価で再計算。

  • PBR: 資産価値から見た株価水準。

    【算出】最新株価 × 株数 / (自己株式を除いた純資産)。

  • 配当利回り: 株価に対する配当金の割合。

    【算出】会社予想配当金 / 最新株価。

  • PEGレシオ: 成長性を加味した割安判断指標。

    【算出】PER / EPS成長率。

※ IFRS採用銘柄の「経常利益」には「税引前四半期利益」を代替として表示しています。
※ 3ヶ月単体成績は、四半期累計から前回累計を差し引いた純粋な当期間の実績を算出しています。