2501

サッポロホールディングス

プライム / 食料品
時価総額: 6,323.2
決算
2.11
2.91
2.49%
1,605 +14 (+0.85%)
拡大
前回発表: 2026-05-14
次回予定: -

📌 企業概要

ビール類を中核とする総合飲料メーカー。祖業のビール事業に加え、レモン飲料(ポッカレモン等)やスープを展開する食品飲料事業、さらには「恵比寿ガーデンプレイス」等を擁する不動産事業を多角的に展開してきた。しかし、2025年12月に経営の大きな転換点となる決断を下した。外資系ファンド(PAG、KKR等)への不動産事業(一部を除く)の売却(非継続事業化)である。これにより、長年グループの安定収益源であった不動産への依存から脱却し、酒類・飲料事業の抜本的な収益力強化へ経営資源を集中させる「専業回帰」の姿勢を鮮明にしている。

📌 事業・セグメント動向

2025年12月期の売上収益は5,068億円(前期比1.1%減)となったが、事業利益は250億円(同48.6%増)、営業利益は244億円(同332.9%増)と大幅な増益を達成した(継続事業のみの数値)。主力の酒類事業は、「サッポロ生ビール黒ラベル」や「ヱビスビール」の好調と価格改定が寄与し、事業利益285億円(同33.1%増)と業績を力強く牽引した。一方、食品飲料事業は、構造改革(事業譲渡等)の影響で減収となったものの、コスト削減により事業利益は増益を確保した。前期に計上した米国Stone社ののれん減損が剥落したことも、全社の営業利益を大きく押し上げた要因である。

📌 業績・財務見通し

2026年12月期の通期予想は、売上収益5,050億円、営業利益60億円と減収減益を見込む。これは不動産事業売却に伴う一時コストや、ビールブランドへの投資強化、米国事業の構造改革費用を織り込んだためである。しかし、親会社の所有者に帰属する当期利益は、不動産事業子会社の支配喪失に伴う売却益約3,300億円が計上されるため、2,960億円という歴史的な純利益となる見通しだ。この巨額の売却資金は、今後の成長投資と株主還元に充てられる。還元方針は「DOE(株主資本配当率)3%以上」を目安とし、当期は1株90円(前期比38円増配)を実施。さらに2026年1月付で1対5の株式分割を行い、次期は分割後ベースで年間40円(分割前換算200円)へと大幅な連続増配を予定している。不動産売却という大ナタを振るい、資本効率の劇的な改善と株主重視の姿勢を強く打ち出した決算と言える。

最新決算(2026-05-14 発表)

2026年12月期 第1四半期決算

損益実績 (前年比/進捗)

項目 金額 前年比/進捗
売上高 1,089.8
-4.3%
/21.6%
営業益 -21.1
+9.6%
/-35.1%
経常益 -20.7
+46.9%
/-
最終益 -8.8
+79.2%
/-0.3%
1株益 -2.3
+79.2%
/-

通期会社予想 (前期比)

項目 予想 前期比
売上高 5,050.0 -0.4%
営業益 60.0 -75.4%
経常益 - -
最終益 2,960.0 +1,418.1%
1株益 759.3 +1,418.6%
配当 40.0 +122.2%

財政状態

項目金額
総資産 6,379.7
純資産 2,162.3
自己資本 2,149.2
現預金 212.9
流動資産 3,313.2
流動負債 2,058.7
固定負債 -

キャッシュフロー・株式

項目金額/株数
営業CF -18.8
投資CF -9.8
減価償却費 45.9
株式情報
発行済株数 393,971,490
自己株式 4,129,933

業績推移

通期進捗: -35.1 %

通期業績推移

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 配当
2026.12_予 5,050.0 60.0 - 2,960.0 759.3 40.0
2025.12_Full 5,068.6 244.4 227.0 195.0 50.0 18.0
2024.12_Full 5,124.3 56.5 72.2 77.1 19.8 10.4
2023.12_Full 5,186.3 118.2 121.4 87.2 22.4 9.4
2022.12_Full 4,784.2 101.1 113.7 54.5 14.0 8.4

四半期累計比較

売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 1,089.8 -21.1 -20.7 -8.8 -2.3
2025.12_Q1 1,186.8 -22.3 -39.0 -42.2 -10.8
2024.12_Q1 1,127.6 -19.4 -15.1 -19.8 -5.1

3ヶ月単体成績

対象期間 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 1,089.8 -21.1 -20.7 -8.8 -2.3
2025.12_Q4 1,242.7 48.6 59.4 86.1 22.1
2025.12_Q3 1,378.9 124.1 123.7 91.1 23.4
2025.12_Q2 1,260.2 93.9 83.0 60.1 15.4
2025.12_Q1 1,186.8 -22.3 -39.0 -42.2 -10.8
2024.12_Q4 1,268.5 -120.3 -97.6 -37.9 -9.7
2024.12_Q3 1,379.3 100.4 79.2 54.3 13.9
2024.12_Q2 1,349.0 95.7 105.7 80.6 20.7

財務・CF推移

自己資本比率総資産営業CF投資CFFCF
2026.12_Q1 33.7% 6,379.7 -18.8 -9.8 -28.5
2025.12_Full 33.5% 6,536.9 445.9 -29.7 416.2
2024.12_Full 29.5% 6,649.6 361.1 -58.4 302.7
2023.12_Full 27.5% 6,635.7 454.5 -164.4 290.1
2022.12_Full 26% 6,391.2 78.1 -461.4 -383.2

財務指標・セクター比較分析

■ 業種平均より優良 ■ 業種平均より劣後

収益性・効率性

ROE ?
-0.41%
業種平均: 3.78%
営業利益率 ?
-1.93%
業種平均: 5.17%
EBITDA率 ?
2.27%
業種平均: 8.73%

成長性・進捗

売上成長率 ?
-4.33%
業種平均: 5.24%
営業益成長率 ?
-9.61%
業種平均: 9.54%
EPS成長率 ?
-17840.19%
業種平均: 7.42%
営業益進捗率 ?
-35.1%
業種平均: 97.72%

安全性・キャッシュ

自己資本比率 ?
33.7%
業種平均: 91.89%
流動比率 ?
160.9%
業種平均: 221.26%
FCF ?
-28.5
業種平均: -

バリュエーション

PER ?
2.11
業種平均: 31.25
PBR ?
2.91
業種平均: 1.02
配当利回り ?
2.49%
業種平均: 2.56%
PEGレシオ ?
0
業種平均: 8.9

指標の算出方法と定義

■ 収益性・効率性

  • ROE: 自己資本に対する当期利益の割合。

    【算出】直近四半期累計利益 / 自己資本。

  • 営業利益率: 売上高に対する営業利益の割合。

    【算出】直近四半期累計の実績値。

  • EBITDA率: 営業利益に償却費を加えた利益の売上高比。

    【算出】(営業利益 + 減価償却費) / 売上高。

■ 成長性・進捗

  • 売上成長率: 直近の四半期実績を前年同期と比較した伸び率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • 営業益成長率: 本業利益の成長率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • EPS成長率: 1株利益の伸び率。

    【比較】今期会社予想1株利益 / 前期実績1株利益。

  • 営業益進捗率: 今期の達成度。

    【算出】現時点の実績営業利益 / 会社発表の通期予想。

■ 安全性・キャッシュ

  • 自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。

    【時点】直近四半期末時点。

  • 流動比率: 短期的な支払い能力。

    【算出】流動資産 / 流動負債。

  • FCF: 会社が自由に使える現金創出力。

    【算出】営業CF + 投資CF。

■ バリュエーション

  • PER: 市場の期待値と割安度を判定。

    【更新】毎日大引け後に最新株価で再計算。

  • PBR: 資産価値から見た株価水準。

    【算出】最新株価 × 株数 / (自己株式を除いた純資産)。

  • 配当利回り: 株価に対する配当金の割合。

    【算出】会社予想配当金 / 最新株価。

  • PEGレシオ: 成長性を加味した割安判断指標。

    【算出】PER / EPS成長率。

※ IFRS採用銘柄の「経常利益」には「税引前四半期利益」を代替として表示しています。
※ 3ヶ月単体成績は、四半期累計から前回累計を差し引いた純粋な当期間の実績を算出しています。