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フィスコ

グロース / 情報・通信業
時価総額: 45.4
決算
241.46
6.88
0%
99 +3 (+3.12%)
拡大
前回発表: 2026-05-14
次回予定: -

📌 企業概要

金融・経済情報配信サービスおよび上場企業向けIR支援サービスを主軸とする情報サービス企業。中核事業は、専属アナリストによる「フィスコ企業調査レポート」の作成・配信であり、上場企業のIR活動を強力にサポートしている。近年は広告代理業や暗号資産・ブロックチェーン事業への多角化も試みているが、過年度決算における暗号資産の不適切会計処理(評価額・時期の誤り)により金融庁から課徴金納付命令を受け、東京証券取引所へ改善報告書を提出する事態となった。現在は「有事」と位置づけ、本業であるIRコンサルティング分野への経営資源集中と抜本的なコスト削減による収益体質の立て直しを急いでいる。

📌 事業・セグメント動向

当事業年度(NonConsolidated)の売上高は842百万円(前期比2.8%減)と微減収になったものの、営業利益は4百万円(前期は94百万円の赤字)と黒字転換を果たした。勝因は前事業年度下期からの抜本的なコスト構造改革である。売上原価および販管費の削減により、利益率が劇的に改善した。セグメント別では、主力の「情報サービス事業」において、高利益率な「フィスコ企業調査レポート」の新規受注(月平均約10件)が牽引し、セグメント利益284百万円(同37.8%増)と収益を支えた。一方、最終損益は過年度決算訂正に伴う特別損失(課徴金等)29百万円を計上したため、8百万円の純損失となった。3期連続の最終赤字により「継続企業の前提に関する重要事象」が記載されているが、本業の収益力は回復軌道に乗っている。

📌 業績・財務見通し

2026年12月期(NonConsolidated)の通期予想は、売上高836百万円、営業利益20百万円、当期純利益18百万円と、黒字定着を見込む。金融データ取得の内製化や、統合報告書制作・動画配信などの高付加価値サービスの拡充により利益率の向上を図る。一方、問題の発端となった暗号資産事業については、ガバナンス強化と慎重なトレーディング方針を維持し、当面は新規の取り組みを凍結する方針。財務面では、投資有価証券の時価上昇により純資産が1,131百万円(前期末比894百万円増)へ回復。手元現金は192百万円と決して潤沢ではないが、営業キャッシュ・フローが32百万円のプラスに転じており、会社側は資金繰りに懸念はないと判断している。失った市場の信頼回復と、IR支援事業での着実な利益の積み上げが最優先課題となる。

最新決算(2026-05-14 発表)

2026年12月期 第1四半期決算

損益実績 (前年比/進捗)

項目 金額 前年比/進捗
売上高 1.9
+2.6%
/23.2%
営業益 -17百万
+34.6%
/-85.0%
経常益 -16百万
+38.5%
/-76.2%
最終益 -17百万
+34.6%
/-94.4%
1株益 -0.4
+34.5%
/-

通期会社予想 (前期比)

項目 予想 前期比
売上高 8.4 -0.7%
営業益 20百万 +400.0%
経常益 21百万 +320.0%
最終益 18百万 +325.0%
1株益 0.4 +305.0%
配当 - -

財政状態

項目金額
総資産 22.1
純資産 7.0
自己資本 6.6
現預金 1.7
流動資産 2.9
流動負債 87百万
固定負債 14.3

キャッシュフロー・株式

項目金額/株数
営業CF -
投資CF -
減価償却費 101,000
株式情報
発行済株数 45,908,222
自己株式 91,702

業績推移

通期進捗: -85 %

通期業績推移

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 配当
2026.12_予 8.4 20百万 21百万 18百万 0.4 -
2025.12_Full 8.4 4百万 5百万 -8百万 -0.2 -
2024.12_Full 8.7 -94百万 -92百万 -3.0 -6.5 -
2023.12_Full 9.6 -8.6 -7.7 -18.3 -39.9 -
2022.12_Full 9.2 -1.0 -73百万 -29.0 -60.1 3.0

四半期累計比較

売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 1.9 -17百万 -16百万 -17百万 -0.4
2025.12_Q1 1.9 -26百万 -26百万 -26百万 -0.6
2024.12_Q1 1.9 -48百万 -48百万 -49百万 -1.1

3ヶ月単体成績

対象期間 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 1.9 -17百万 -16百万 -17百万 -0.4
2025.12_Q4 1.9 -15百万 -15百万 -23百万 -0.5
2025.12_Q3 2.7 54百万 54百万 65百万 1.4
2025.12_Q2 1.9 -9百万 -8百万 -24百万 -0.5
2025.12_Q1 1.9 -26百万 -26百万 -26百万 -0.6
2024.12_Q4 2.5 7百万 7百万 -27百万 -0.6
2024.12_Q3 2.3 -11百万 -11百万 -3.7 -8.1
2024.12_Q2 2.0 -42百万 -40百万 1.5 -1.8

財務・CF推移

自己資本比率総資産営業CF投資CFFCF
2026.12_Q1 29.9% 22.1 - - -
2025.12_Full 42% 26.7 32百万 -7百万 25百万
2024.12_Full 12.9% 17.8 -39百万 90百万 51百万
2023.12_Full 2.7% 18.6 -40百万 72百万 32百万
2022.12_Full 53.7% 36.8 1.7 -40百万 1.3

財務指標・セクター比較分析

■ 業種平均より優良 ■ 業種平均より劣後

収益性・効率性

ROE ?
-2.58%
業種平均: 4.89%
営業利益率 ?
-8.76%
業種平均: 8.87%
EBITDA率 ?
-8.71%
業種平均: 11.92%

成長性・進捗

売上成長率 ?
2.65%
業種平均: 15.71%
営業益成長率 ?
-34.62%
業種平均: 46.51%
EPS成長率 ?
-327.78%
業種平均: 20.57%
営業益進捗率 ?
-85%
業種平均: 66.77%

安全性・キャッシュ

自己資本比率 ?
29.9%
業種平均: 87%
流動比率 ?
329.3%
業種平均: 328.93%
FCF ?
-
業種平均: -

バリュエーション

PER ?
241.46
業種平均: 41.8
PBR ?
6.88
業種平均: 3.87
配当利回り ?
0%
業種平均: 2.73%
PEGレシオ ?
0
業種平均: 5.59

指標の算出方法と定義

■ 収益性・効率性

  • ROE: 自己資本に対する当期利益の割合。

    【算出】直近四半期累計利益 / 自己資本。

  • 営業利益率: 売上高に対する営業利益の割合。

    【算出】直近四半期累計の実績値。

  • EBITDA率: 営業利益に償却費を加えた利益の売上高比。

    【算出】(営業利益 + 減価償却費) / 売上高。

■ 成長性・進捗

  • 売上成長率: 直近の四半期実績を前年同期と比較した伸び率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • 営業益成長率: 本業利益の成長率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • EPS成長率: 1株利益の伸び率。

    【比較】今期会社予想1株利益 / 前期実績1株利益。

  • 営業益進捗率: 今期の達成度。

    【算出】現時点の実績営業利益 / 会社発表の通期予想。

■ 安全性・キャッシュ

  • 自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。

    【時点】直近四半期末時点。

  • 流動比率: 短期的な支払い能力。

    【算出】流動資産 / 流動負債。

  • FCF: 会社が自由に使える現金創出力。

    【算出】営業CF + 投資CF。

■ バリュエーション

  • PER: 市場の期待値と割安度を判定。

    【更新】毎日大引け後に最新株価で再計算。

  • PBR: 資産価値から見た株価水準。

    【算出】最新株価 × 株数 / (自己株式を除いた純資産)。

  • 配当利回り: 株価に対する配当金の割合。

    【算出】会社予想配当金 / 最新株価。

  • PEGレシオ: 成長性を加味した割安判断指標。

    【算出】PER / EPS成長率。

※ IFRS採用銘柄の「経常利益」には「税引前四半期利益」を代替として表示しています。
※ 3ヶ月単体成績は、四半期累計から前回累計を差し引いた純粋な当期間の実績を算出しています。