3350

メタプラネット

スタンダード / 卸売業
時価総額: 3,873.5
決算
0
1.92
0%
304 -24 (-7.32%)
拡大
前回発表: 2026-05-13
次回予定: -

📌 企業概要

2024年度より「ビットコイン・スタンダード」体制へ移行し、企業価値の源泉を法定通貨からビットコイン(BTC)の蓄積へと転換したビットコイントレジャリー企業。米国MicroStrategy社に続き世界で2番目に同体制を採用し、日本市場における先駆者としての地位を確立している。同社の核心的な戦略は、株主資本および負債を最大限活用してBTCを保有し、1株当たりのBTC保有量(BTCイールド)を最大化することにある。独自の財務戦略「デジタル・クレジット」を掲げ、BTCを裏付けとしたクレジット・ファシリティや、償還期限のない永久資本であるB種種類株式(MERCURY)の発行など、高度な資本政策を駆使してBTC蓄積を加速させている点が最大の強みである。

📌 事業・セグメント動向

2025年12月期(連結)は、売上高8,905百万円(前期比738.3%増)、営業利益6,287百万円(同1,694.5%増)と爆発的な増収増益を達成した。勝因は、BTC関連のオプション取引を中心とする「ビットコインインカム事業」の収益化に加え、BTC蓄積ペースの加速が寄与したことによる。一方で、経常損益および当期純損益は大幅な赤字(約950億円の損失)となった。これは期末のBTC市場価格下落に伴い、営業外費用として1,021億円のビットコイン評価損を計上したためである。ただし、これは会計上の評価調整であり、キャッシュフローへの直接的な悪影響はない。保有BTC残高は35,102BTCへ到達し、前年末比で約20倍に急拡大。重要指標であるBTCイールドは年率568%に達しており、本業のBTC蓄積能力は極めて高い水準を維持している。

📌 業績・財務見通し

今後の焦点は、ボラティリティを制御しつつBTCイールドを維持できるかにある。同社は新たな「キャピタル・アロケーション・ポリシー」を策定し、mNAV(BTC時価純資産倍率)が1倍を下回る水準では普通株式による資金調達を行わない方針を明示した。これにより、安易な希薄化リスクは抑制される。資金調達は、BTC担保のクレジット・ファシリティ(枠5億米ドル)や優先株式の発行を優先し、mNAVが1倍を割れる局面では自己株式取得も辞さない構えだ。優先株式については上場に向けた事前相談を進めており、実現すれば新たな資金調達チャネルとなる。為替変動リスクやBTC価格変動リスクは依然として存在するものの、現預金や売却益ではなく、バランスシート管理による企業価値向上を徹底する方針である。

最新決算(2026-05-13 発表)

2026年12月期 第1四半期決算

損益実績 (前年比/進捗)

項目 金額 前年比/進捗
売上高 30.8
+251.2%
/19.3%
営業益 22.7
+282.9%
/19.9%
経常益 -1,149.3
-1,577.3%
/-
最終益 -1,144.9
-2,169.0%
/-
1株益 -99.0
-701.8%
/-

通期会社予想 (前期比)

項目 予想 前期比
売上高 160.0 +79.7%
営業益 114.0 +81.3%
経常益 - -
最終益 - -
1株益 - -
配当 - -

財政状態

項目金額
総資産 4,666.5
純資産 4,029.6
自己資本 2,017.0
現預金 238.2
流動資産 249.1
流動負債 632.9
固定負債 4.0

キャッシュフロー・株式

項目金額/株数
営業CF -
投資CF -
減価償却費 43百万
株式情報
発行済株数 1,274,171,340
自己株式 26,707

業績推移

通期進捗: 19.9 %

通期業績推移

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 配当
2026.12_予 160.0 114.0 - - - -
2025.12_Full 89.1 62.9 -961.4 -950.5 -131.3 -
2024.12_Full 10.6 3.5 59.9 44.4 22.7 -
2023.12_Full 2.6 -4.7 -4.1 -6.8 -6.3 -
2022.12_Full 3.7 -8.6 -8.4 9.8 17.1 -

四半期累計比較

売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 30.8 22.7 -1,149.3 -1,144.9 -99.0
2025.12_Q1 8.8 5.9 -68.5 -50.5 -12.4
2024.12_Q1 84百万 -50百万 -51百万 -51百万 -0.5

3ヶ月単体成績

対象期間 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 30.8 22.7 -1,149.3 -1,144.9 -99.0
2025.12_Q4 43.9 35.4 -1,193.7 -1,085.7 -150.0
2025.12_Q3 24.0 13.4 126.6 74.7 12.8
2025.12_Q2 12.4 8.2 174.2 111.1 23.0
2025.12_Q1 8.8 5.9 -68.5 -50.5 -12.4
2024.12_Q4 8.1 5.3 63.0 47.6 24.3
2024.12_Q3 82百万 -68百万 -1.4 -1.5 -1.0
2024.12_Q2 84百万 -65百万 -1.3 -1.3 -0.9

財務・CF推移

自己資本比率総資産営業CF投資CFFCF
2026.12_Q1 43.2% 4,666.5 - - -
2025.12_Full 73.7% 5,052.9 66.2 -5,544.0 -5,477.8
2024.12_Full 55.9% 303.3 6.2 -234.5 -228.3
2023.12_Full 67.8% 16.7 -5.7 23.3 17.6
2022.12_Full 11.4% 53.6 -3.0 -2.9 -5.8

財務指標・セクター比較分析

■ 業種平均より優良 ■ 業種平均より劣後

収益性・効率性

ROE ?
-56.77%
業種平均: 4.72%
営業利益率 ?
73.6%
業種平均: 4.04%
EBITDA率 ?
75%
業種平均: 5.44%

成長性・進捗

売上成長率 ?
251.2%
業種平均: 10.36%
営業益成長率 ?
282.94%
業種平均: 27.27%
EPS成長率 ?
-
業種平均: 10.76%
営業益進捗率 ?
19.9%
業種平均: 82.33%

安全性・キャッシュ

自己資本比率 ?
43.2%
業種平均: 82.77%
流動比率 ?
39.4%
業種平均: 226.99%
FCF ?
-
業種平均: -

バリュエーション

PER ?
0
業種平均: 22.11
PBR ?
1.92
業種平均: 0.77
配当利回り ?
0%
業種平均: 3.23%
PEGレシオ ?
0
業種平均: 25.8

指標の算出方法と定義

■ 収益性・効率性

  • ROE: 自己資本に対する当期利益の割合。

    【算出】直近四半期累計利益 / 自己資本。

  • 営業利益率: 売上高に対する営業利益の割合。

    【算出】直近四半期累計の実績値。

  • EBITDA率: 営業利益に償却費を加えた利益の売上高比。

    【算出】(営業利益 + 減価償却費) / 売上高。

■ 成長性・進捗

  • 売上成長率: 直近の四半期実績を前年同期と比較した伸び率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • 営業益成長率: 本業利益の成長率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • EPS成長率: 1株利益の伸び率。

    【比較】今期会社予想1株利益 / 前期実績1株利益。

  • 営業益進捗率: 今期の達成度。

    【算出】現時点の実績営業利益 / 会社発表の通期予想。

■ 安全性・キャッシュ

  • 自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。

    【時点】直近四半期末時点。

  • 流動比率: 短期的な支払い能力。

    【算出】流動資産 / 流動負債。

  • FCF: 会社が自由に使える現金創出力。

    【算出】営業CF + 投資CF。

■ バリュエーション

  • PER: 市場の期待値と割安度を判定。

    【更新】毎日大引け後に最新株価で再計算。

  • PBR: 資産価値から見た株価水準。

    【算出】最新株価 × 株数 / (自己株式を除いた純資産)。

  • 配当利回り: 株価に対する配当金の割合。

    【算出】会社予想配当金 / 最新株価。

  • PEGレシオ: 成長性を加味した割安判断指標。

    【算出】PER / EPS成長率。

※ IFRS採用銘柄の「経常利益」には「税引前四半期利益」を代替として表示しています。
※ 3ヶ月単体成績は、四半期累計から前回累計を差し引いた純粋な当期間の実績を算出しています。