2503

キリンホールディングス

プライム / 食料品
時価総額: 2.29
13
1.58
3.03%
2,509 +37 (+1.5%)
拡大
前回発表: 2026-02-13
次回予定: -

信用取引残高 (週次推移)

発表日 買い残 売り残 貸借倍率
03/06 352,500 99,200 3.55
02/27 378,900 119,900 3.16
02/20 382,300 118,000 3.24
02/13 393,800 107,800 3.65
02/06 347,900 102,600 3.39
※JPX公表の週末残高に基づき毎週火曜日更新

📌 企業概要

「キリン一番搾り」や「午後の紅茶」などの強力なブランドを擁する国内大手飲料メーカー。近年は酒類・飲料事業への依存から脱却し、医薬事業(協和キリン)とヘルスサイエンス事業を成長ドライバーに据える事業ポートフォリオの転換を強力に推進している。特にヘルスサイエンス事業では、「プラズマ乳酸菌」を用いた免疫ケア製品群を軸に、豪州のサプリメント大手ブラックモアズ社の買収や、ファンケル社の完全子会社化(100%化)を実行し、国内外で巨大な健康基盤を確立した。社会課題の解決と経済的価値の創出を両立する「CSV(Creating Shared Value)経営」を根幹に据え、ESG評価機関からも極めて高い評価を得ているグローバル企業である。

📌 事業・セグメント動向

当期の連結売上収益は2兆4,334億円(前年同期比4.1%増)、連結事業利益は2,518億円(同19.3%増)と、3年連続で事業利益の過去最高を更新した。主力である酒類事業は、ビール類の販売数量は減少したものの、価格改定や「キリングッドエール」等の高付加価値商品のヒットが寄与し増収増益。飲料事業も「午後の紅茶」や「プラズマ乳酸菌」入り飲料が好調で増収増益を確保した。特筆すべきはヘルスサイエンス事業であり、売上収益が2,514億円(同43.4%増)と爆発的に伸長し、前年の109億円の赤字から111億円の黒字へと劇的なV字回復を果たした。ファンケル社の完全子会社化や不採算事業(協和発酵バイオのアミノ酸事業等)の売却が収益性改善に大きく寄与している。医薬事業(協和キリン)もグローバル製品群が着実に成長し、全セグメントでの増益を達成した。

📌 業績・財務見通し

次期の通期予想は、連結売上収益2兆4,800億円(同1.9%増)、連結事業利益2,350億円(同6.7%減)と、売上成長は維持するものの事業利益ベースでは減益を見込む。これは、2026年を「変革の起点」と位置づけ、R&Dやデジタル、人的資本といった無形資産への投資を強化するためである。一方で、最終利益にあたる親会社の所有者に帰属する当期利益は1,560億円(同5.7%増)と過去最高益の更新を計画しており、EPS(1株当たり利益)も193円へ向上する見通し。財務面では、ファンケル社等の買収資金として社債発行(1,000億円)や借入を実施し有利子負債が増加しているが、営業キャッシュ・フローは2,954億円(前年同期比526億円増)と極めて強固な現金創出力を見せている。株主還元については「DOE(連結株主資本配当率)5%以上」のコミットメントに基づき、当期は74円(3円増配)、次期は76円と連続増配を予定しており、積極投資と還元のバランスを維持する方針である。

最新決算(2026-02-13 発表)

2025年12月期 本決算

損益実績 (前年比/進捗)

項目 金額 前年比/進捗
売上高 2.43
+4.1%
/-
営業益 1,448.3
+17.5%
/-
経常益 2,378.6
+70.2%
/-
最終益 1,475.4
+153.4%
/-
1株益 182.1
+153.4%
/-

通期会社予想 (前期比)

項目 予想 前期比
売上高 2.48 +1.9%
営業益 1,920.0 -8.4%
経常益 2,580.0 +8.5%
最終益 1,560.0 +5.7%
1株益 193.0 +6.0%
配当 76.0 +2.7%

財政状態

項目金額
総資産 3.49
純資産 1.60
自己資本 1.29
現預金 1,252.9
流動資産 1.07
流動負債 7,789.7
固定負債 1.12

キャッシュフロー・株式

項目金額/株数
営業CF 2,954.3
投資CF -1,850.2
減価償却費 1,018.5
株式情報
発行済株数 914,000,000
自己株式 103,851,881

業績推移

通期進捗: - %

通期業績推移

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 配当
2026.12_予 2.48 2,110.0 2,580.0 1,560.0 192.6 76.0
2025.12_Full 2.43 2,096.8 2,378.6 1,475.4 182.1 74.0
2024.12_Full 2.34 1,253.4 1,397.2 582.1 71.9 71.0
2023.12_Full 2.13 1,502.9 1,970.5 1,127.0 139.2 71.0
2022.12_Full 1.99 1,160.2 1,913.9 1,110.1 135.1 69.0

3ヶ月単体成績

対象期間 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2025.12_Q4 6,772.5 648.5 705.4 447.1 55.2
2025.12_Q3 6,198.1 761.0 835.6 500.0 61.7
2025.12_Q2 5,904.6 377.3 455.0 285.0 35.2
2025.12_Q1 5,458.5 309.9 382.7 243.4 30.1
2024.12_Q4 6,386.7 20.8 -162.8 -210.5 -26.0
2024.12_Q3 6,039.0 423.7 474.6 220.5 27.2
2024.12_Q2 5,940.6 500.6 643.7 313.2 38.7
2024.12_Q1 5,017.6 308.3 441.7 259.0 32.0

財務・CF推移

自己資本比率総資産営業CF投資CFFCF
2025.12_Full 36.8% 3.49 2,954.3 -1,850.2 1,104.1
2024.12_Full 35.2% 3.35 2,428.4 -3,293.8 -865.3
2023.12_Full 39.5% 2.87 2,032.1 -2,260.9 -228.9
2022.12_Full 38.5% 2.54 1,355.6 -104.0 1,251.6

財務指標・セクター比較分析

■ 業種平均より優良 ■ 業種平均より劣後

収益性・効率性

ROE ?
11.46%
業種平均: 6.2%
営業利益率 ?
5.95%
業種平均: 5.79%
EBITDA率 ?
10.14%
業種平均: 11.08%

成長性・進捗

売上成長率 ?
4.06%
業種平均: 4.08%
営業益成長率 ?
17.49%
業種平均: 29.19%
EPS成長率 ?
5.97%
業種平均: 2.13%
営業益進捗率 ?
75.4%
業種平均: 95.66%

安全性・キャッシュ

自己資本比率 ?
36.8%
業種平均: 57.45%
流動比率 ?
137.5%
業種平均: 207.05%
FCF ?
1,104.1
業種平均: -

バリュエーション

PER ?
13
業種平均: 31.03
PBR ?
1.58
業種平均: 1.62
配当利回り ?
3.03%
業種平均: 2.29%
PEGレシオ ?
2.18
業種平均: 10.32

指標の算出方法と定義

■ 収益性・効率性

  • ROE: 自己資本に対する当期利益の割合。

    【算出】直近四半期累計利益 / 自己資本。

  • 営業利益率: 売上高に対する営業利益の割合。

    【算出】直近四半期累計の実績値。

  • EBITDA率: 営業利益に償却費を加えた利益の売上高比。

    【算出】(営業利益 + 減価償却費) / 売上高。

■ 成長性・進捗

  • 売上成長率: 直近の四半期実績を前年同期と比較した伸び率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • 営業益成長率: 本業利益の成長率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • EPS成長率: 1株利益の伸び率。

    【比較】今期会社予想1株利益 / 前期実績1株利益。

  • 営業益進捗率: 今期の達成度。

    【算出】現時点の実績営業利益 / 会社発表の通期予想。

■ 安全性・キャッシュ

  • 自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。

    【時点】直近四半期末時点。

  • 流動比率: 短期的な支払い能力。

    【算出】流動資産 / 流動負債。

  • FCF: 会社が自由に使える現金創出力。

    【算出】営業CF + 投資CF。

■ バリュエーション

  • PER: 市場の期待値と割安度を判定。

    【更新】毎日大引け後に最新株価で再計算。

  • PBR: 資産価値から見た株価水準。

    【算出】最新株価 × 株数 / (自己株式を除いた純資産)。

  • 配当利回り: 株価に対する配当金の割合。

    【算出】会社予想配当金 / 最新株価。

  • PEGレシオ: 成長性を加味した割安判断指標。

    【算出】PER / EPS成長率。

※ IFRS採用銘柄の「経常利益」には「税引前四半期利益」を代替として表示しています。
※ 3ヶ月単体成績は、四半期累計から前回累計を差し引いた純粋な当期間の実績を算出しています。