2206

江崎グリコ

プライム / 食料品
時価総額: 3,739.1
決算
34.77
0.68
1.74%
5,461 -56 (-1.02%)
拡大
前回発表: 2026-05-08
次回予定: -

📌 企業概要

「ポッキー」「プリッツ」「プッチンプリン」など、国内屈指の認知度を誇るロングセラーブランドを多数擁する総合食品メーカー。菓子、乳製品、健康食品から食品原料まで、多角的なポートフォリオをグローバルに展開する。独自の強みは、高付加価値な健康素材「アーモンド」を軸とした市場創出能力と、強力なチルド(冷蔵)物流網による圧倒的な店頭支配力にある。近年は「健康価値」をパーパスに掲げ、中国を中心に「Pocky」ブランドの浸透を図るなど、海外成長を加速させるグローバル企業としての地位を固めている。

📌 事業・セグメント動向

当連結会計年度は売上高361,390百万円(前期比9.1%増)と増収を確保。最大の勝因は、前期に発生したシステム障害に伴うチルド商品(乳製品等)の出荷停止影響からの全面的な回復である。主力製品の販売再開により、乳業事業は18.6%増、国内その他事業は14.6%増と大幅に伸長した。一方で、営業利益は8,736百万円(同21.0%減)と苦戦。乳業事業において原材料・エネルギーコストの転嫁が追いつかず、7,145百万円の営業損失を計上したことが最大の敗因となった。海外事業も中国市場等で10.2%増収となったものの、米国拠点での原価上昇や販促費増が響き、利益面では微減となった。減損損失の計上により純利益も37.9%減と、トップラインの回復に対し収益性の再構築が急務となっている。

📌 業績・財務見通し

2026年12月期は売上高380,000百万円、営業利益14,000百万円(当期比60.3%増)と大幅なV字回復を予想。出荷停止影響の完全払拭と、不振が続く乳業セグメントの黒字化が達成の鍵を握る。財務基盤は極めて盤等であり、自己資本比率は70.5%と鉄壁の水準を維持。現金及び預金は前期末から約150億円増加して約647億円を保有しており、大型投資や不測の事態への耐性は非常に高い。キャッシュフローも営業CFが27,279百万円の黒字へ急改善しており、増資による希薄化リスクは極めて低い。還元方針は安定配当を維持しており、当期も5,729百万円の配当を実施。財務の健全性を背景に、回復期における株主還元の余力は十分にあると判断される。

最新決算(2026-05-08 発表)

2026年12月期 第1四半期決算

損益実績 (前年比/進捗)

項目 金額 前年比/進捗
売上高 852.8
+10.3%
/22.4%
営業益 37.0
+40.7%
/26.4%
経常益 49.6
+35.5%
/29.2%
最終益 35.8
+46.1%
/35.8%
1株益 56.5
+46.4%
/-

通期会社予想 (前期比)

項目 予想 前期比
売上高 3,800.0 +5.1%
営業益 140.0 +60.3%
経常益 170.0 +46.0%
最終益 100.0 +98.6%
1株益 157.1 +98.6%
配当 95.0 0.0%

財政状態

項目金額
総資産 3,838.3
純資産 2,770.6
自己資本 5,050.9
現預金 671.1
流動資産 1,699.5
流動負債 869.8
固定負債 197.9

キャッシュフロー・株式

項目金額/株数
営業CF -
投資CF -
減価償却費 47.6
株式情報
発行済株数 68,468,569
自己株式 5,323,018

業績推移

通期進捗: 26.4 %

通期業績推移

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 配当
2026.12_予 3,800.0 140.0 170.0 100.0 159.9 95.0
2025.12_Full 3,613.9 87.4 116.5 50.4 79.1 95.0
2024.12_Full 3,311.3 110.7 133.5 81.1 127.5 90.0
2023.12_Full 3,325.9 186.2 212.9 141.3 222.3 80.0
2022.12_Full 3,039.2 128.5 136.5 81.0 126.6 80.0

四半期累計比較

売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 852.8 37.0 49.6 35.8 56.5
2025.12_Q1 773.4 26.3 36.6 24.5 38.6
2024.12_Q1 789.9 72.7 75.5 51.2 80.5

3ヶ月単体成績

対象期間 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 852.8 37.0 49.6 35.8 56.5
2025.12_Q4 966.5 -2.8 7.8 -22.3 -35.1
2025.12_Q3 1,002.4 57.6 53.6 35.2 55.4
2025.12_Q2 871.6 6.3 18.5 12.9 20.3
2025.12_Q1 773.4 26.3 36.6 24.5 38.6
2024.12_Q4 899.6 -16.1 -19.8 -1.0 -1.6
2024.12_Q3 871.5 38.0 57.0 45.5 71.5
2024.12_Q2 750.4 16.0 20.7 -14.5 -22.8

財務・CF推移

自己資本比率総資産営業CF投資CFFCF
2026.12_Q1 131.6% 3,838.3 - - -
2025.12_Full 70.5% 3,941.3 272.8 -138.5 134.3
2024.12_Full 72% 3,777.7 18.1 -102.6 -84.4
2023.12_Full 66.3% 3,957.4 280.6 -86.1 194.5
2022.12_Full 66.2% 3,690.6 168.0 -201.4 -33.4

財務指標・セクター比較分析

■ 業種平均より優良 ■ 業種平均より劣後

収益性・効率性

ROE ?
0.71%
業種平均: 3.78%
営業利益率 ?
4.34%
業種平均: 5.17%
EBITDA率 ?
9.92%
業種平均: 8.73%

成長性・進捗

売上成長率 ?
10.26%
業種平均: 5.24%
営業益成長率 ?
40.68%
業種平均: 9.54%
EPS成長率 ?
98.53%
業種平均: 7.42%
営業益進捗率 ?
26.4%
業種平均: 97.72%

安全性・キャッシュ

自己資本比率 ?
131.6%
業種平均: 91.89%
流動比率 ?
195.4%
業種平均: 221.26%
FCF ?
-
業種平均: -

バリュエーション

PER ?
34.77
業種平均: 31.25
PBR ?
0.68
業種平均: 1.02
配当利回り ?
1.74%
業種平均: 2.56%
PEGレシオ ?
0.35
業種平均: 8.9

指標の算出方法と定義

■ 収益性・効率性

  • ROE: 自己資本に対する当期利益の割合。

    【算出】直近四半期累計利益 / 自己資本。

  • 営業利益率: 売上高に対する営業利益の割合。

    【算出】直近四半期累計の実績値。

  • EBITDA率: 営業利益に償却費を加えた利益の売上高比。

    【算出】(営業利益 + 減価償却費) / 売上高。

■ 成長性・進捗

  • 売上成長率: 直近の四半期実績を前年同期と比較した伸び率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • 営業益成長率: 本業利益の成長率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • EPS成長率: 1株利益の伸び率。

    【比較】今期会社予想1株利益 / 前期実績1株利益。

  • 営業益進捗率: 今期の達成度。

    【算出】現時点の実績営業利益 / 会社発表の通期予想。

■ 安全性・キャッシュ

  • 自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。

    【時点】直近四半期末時点。

  • 流動比率: 短期的な支払い能力。

    【算出】流動資産 / 流動負債。

  • FCF: 会社が自由に使える現金創出力。

    【算出】営業CF + 投資CF。

■ バリュエーション

  • PER: 市場の期待値と割安度を判定。

    【更新】毎日大引け後に最新株価で再計算。

  • PBR: 資産価値から見た株価水準。

    【算出】最新株価 × 株数 / (自己株式を除いた純資産)。

  • 配当利回り: 株価に対する配当金の割合。

    【算出】会社予想配当金 / 最新株価。

  • PEGレシオ: 成長性を加味した割安判断指標。

    【算出】PER / EPS成長率。

※ IFRS採用銘柄の「経常利益」には「税引前四半期利益」を代替として表示しています。
※ 3ヶ月単体成績は、四半期累計から前回累計を差し引いた純粋な当期間の実績を算出しています。