5010

日本精蝋

スタンダード / 石油・石炭製品
時価総額: 52.6
決算
5.8
0.57
0%
235 +6 (+2.62%)
拡大

📌 企業概要

ワックス(ろう)製品の製造・販売を主力とする化学メーカー。山口県の徳山工場を主要生産拠点とし、国内および輸出向けにワックスを供給するほか、副産物としての重油販売も手掛ける。直近では不採算取引の解消や在庫圧縮によるキャッシュ・フロー重視の経営へ大きく舵を切っており、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズからの資本性劣後ローンを期限前弁済するなど、財務体質の抜本的な健全化を推進している点が特徴である。今後はライスワックスや水系ワックスエマルジョンといった環境配慮型・高付加価値製品へのシフトを明確にしている。

📌 事業・セグメント動向

2025年12月期の連結業績は、売上高197億76百万円(前期比10.3%減)、営業利益11億73百万円(同47.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益6億97百万円(同60.8%減)と大幅な減収減益となった。主力のワックス事業は、高付加価値品への集中と価格改定により単価は2%上昇したものの、上期の世界経済不透明感(トランプ関税等)による需要減退が響き、販売数量が9%減少した。また、重油販売については、逆ザヤ取引の解消とワックス収率向上に伴う生産減により、販売数量を意図的に36%削減したことが減収の主因となった。損益面では販売減に加え、徳山工場の設備撤去に伴う特別損失計上も響いたが、財務面では棚卸資産の圧縮を断行した結果、営業キャッシュ・フローは36億86百万円の大幅なプラス(前期比7.4億円増)を確保している。

📌 業績・財務見通し

2026年12月期の連結業績予想は、売上高211億円、営業利益18億円、当期純利益8億円と回復を見込む。戦略の柱は徳山工場のリニューアルと新製品開発であり、老朽化設備の撤去跡地に生産効率・品質向上に寄与する新設備を導入するほか、研究開発費を増額しライスワックス等の展開を加速させる。財務面では、前期に15億円を期限前弁済した資本性劣後ローンについて、残額の早期完済を目指しており、有利子負債の圧縮が進む見通しである。一方、株主還元については、2025年12月期は分配可能額欠損により無配となった。次期についても復配を目指すとしつつ現時点では「未定」としており、まずは財務健全化が最優先されるフェーズにある。手元流動性は確保されているが、配当原資の積み上げには時間を要する可能性がある。

最新決算(2026-05-15 発表)

2026年12月期 第1四半期決算

損益実績 (前年比/進捗)

項目 金額 前年比/進捗
売上高 45.0
+4.3%
/21.3%
営業益 4.8
+97.1%
/26.6%
経常益 3.4
+185.7%
/26.2%
最終益 2.7
+91.4%
/33.5%
1株益 13.6
+91.2%
/-

通期会社予想 (前期比)

項目 予想 前期比
売上高 211.0 +6.7%
営業益 18.0 +53.5%
経常益 13.0 +91.2%
最終益 8.0 +14.8%
1株益 40.5 +14.8%
配当 - -

財政状態

項目金額
総資産 277.6
純資産 66.9
自己資本 81.6
現預金 24.6
流動資産 131.2
流動負債 139.7
固定負債 71.0

キャッシュフロー・株式

項目金額/株数
営業CF -
投資CF -
減価償却費 2.2
株式情報
発行済株数 22,400,000
自己株式 2,650,747

業績推移

通期進捗: 26.6 %

通期業績推移

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益 配当
2026.12_予 211.0 18.0 13.0 8.0 40.5 -
2025.12_Full 197.8 11.7 6.8 7.0 35.3 -
2024.12_Full 220.5 22.5 16.8 17.8 90.0 -
2023.12_Full 217.0 -5.5 -7.9 -12.2 -61.9 -
2022.12_Full 384.6 -20.4 -22.6 -23.7 -119.9 2.5

四半期累計比較

売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 45.0 4.8 3.4 2.7 13.6
2025.12_Q1 43.2 2.4 1.2 1.4 7.1
2024.12_Q1 53.3 3.9 2.4 2.2 11.1

3ヶ月単体成績

対象期間 売上高 営業益 経常益 純利益 1株益
2026.12_Q1 45.0 4.8 3.4 2.7 13.6
2025.12_Q4 53.5 2.4 1.2 1.2 5.8
2025.12_Q3 50.3 4.1 2.7 3.2 16.0
2025.12_Q2 50.8 2.8 1.7 1.3 6.4
2025.12_Q1 43.2 2.4 1.2 1.4 7.1
2024.12_Q4 56.0 5.0 3.6 4.7 24.0
2024.12_Q3 52.6 5.5 4.0 4.5 22.7
2024.12_Q2 58.6 8.0 6.9 6.4 32.3

財務・CF推移

自己資本比率総資産営業CF投資CFFCF
2026.12_Q1 29.4% 277.6 - - -
2025.12_Full 23.4% 272.8 36.9 -6.0 30.9
2024.12_Full 19.1% 297.3 29.4 -1.5 27.9
2023.12_Full 12.6% 300.0 14.1 -5.0 9.2
2022.12_Full 16.3% 331.7 -16.3 -3.4 -19.6

財務指標・セクター比較分析

■ 業種平均より優良 ■ 業種平均より劣後

収益性・効率性

ROE ?
3.28%
業種平均: 2.78%
営業利益率 ?
10.64%
業種平均: 6.7%
EBITDA率 ?
15.46%
業種平均: 9.89%

成長性・進捗

売上成長率 ?
4.33%
業種平均: -3.1%
営業益成長率 ?
97.12%
業種平均: 75.97%
EPS成長率 ?
14.66%
業種平均: 18.42%
営業益進捗率 ?
26.6%
業種平均: 74.75%

安全性・キャッシュ

自己資本比率 ?
29.4%
業種平均: 77.49%
流動比率 ?
93.9%
業種平均: 179.77%
FCF ?
-
業種平均: -

バリュエーション

PER ?
5.8
業種平均: 18.06
PBR ?
0.57
業種平均: 0.66
配当利回り ?
0%
業種平均: 3.68%
PEGレシオ ?
0.4
業種平均: 1.02

指標の算出方法と定義

■ 収益性・効率性

  • ROE: 自己資本に対する当期利益の割合。

    【算出】直近四半期累計利益 / 自己資本。

  • 営業利益率: 売上高に対する営業利益の割合。

    【算出】直近四半期累計の実績値。

  • EBITDA率: 営業利益に償却費を加えた利益の売上高比。

    【算出】(営業利益 + 減価償却費) / 売上高。

■ 成長性・進捗

  • 売上成長率: 直近の四半期実績を前年同期と比較した伸び率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • 営業益成長率: 本業利益の成長率。

    【期間】直近四半期累計実績 vs 前年度同時期累計実績。

  • EPS成長率: 1株利益の伸び率。

    【比較】今期会社予想1株利益 / 前期実績1株利益。

  • 営業益進捗率: 今期の達成度。

    【算出】現時点の実績営業利益 / 会社発表の通期予想。

■ 安全性・キャッシュ

  • 自己資本比率: 総資産に占める自己資本の割合。

    【時点】直近四半期末時点。

  • 流動比率: 短期的な支払い能力。

    【算出】流動資産 / 流動負債。

  • FCF: 会社が自由に使える現金創出力。

    【算出】営業CF + 投資CF。

■ バリュエーション

  • PER: 市場の期待値と割安度を判定。

    【更新】毎日大引け後に最新株価で再計算。

  • PBR: 資産価値から見た株価水準。

    【算出】最新株価 × 株数 / (自己株式を除いた純資産)。

  • 配当利回り: 株価に対する配当金の割合。

    【算出】会社予想配当金 / 最新株価。

  • PEGレシオ: 成長性を加味した割安判断指標。

    【算出】PER / EPS成長率。

※ IFRS採用銘柄の「経常利益」には「税引前四半期利益」を代替として表示しています。
※ 3ヶ月単体成績は、四半期累計から前回累計を差し引いた純粋な当期間の実績を算出しています。