【添付資料】

 

添付資料の目次

 

1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………

2

(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………

2

(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………

4

(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………

5

(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………

6

(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……………………………………………

6

(6)事業等のリスク ……………………………………………………………………………………

7

 

 

2.企業集団の状況 …………………………………………………………………………………………

8

 

 

3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………

10

 

 

4.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………

11

(1)連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………

11

(2)連結損益計算書……………………………………………………………………………………

13

(3)連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………

14

(4)連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………

15

(5)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………

16

(6)継続企業の前提に関する注記 ……………………………………………………………………

18

(7)連結財務諸表注記 …………………………………………………………………………………

18

1.報告企業 ……………………………………………………………………………………………

18

2.作成の基礎 …………………………………………………………………………………………

18

3.重要性がある会計方針 ……………………………………………………………………………

22

4.セグメント情報 ……………………………………………………………………………………

35

5.1株当たり情報 ……………………………………………………………………………………

37

6.重要な後発事象 ……………………………………………………………………………………

38

 

1.経営成績等の概況

(1)当期の経営成績の概況

2026年3月期の経営成績の概況については、本決算短信と同日にTDnet及び当社Webサイトで開示している以下の資料をご参照ください。

・プレゼンテーション資料

・決算詳細資料

※最新IR資料ダウンロード:https://www.kddi.com/corporate/ir/ir-library/presentation/

 

連結業績

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2025年3月期

自 2024年4月1日

至 2025年3月31日

2026年3月期

自 2025年4月1日

至 2026年3月31日

比較増減

 

増減率(%)

 

 

売上高

 

5,835,525

6,071,915

236,390

4.1

 

 

売上原価

 

3,343,655

3,481,279

137,623

4.1

 

売上総利益

 

2,491,870

2,590,636

98,766

4.0

 

 

販売費及び一般管理費

 

1,429,465

1,529,370

99,906

7.0

 

 

その他の損益(△損失)

 

△2,438

△2,031

407

 

 

持分法による投資損益(△損失)

 

27,501

39,890

12,389

45.1

 

営業利益

 

1,087,468

1,099,125

11,657

1.1

 

 

金融損益(△損失)

 

△19,513

△5,485

14,028

 

 

その他の営業外損益(△損失)

 

5,464

24,264

18,800

344.1

 

税引前当期利益

 

1,073,418

1,117,904

44,485

4.1

 

 

法人所得税費用

 

337,573

337,243

△330

△0.1

 

当期利益

 

735,846

780,661

44,815

6.1

 

 

親会社の所有者

 

655,416

707,112

51,697

7.9

 

 

非支配持分

 

80,430

73,549

△6,881

△8.6

当期より、組織変更及び業績管理区分の見直しに伴い、連結子会社及び関連会社の一部所管セグメントを見直しております。これに伴い、前期のセグメント情報については、変更後のセグメント区分に基づき作成したものを開示しております。

当期の売上高は、前期と比較し、通信を基盤としたモバイル収入に加え、金融事業収入やIoT関連サービス・データセンター等で構成されるグロース領域の成長による収入の増加等により、6,071,915百万円(4.1%増)となりました。

営業利益は、前期と比較し、売上高の増加等により、1,099,125百万円(1.1%増)となりました。

親会社の所有者に帰属する当期利益は、707,112百万円(7.9%増)となりました。

 

 

パーソナルセグメントにおける、当期の業績概要等は以下のとおりです。

 

■業 績

 

 

(単位:百万円)

 

2025年3月期

自 2024年4月1日

至 2025年3月31日

2026年3月期

自 2025年4月1日

至 2026年3月31日

比較増減

 

増減率

(%)

売上高

4,709,292

4,812,737

103,445

2.2

営業利益

846,317

828,337

△17,979

△2.1

当期の売上高は、前期と比較し、通信を基盤としたモバイル収入に加え、金融事業収入の増加等により、4,812,737百万円(2.2%増)となりました。

営業利益は、前期と比較し、売上高の増加等があったものの、過去に資産計上した短期解約者に係る契約コストの減損等により、828,337百万円(2.1%減)となりました。

 

 

 

ビジネスセグメントにおける、当期の業績概要等は以下のとおりです。

 

業 績

 

 

 

(単位:百万円)

 

2025年3月期

自 2024年4月1日

至 2025年3月31日

2026年3月期

自 2025年4月1日

至 2026年3月31日

比較増減

 

増減率

(%)

売上高

1,405,762

1,527,914

122,151

8.7

営業利益

235,253

263,884

28,631

12.2

当期の売上高は、前期と比較し、IoT関連サービス・データセンター等で構成されるグロース領域の成長による収入の増加等により、1,527,914百万円(8.7%増)となりました。

営業利益は、前期と比較し、売上高の増加等により、263,884百万円(12.2%増)となりました。

 

(2)当期の財政状態の概況

 

 

2025年3月期

2026年3月期

比較増減

資産合計(百万円)

16,714,708

19,063,364

2,348,656

負債合計(百万円)

11,159,713

13,470,674

2,310,961

資本合計(百万円)

5,554,995

5,592,690

37,695

親会社の所有者に帰属する持分(百万円)

5,032,495

5,076,738

44,242

親会社所有者帰属持分比率(%)

30.1

26.6

△3.5

1株当たり親会社所有者帰属持分(円)

1,264.94

1,333.50

68.56

有利子負債残高(百万円)

4,437,562

5,375,351

937,789

(注)当社は2025年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っており、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり親会社所有者帰属持分を算定しております。

(資産)

資産は、コールローン等が減少したものの、金融事業の貸出金、営業債権及びその他の債権等が増加したことにより、前連結会計年度末と比較し、2,348,656百万円増加し、19,063,364百万円となりました。

(負債)

負債は、金融事業の預金、借入金及び社債等が増加したことにより、前連結会計年度末と比較し、2,310,961百万円増加し、13,470,674百万円となりました。

(資本)

資本は、親会社の所有者に帰属する持分の増加等により、5,592,690百万円となりました。

以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末の30.1%から26.6%となりました。

(3)当期のキャッシュ・フローの概況

 

 

 

(単位:百万円)

 

2025年3月期

2026年3月期

比較増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

1,249,042

1,788,853

539,811

投資活動によるキャッシュ・フロー

△1,180,103

△1,080,455

99,648

フリー・キャッシュ・フロー ※

68,939

708,398

639,460

財務活動によるキャッシュ・フロー

△33,555

△553,130

△519,575

現金及び現金同等物に係る換算差額

△1,415

2,363

3,778

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

33,969

157,632

123,663

現金及び現金同等物の期首残高

887,207

921,175

33,969

現金及び現金同等物の期末残高

921,175

1,078,807

157,632

※ フリー・キャッシュ・フローは「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・フロー」の合計であります。

 

営業活動によるキャッシュ・フロー(収入)は、前期と比較し、金融事業の借入金の増加幅が小さくなったこと等により収入が減少したものの、金融事業の預金の増加幅が大きくなったこと等による収入の増加により、539,811百万円増加し、1,788,853百万円の収入となりました。

投資活動によるキャッシュ・フロー(支出)は、前期と比較し、前期にあったローソン等の関連会社株式の取得による支出の減少等により、99,648百万円減少し、1,080,455百万円の支出となりました。

財務活動によるキャッシュ・フロー(支出)は、前期と比較し、社債発行及び長期借入による収入の減少等により、519,575百万円増加し、553,130百万円の支出となりました。

また、上記キャッシュ・フローに加えて、現金及び現金同等物に係る換算差額により2,363百万円増加した結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較し、157,632百万円増加し、1,078,807百万円となりました。

 

(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

2022年3月期

2023年3月期

2024年3月期

2025年3月期

2026年3月期

親会社所有者帰属

持分比率(%)

45.0

42.7

36.9

30.1

26.6

インタレスト・

カバレッジ・レシオ(倍)

226.0

159.4

200.2

83.4

70.4

EBITDA

純有利子負債倍率(倍)

0.4

0.7

0.9

2.0

2.3

(注)・親会社所有者帰属持分比率       : 親会社の所有者に帰属する持分/資産合計

・インタレスト・カバレッジ・レシオ   : キャッシュ・フロー/利払い

・EBITDA純有利子負債倍率        : 純有利子負債/EBITDA

 

※ キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。

※ 利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

※ 純有利子負債の数値は、有利子負債の数値から連結財政状態計算書に計上されている現金及び現金同等物を控除しております。

※ 2024年3月期よりIFRS第17号「保険契約」を適用しております。これに伴い、2023年3月期の数値については、当該会計基準を遡って適用した後の数値を開示しております。

 

(4)今後の見通し

AIが前提となる社会を見据えた新たな成長構造実現に向けて発表した中期経営戦略「Power-to-Connect 2028」の下、グループ成長の原動力として、「Infrastructure Fusion(通信基盤とAI基盤の融合)」、「Real-Tech Fusion(顧客体験におけるテクノロジーとリアルの融合)」、「HR Fusion(多様なスキル・経験の融合)」の3つを推進します。

売上高は6,410,000百万円と対前年で増収を見込んでおります。

調整後営業利益は1,210,000百万円、また親会社の所有者に帰属する調整後当期利益は731,000百万円とそれぞれ対前年で増益を見込んでおります。

テレコム事業の安定成長とグロース領域の拡大を両立し、資本効率を重視した経営を通じて持続的な企業価値向上を図ります。

今後の状況の変化によって業績予想の修正が必要になった場合、速やかに開示いたします。

 

中期経営戦略について、詳細は以下をご参照ください。

https://www.kddi.com/vision/

 

(注)上記の調整後利益は、非経常的かつ大規模なコストやポートフォリオ見直しに伴う一時損益を除外したものです。

 

(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当

 利益配分につきましては、株主の皆さまへの還元を経営の重要事項と認識しており、財務面の健全性を維持しつつ、安定的な配当を継続することを基本とし、2026年3月期までの中期経営戦略においては、持続的な成長への投資を勘案しながら、連結配当性向40%超を維持する方針としております。

 当期の配当につきましては、中間配当金として既に1株当たり40円00銭を実施いたしました。株主の皆様の日頃のご支援に感謝の意を表するとともに、将来の業績向上に向けた事業展開等を総合的に勘案し、期末配当金につきましては、前連結会計年度の実績から2円50銭増配し、1株当たり40円00銭することを予定しており、この結果、年間配当金は1株当たり80円00銭、連結配当性向は43.6%を予定しております。

 また、次期以降の3ヶ年は、調整後当期利益に対する連結配当性向40%超を維持する方針といたします。次期の配当(注)につきましては、中間配当金、期末配当金ともに1株当たり42円00銭とし、年間配当金は1株当たり84円00銭、連結配当性向42.8%を予定しております。

  (注)株式分割の実施について

     上記金額は、2025年4月1日付けで実施した2分割を考慮した値となります。

 

(6)事業等のリスク

 本決算短信の提出日現在において、2026年3月31日提出の前事業年度の有価証券報告書の訂正報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更があった事項は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本決算短信の提出日現在において当社グループが判断したものでありま す。

 また、以下の見出しに付された項目番号は、2026年3月31日提出の前事業年度の有価証券報告書の訂正報告書における「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3.事業等のリスク」の項目番号に対応したものであります。なお、当該事項の変更のない部分については、省略をしております。

 

 

(10)内部統制に関するリスク

 

 当社の連結子会社であるビッグローブ株式会社及び同社の子会社であるジー・プラン株式会社(以下、併せて「本件子会社」といいます。)の広告代理事業に関し、本件子会社の社員により不適切な取引が行われていた疑いが確認されたことに伴い、外部の弁護士・公認会計士で構成される特別調査委員会による調査を実施した結果、実体が存在しない架空循環取引が行われていたことが認められました。

 今後、特別調査委員会による原因分析及び提言を真摯に受け止め、グループ全体のガバナンス体制の強化と再発防止策の徹底に取り組むことで、信頼回復に全力を尽くしてまいります。

 これらの再発防止に向けた内部統制の一部又は全部が適切に整備・運用されず、財務報告等に重大な誤りが発生した場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

2.企業集団の状況

当社の企業集団は、当社、連結子会社193社(国内133社、海外60社)、持分法適用関連会社及び共同支配企業46社(国内36社、海外10社)により構成されており、「パーソナル事業」、「ビジネス事業」を主な事業としております。

当社グループの事業における当社、連結子会社、持分法適用関連会社及び共同支配企業の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。

パーソナル事業

主要なサービス

 日本国内においては、「au」「UQ mobile」「povo」のマルチブランドで提供する5G通信サービスを中心に、金融、エネルギー、LX(ライフトランスフォーメーション)等の各種サービスを連携し拡充することで、新たな付加価値・体験価値の提供を目指していることに加え、地域のパートナーの皆さまとともに、デジタルデバイド解消とサステナブルな地域共創の実現を目指しています。

 海外においては、国内で培った事業ノウハウを生かし、モンゴルのお客さま向けに、通信サービス、金融サービスおよび映像等のエンタメサービスを提供するとともに、ミャンマーでは現地通信事業者のサポートに取り組んでいます。また、日本から海外へ渡航されるお客さま、海外から日本に来られるお客さま向けの通信サービスについても利便性の向上に努めています。

 

〔親会社〕

KDDI(株)

主要な関係会社

 

〔連結子会社〕

 

沖縄セルラー電話(株)、JCOM(株)、UQコミュニケーションズ(株)、

ビッグローブ(株)、(株)イーオンホールディングス、

中部テレコミュニケーション(株)、auフィナンシャルホールディングス(株)、ジュピターショップチャンネル(株)、

auエネルギーホールディングス(株)、エナリス(株)、KDDI Sonic-Falcon株式会社、

KDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPORE PTE. LTD.、KDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.、MobiCom Corporation LLC

 

〔持分法適用関連会社〕

(株)カカクコム、KKCompany Technologies Inc.

 

〔持分法適用共同支配企業〕

(株)ローソン

ビジネス事業

主要なサービス

 日本国内および海外において、幅広い法人のお客さま向けに、スマートフォン等のデバイス、ネットワーク、クラウド等の多様なソリューションや、「Telehouse」ブランドでのデータセンターサービス等を提供しています。

 加えて、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX」を立ち上げ、法人のお客さまが抱える業界特有の課題解消に取り組み、お客さまの事業成長と社会課題解決に貢献していきます。

 引き続き、5G通信を中心にIoTやDX、生成AIなどを活用したソリューションを、パートナー企業との連携によってグローバルにワンストップで提供し、お客さまのビジネスの発展・拡大をサポートしていきます。

 

〔親会社〕

KDDI(株)

主要な関係会社

〔連結子会社〕

沖縄セルラー電話(株)、JCOM(株)、中部テレコミュニケーション(株)、auエネルギーホールディングス(株)、

KDDIまとめてオフィス(株)、アルティウスリンク(株)、

KDDI Digital Divergence Holdings(株)、アイレット(株)、

KDDIエンジニアリング(株)、(株)ラック、

KDDI America, Inc.、Telehouse Canada Inc.、

KDDI Europe Limited、北京凱迪迪愛通信技術有限公司、

KDDI Asia Pacific Pte Ltd、

TELEHOUSE International Corporation of America、

TELEHOUSE Holdings Limited、

TELEHOUSE International Corporation of Europe Ltd.

 

その他

主要なサービス

通信設備建設及び保守、情報通信技術の研究及び開発等を提供しています。

 

〔親会社〕

KDDI(株)

主要な関係会社

〔連結子会社〕

KDDIエンジニアリング(株)

 

〔持分法適用関連会社〕

京セラコミュニケーションシステム(株)

 

 

3.会計基準の選択に関する基本的な考え方

  当社グループは、財務情報の国際的な比較可能性の向上や開示の拡充により、国内外の投資家等、様々なステークホルダーの皆さまに対して、より重要性の高い情報を提供することを目的に、2016年3月期よりIFRSを適用しております。

4.連結財務諸表及び主な注記

(1)連結財政状態計算書

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

 

当連結会計年度

(2026年3月31日)

資産

 

 

 

非流動資産:

 

 

 

有形固定資産

2,875,257

 

2,999,321

使用権資産

416,862

 

521,939

のれん

581,757

 

580,269

無形資産

1,028,463

 

1,058,151

持分法で会計処理されている投資

731,949

 

715,022

金融事業の貸出金

4,734,825

 

5,534,048

金融事業の有価証券

442,499

 

708,845

その他の長期金融資産

405,161

 

543,633

退職給付に係る資産

6,179

 

8,112

繰延税金資産

25,723

 

26,261

契約コスト

716,415

 

732,510

その他の非流動資産

43,111

 

56,826

非流動資産合計

12,008,201

 

13,484,936

 

 

 

 

流動資産:

 

 

 

棚卸資産

132,743

 

140,295

営業債権及びその他の債権

2,944,729

 

3,227,074

金融事業の貸出金

412,619

 

864,429

コールローン

101,516

 

33,372

その他の短期金融資産

30,467

 

40,055

未収法人所得税

373

 

4,225

その他の流動資産

162,885

 

190,171

現金及び現金同等物

921,175

 

1,078,807

流動資産合計

4,706,507

 

5,578,428

資産合計

16,714,708

 

19,063,364

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

 

当連結会計年度

(2026年3月31日)

負債及び資本

 

 

 

負債

 

 

 

非流動負債:

 

 

 

借入金及び社債

2,297,564

 

2,588,058

金融事業の預金

155,913

 

120,583

リース負債

292,893

 

382,914

その他の長期金融負債

20,864

 

24,974

退職給付に係る負債

11,191

 

12,509

繰延税金負債

229,187

 

250,231

引当金

41,873

 

39,684

契約負債

87,463

 

98,567

その他の非流動負債

15,417

 

15,180

非流動負債合計

3,152,365

 

3,532,699

 

 

 

 

流動負債:

 

 

 

借入金及び社債

1,734,528

 

2,279,998

営業債務及びその他の債務

943,333

 

973,109

金融事業の預金

4,407,474

 

5,546,369

コールマネー

879

 

2,718

債券貸借取引受入担保金

256,679

 

430,286

リース負債

112,577

 

124,381

その他の短期金融負債

1,625

 

2,942

未払法人所得税

167,755

 

174,022

引当金

40,887

 

49,970

契約負債

93,864

 

102,966

その他の流動負債

247,747

 

251,213

流動負債合計

8,007,348

 

9,937,974

負債合計

11,159,713

 

13,470,674

 

 

 

 

資本

 

 

 

親会社の所有者に帰属する持分

 

 

 

資本金

141,852

 

141,852

資本剰余金

259,047

 

257,627

自己株式

△819,072

 

△822,073

利益剰余金

5,400,113

 

5,406,985

その他の包括利益累計額

50,556

 

92,347

親会社の所有者に帰属する持分合計

5,032,495

 

5,076,738

非支配持分

522,500

 

515,952

資本合計

5,554,995

 

5,592,690

負債及び資本合計

16,714,708

 

19,063,364

 

(2)連結損益計算書

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

売上高

5,835,525

 

6,071,915

売上原価

3,343,655

 

3,481,279

売上総利益

2,491,870

 

2,590,636

販売費及び一般管理費

1,429,465

 

1,529,370

その他の収益

12,763

 

18,156

その他の費用

15,202

 

20,188

持分法による投資損益(△は損失)

27,501

 

39,890

営業利益

1,087,468

 

1,099,125

金融収益

10,112

 

28,269

金融費用

29,625

 

33,754

その他の営業外損益(△は損失)

5,464

 

24,264

税引前当期利益

1,073,418

 

1,117,904

法人所得税費用

337,573

 

337,243

当期利益

735,846

 

780,661

 

 

 

 

当期利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

655,416

 

707,112

非支配持分

80,430

 

73,549

当期利益

735,846

 

780,661

 

 

 

 

親会社の所有者に帰属する1株当たり当期利益

 

 

 

基本的1株当たり当期利益(円)

161.86

 

183.59

希薄化後1株当たり当期利益(円)

161.81

 

183.55

 

(3)連結包括利益計算書

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

当期利益

735,846

 

780,661

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

確定給付型年金制度の再測定額

△798

 

△1,977

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の公正価値変動額

△55,763

 

17,269

持分法適用会社におけるその他の

包括利益に対する持分相当額

1,139

 

992

合計

△55,422

 

16,283

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

△1,017

 

1,831

在外営業活動体の換算差額

△13,147

 

31,744

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品の公正価値変動額

 

△6,981

持分法適用会社におけるその他の

包括利益に対する持分相当額

803

 

927

合計

△13,361

 

27,521

その他の包括利益合計

△68,783

 

43,805

当期包括利益合計

667,062

 

824,466

 

 

 

 

当期包括利益合計の帰属

 

 

 

親会社の所有者

582,316

 

748,800

非支配持分

84,747

 

75,666

合計

667,062

 

824,466

 

(注) 上記の計算書の項目は税引後で開示しております。

 

(4)連結持分変動計算書

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

親会社の所有者に帰属する持分

 

非支配

持分

 

資本

合計

 

資本金

 

資本

剰余金

 

自己

株式

 

利益

剰余金

 

その他の

包括利益

累計額

 

合計

 

 

2024年4月1日

141,852

 

310,587

 

845,093

 

5,457,264

 

123,438

 

5,188,048

 

543,864

 

5,731,912

当期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当期利益

 

 

 

655,416

 

 

655,416

 

80,430

 

735,846

その他の包括利益

 

 

 

 

73,100

 

73,100

 

4,317

 

68,783

当期包括利益合計

 

 

 

655,416

 

73,100

 

582,316

 

84,747

 

667,062

所有者との取引額等

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

286,908

 

 

286,908

 

55,262

 

342,169

その他の包括利益累計額から利益剰余金への振替

 

 

 

217

 

217

 

 

 

自己株式の取得及び処分

 

166

 

400,001

 

 

 

400,167

 

 

400,167

自己株式の消却

 

425,672

 

425,672

 

 

 

 

 

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

425,672

 

 

425,672

 

 

 

 

企業結合による変動

 

613

 

 

 

 

613

 

5,510

 

6,123

支配継続子会社に対する持分変動

 

52,259

 

 

 

 

52,259

 

56,501

 

108,760

その他

 

272

 

351

 

231

 

 

853

 

142

 

995

所有者との取引額等合計

 

51,540

 

26,022

 

712,566

 

217

 

737,868

 

106,111

 

843,979

2025年3月31日

141,852

 

259,047

 

819,072

 

5,400,113

 

50,556

 

5,032,495

 

522,500

 

5,554,995

 

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

親会社の所有者に帰属する持分

 

非支配

持分

 

資本

合計

 

資本金

 

資本

剰余金

 

自己

株式

 

利益

剰余金

 

その他の

包括利益

累計額

 

合計

 

 

2025年4月1日

141,852

 

259,047

 

819,072

 

5,400,113

 

50,556

 

5,032,495

 

522,500

 

5,554,995

当期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当期利益

 

 

 

707,112

 

 

707,112

 

73,549

 

780,661

その他の包括利益

 

 

 

 

41,688

 

41,688

 

2,117

 

43,805

当期包括利益合計

 

 

 

707,112

 

41,688

 

748,800

 

75,666

 

824,466

所有者との取引額等

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

301,566

 

 

301,566

 

54,260

 

355,826

その他の包括利益累計額から利益剰余金への振替

 

 

 

104

 

104

 

 

 

自己株式の取得及び処分

 

64

 

400,004

 

 

 

400,068

 

 

400,068

自己株式の消却

 

396,515

 

396,515

 

 

 

 

 

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

396,515

 

 

396,515

 

 

 

 

企業結合による変動

 

 

 

 

 

 

1,487

 

1,487

支配継続子会社に対する持分変動

 

1,438

 

 

 

 

1,438

 

26,620

 

28,058

その他

 

83

 

488

 

2,055

 

 

1,484

 

154

 

1,330

所有者との取引額等合計

 

1,420

 

3,002

 

700,240

 

104

 

704,558

 

82,213

 

786,771

2026年3月31日

141,852

 

257,627

 

822,073

 

5,406,985

 

92,347

 

5,076,738

 

515,952

 

5,592,690

 

(5)連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前当期利益

1,073,418

 

1,117,904

減価償却費及び償却費

683,782

 

688,271

減損損失

8,864

 

53,470

損失評価引当金繰入額

△106,457

 

2,162

持分法による投資損益(△は益)

△27,501

 

△39,890

固定資産売却損益(△は益)

134

 

7

受取利息及び受取配当金

△9,269

 

△8,818

支払利息

17,726

 

28,167

営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)

△179,471

 

△262,117

営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)

55,496

 

3,379

金融事業の貸出金の増減額(△は増加)

△1,579,797

 

△1,250,719

金融事業の預金の増減額(△は減少)

737,249

 

1,103,565

金融事業の借入金の増減額(△は減少)

1,100,000

 

485,300

コールローンの増減額(△は増加)

△73,279

 

68,121

コールマネーの増減額(△は減少)

△37,093

 

1,839

債券貸借取引受入担保金の増減額(△は減少)

△6,478

 

173,607

棚卸資産の増減額(△は増加)

△36,441

 

△7,484

退職給付に係る資産の増減額(△は増加)

△1,083

 

1,934

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

△605

 

△2,549

その他

△65,621

 

△86,926

小計

1,553,576

 

2,069,220

利息及び配当金の受取額

16,036

 

70,451

利息の支払額

△14,985

 

△25,411

法人所得税の支払額

△308,263

 

△326,884

法人所得税の還付額

2,678

 

1,478

営業活動によるキャッシュ・フロー合計

1,249,042

 

1,788,853

 

 

 

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

△400,947

 

△404,828

有形固定資産の売却による収入

548

 

386

無形資産の取得による支出

△281,984

 

△274,178

金融事業の有価証券の取得による支出

△95,622

 

△370,991

金融事業の有価証券の売却または償還による収入

83,256

 

47,216

その他の金融資産の取得による支出

△41,812

 

△72,444

その他の金融資産の売却または償還による収入

12,295

 

20,324

子会社の支配獲得による支出

△27,416

 

△2,691

子会社の支配獲得による収入

4,069

 

372

関連会社株式の取得による支出

△498,898

 

△2,213

子会社及び関連会社株式の売却による収入

92,655

 

2,643

子会社に対する支配喪失による支出

 

△21,443

その他

△26,247

 

△2,608

投資活動によるキャッシュ・フロー合計

△1,180,103

 

△1,080,455

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入の純増減額(△は減少)

183,031

 

△132,000

コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)

 

97,879

社債発行及び長期借入による収入

982,500

 

640,000

社債償還及び長期借入返済による支出

△213,698

 

△258,008

リース負債の返済による支出

△135,072

 

△138,921

非支配持分からの子会社持分取得による支出

△101,072

 

△19,819

非支配持分からの払込みによる収入

3

 

23,168

非支配持分への払戻しによる支出

△7,091

 

△10,182

自己株式の取得による支出

△400,001

 

△400,004

配当金の支払額

△286,885

 

△301,547

非支配持分への配当金の支払額

△55,268

 

△53,695

その他

△2

 

△0

財務活動によるキャッシュ・フロー合計

△33,555

 

△553,130

現金及び現金同等物に係る換算差額

△1,415

 

2,363

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

33,969

 

157,632

現金及び現金同等物の期首残高

887,207

 

921,175

現金及び現金同等物の期末残高

921,175

 

1,078,807

 

(6)継続企業の前提に関する注記

 該当事項はありません。

 

(7)連結財務諸表注記

1.報告企業

 KDDI株式会社(以下「当社」)は日本の会社法に従い設立された株式会社であります。当社の所在地は日本であり、登記している本社の住所は東京都新宿区西新宿二丁目3番2号であります。当社の連結財務諸表は2026年3月31日を期末日とし、当社及び子会社(以下「当社グループ」)、ならびに当社グループの関連会社及び共同支配企業に対する持分により構成されております。なお、当社は、当社グループの最終的な親会社であります。

 当社グループの主な事業内容及び主要な活動は、「パーソナル事業」、「ビジネス事業」であります。

 詳細については、「4.セグメント情報(1)報告セグメントの概要」に記載しております。

 

 

2.作成の基礎

(1)連結財務諸表がIFRSに準拠している旨に関する事項

 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同規則第312条の規定により、国際財務報告基準(International Financial Reporting Standards;以下「IFRS」)に準拠して作成しております。

 

(2)測定の基礎

 当社グループの連結財務諸表は、連結財政状態計算書における以下の重要な項目を除き、取得原価を基礎として作成しております。

・デリバティブ資産及びデリバティブ負債(公正価値で測定)

・純損益を通じて公正価値で測定する金融資産または金融負債

・その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

・確定給付制度に係る資産または負債(確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して測定)

 

(3)表示通貨及び単位

 当社グループの連結財務諸表の表示通貨は、当社が営業活動を行う主要な経済環境における通貨(以下「機能通貨」)である日本円であり、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

(4)見積り及び判断の利用

 IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、会計方針の適用、資産・負債・収益及び費用の報告額に影

響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行っております。これらの見積り及び仮定は、過去の経験及び利

用可能な情報を収集し、決算日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最善の

判断に基づいております。しかし、その性質上、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異な

る可能性があります。

 見積り及び仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した

連結会計年度と将来の連結会計年度において認識されます。翌連結会計年度において資産や負債の帳簿価額

の重要な修正につながるリスクを伴う見積り及びその基礎となる仮定は以下のとおりであります。

 

① 有形固定資産、無形資産及び使用権資産の耐用年数及び残存価額の見積り

 有形固定資産は、資産の将来の経済的便益が消費されると予測されるパターンを耐用年数に反映し、その耐用年数にわたって原則として定額法にて償却しております。将来、技術革新等による設備の陳腐化や用途変更が発生した場合には、現在の見積耐用年数及び見積残存価額を変更する必要性が生じ、連結会計年度あたりの償却負担が増加する可能性があります。

 無形資産のうち、耐用年数を確定できるものは、資産の将来の経済的便益が消費されると予測されるパターンを耐用年数に反映し、その耐用年数にわたって定額法にて償却しております。企業結合により取得した顧客関連の無形資産の耐用年数は、解約率に基づいて算定されており、その耐用年数にわたって定額法にて償却しております。事業環境の変化等により利用可能期間の見直しの結果、耐用年数を短縮させる場合には、連結会計年度あたりの償却負担が増加する可能性があります。

 有形固定資産、無形資産及び使用権資産の耐用年数及び残存価額の見積りに関連する内容については「3.重要性がある会計方針 (5)有形固定資産、(7)無形資産、(8)リース」に記載しております。

 

② 有形固定資産、のれんを含む無形資産及び使用権資産の減損

 当社グループは、有形固定資産、のれんを含む無形資産及び使用権資産について、減損テストを実施しております。減損テストにおける回収可能価額の算定においては、資産の耐用年数、将来キャッシュ・フロー、税引前割引率及び長期成長率等について一定の仮定を設定しております。これらの仮定は、経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果により影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。

 有形固定資産、のれんを含む無形資産及び使用権資産の回収可能価額の算定方法やその内容については、「3.重要性がある会計方針 (9)有形固定資産、のれん、無形資産及び使用権資産の減損」に記載しております。

 

③ 棚卸資産の評価

 棚卸資産は、取得原価で測定しておりますが、連結会計年度末における正味実現可能価額が取得原価より下落している場合には、当該正味実現可能価額で測定し、取得原価との差額を原則として売上原価に認識しております。また、営業循環過程から外れて滞留する棚卸資産については、将来の需要や市場動向を反映して正味実現可能価額等を算定しております。市場環境が予測より悪化して正味実現可能価額が著しく下落した場合には、損失が発生する場合があります。

 棚卸資産の評価に関連する内容については、「3.重要性がある会計方針 (15)棚卸資産」に記載しております。

 

④ 繰延税金資産の回収可能性

 繰延税金資産の認識に際しては、課税所得が生じる可能性の判断において、事業計画に基づいて将来獲得しうる課税所得の時期及びその金額を見積り算定しております。

 課税所得が生じる時期及び金額は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、実際に発生した時期及び金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。

 繰延税金資産に関連する内容については、「3.重要性がある会計方針 (24)法人所得税」に記載しております。

 

⑤ 確定給付債務の測定

 当社グループは、確定給付型を含む様々な退職後給付制度を有しております。これらの各制度に係る確定給付制度債務の現在価値及び勤務費用等は、数理計算上の仮定に基づいて算定されております。数理計算上の仮定には、割引率等様々な変数についての見積り及び判断が求められます。当社グループは、これらの変数を含む数理計算上の仮定の適切性について、外部の年金数理人からの助言を得ております。

 数理計算上の仮定は、経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果や関連法令の改正・公布によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。

 数理計算上の仮定については、「3.重要性がある会計方針 (16)従業員給付」に記載しております。

 

⑥ 営業債権等の回収可能性

 当社グループは、営業債権等について、その信用リスクに応じてその回収可能性を見積っております。将来の顧客の債権の信用リスクの変動によっては、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する損失評価引当金の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 営業債権等の回収可能性に関連する内容については、「3.重要性がある会計方針 (12)金融資産の減損」に記載しております。

 

 なお、当社グループは、当社連結子会社であるKDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.(以下「KSGM」)が保有するミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)に対するリース債権に関して、購入又は組成した信用減損金融資産27,049百万円を認識しております。

 当該リース債権については、連結会計年度ごとに、当該リース債権の当初認識以降の全期間の予想信用損失の変動累計額が当該リース債権に係る損失評価引当金として認識されるとともに、全期間の予想信用損失の変動額が純損益に認識されます。全期間の予想信用損失の見積りにおける主要な仮定は将来のドル兌換可能額であります。当該仮定は、前提とした状況が変化すれば、当該リース債権の償却原価の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

⑦ 金融商品の公正価値の測定方法

 当社グループは、特定の金融商品の公正価値を評価する際に、市場で観察可能ではないインプットを利用する評価技法を用いております。観察可能ではないインプットは、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

 金融商品の公正価値に関連する内容については、「3.重要性がある会計方針 (11)金融商品、(13)デリバティブ及びヘッジ会計」に記載しております。

 

⑧ 引当金

 当社グループは、資産除去債務及びポイント引当金等の引当金を連結財政状態計算書に計上しております。これらの引当金は、連結会計年度末日における債務に関するリスク及び不確実性を考慮に入れた、債務の決済に要する支出の最善の見積りに基づいて計上されております。債務の決済に要する支出額は、将来の起こりうる結果を総合的に勘案して算定しておりますが、予想しえない事象の発生や状況の変化によって影響を受ける可能性があり、実際の支払額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。

 計上している引当金の性質については、「3.重要性がある会計方針 (17)引当金」に記載しております。

 

(5)新たな基準書及び解釈指針の適用

 当社グループが、当連結会計年度より新たに適用を開始した重要な基準書及び解釈指針は以下のとおりであります。

IFRS

新設・改訂内容

IAS第21号

外国為替レート

変動の影響

他の通貨に交換可能でない通貨に関する会計処理及び開示を規定

 

 当社グループは、当連結会計年度より、IAS第21号「外国為替レート変動の影響」(2023年8月改訂)を適用しております。

 本改訂は、ある通貨が他の通貨と交換可能かどうかの評価並びに交換可能でない場合に使用すべき直物為替レートの決定に関するアプローチ、及び財務諸表利用者に提供すべき開示の内容を明確化したものになります。

 

 2022年4月にミャンマー中央銀行から外貨兌換規制が発令され、ミャンマーチャットから外貨への兌換等にミャンマー当局の承認が必要となりました。

 当社の連結子会社であるKDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.は、ミャンマー国内においてミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)の通信事業運営のサポートを行っており、同社にてミャンマーチャット預金、ミャンマーチャット建て未払金等を保有しております。

 当該規制により、現金及び現金同等物等の利用に一定の制限を受けておりますが、本改訂が連結財務諸表に与える重要な影響はありません。

 

(6)未適用の公表済み基準書

 連結財務諸表の承認日までに公表されている基準書及び解釈指針の新設又は改訂のうち、当社グループが早期適用していない主なものは以下のとおりです。当社グループの連結財務諸表に与える影響は現在評価中です。

 

基準書

 

基準名

 

強制適用時期

(以降開始年度)

 

当社グループ

適用予定時期

 

新設・改訂の概要

IFRS第18号

 

財務諸表における表示及び開示

 

2027年1月1日

 

2028年3月期

 

財務諸表における表示及び開示に関する現行の会計基準であるIAS第1号を置き換える新基準

 

 

3.重要性がある会計方針

 連結財務諸表の作成にあたって採用した重要性がある会計方針は以下のとおりであります。これらの方針は、特段の記載がない限り、表示しているすべての報告期間に継続して適用しております。

 

(1)連結の基礎

① 子会社

(a)子会社の連結処理

 子会社とは、当社グループが支配しているすべての企業をいいます。当社グループが、ある企業への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャーまたは権利を有している場合で、かつ、その企業に対するパワーを通じてこれらのリターンに影響を与える能力を有している場合には、当社グループがその企業を支配しているとして連結の範囲に含めております。また、当社グループは子会社に対する支配を獲得した日から当該子会社を連結し、支配を喪失した日から連結を中止しております。

 グループ会社間の債権債務残高、取引高及びグループ会社間の取引から生じた未実現損益は、連結財務諸表の作成にあたり消去しております。

 子会社が採用する会計方針は、当社グループが採用している方針と統一するために、必要に応じて調整しております。

 

(b)支配の変更を伴わない子会社に対する所有持分の変動

 当社グループは、支配の喪失を伴わない非支配持分との取引は、資本取引として会計処理しております。支払対価の公正価値と子会社の純資産の帳簿価額に占める取得持分相当額との差額は、資本として認識しております。支配の喪失を伴わない非支配持分への処分による利得または損失も資本として直接認識しております。

 

(c)子会社の処分

 当社グループが子会社の支配を喪失した場合、当該企業に対する残存持分は支配を喪失した日の公正価値で再測定され、帳簿価額の変動は純損益で認識しております。この公正価値は、残存持分を以後、関連会社、共同支配企業または金融資産として会計処理する際の当初の帳簿価額となります。また、以前に当該企業に関連してその他の包括利益で認識した金額は、当社グループが関連する資産または負債を直接処分したかのように会計処理しております。したがって、以前にその他の包括利益で認識された金額が純損益に振り替えられる場合があります。

 

(d)報告期間の統一

 決算日が当社の決算日と異なる子会社については、当社の決算日に仮決算を行い、これに基づく財務諸表を連結しております。


② 関連会社

 関連会社とは、投資先企業の財務及び経営方針に関する経営管理上の意思決定に対して、支配することはないものの、それらの方針の決定への参加を通じて重要な影響力を有する当該投資先企業をいいます。

 関連会社に対する投資は持分法で会計処理しております。持分法では、関連会社に対する投資は、取得原価で当初認識し、重要な影響力を有することとなった日から重要な影響力を喪失する日までの間については、関連会社の純損益及びその他の包括利益に対する当社グループの持分を認識し、関連会社に対する投資額を修正します。

 関連会社に対する所有持分が減少したものの、引き続き重要な影響力を保持する場合、過去にその他の包括利益に認識した金額のうち当該減少に係る割合を、適切な場合には純損益に振り替えております。関連会社の損失が、当社の当該会社に対する投資持分を超過する場合、法的義務、推定的義務が生じる場合または当社グループが関連会社に代わって支払う場合を除き、当社グループはそれ以上の損失は認識しておりません。

 当社グループの関連会社に対する投資には、取得時に認識したのれんが含まれております。そのため、のれんは別個に認識されないため、のれん個別での減損テストは行っておりません。しかし、関連会社に対する投資を単一の資産として、持分法適用投資全体に対して減損テストを行っております。具体的には、当社グループは、関連会社に対する投資が減損している客観的証拠があるか否かを四半期ごとに評価しております。投資が減損している客観的証拠がある場合、減損テストを行っております。

 

 当社グループと関連会社間の取引に係る未実現損益は、関連会社に対する当社グループの持分の範囲で消去しております。関連会社の会計方針は、当社グループが採用した会計方針との一貫性を保つために、必要に応じて調整しております。

 

③ 共同支配の取決め

 当社グループは、第三者と共同で事業を営む場合やジョイント・ベンチャーの契約に基づき第三者と共同で事業体を有する場合に、共同支配契約を締結しております。

 共同支配とは、アレンジメント(取決め)に対する契約上合意された支配の共有であり、取決めのリターンに重要な影響を及ぼす活動に関する意思決定が、支配を共有している当事者の全員一致の合意を必要とする場合のみ存在します。

 会計上、共同支配契約はジョイント・オペレーション(共同営業)とジョイント・ベンチャーのいずれかに分類しております。ここで、ジョイント・オペレーション(共同営業)とは、共同支配を有する当事者が、アレンジメント(取決め)に関連する資産に対する権利、負債に関する義務を有する契約をいいます。また、ジョイント・ベンチャーとは、共同支配を有する当事者が、アレンジメント(取決め)の純資産に対する権利を有する契約をいいます。

 ジョイント・オペレーション(共同営業)に該当する場合には、アレンジメント(取決め)に関連するそれぞれの資産及び負債、またそれに関連する収益及び費用について持分相応額だけを財務諸表に直接取り込んでおります。一方、ジョイント・ベンチャーに該当する場合には、アレンジメント(取決め)に係る純資産を持分法により財務諸表に取り込んでおります。

 

(2)企業結合

 当社グループは、企業結合の会計処理として取得法を適用しております。子会社の取得のために移転された対価は、移転した資産、被取得企業の旧所有者に対する負債、及び当社グループが発行した資本持分の公正価値であります。また、移転された対価には、条件付対価の取決めから生じた資産または負債の公正価値も含まれております。企業結合において取得した識別可能な資産、ならびに引き受けた負債及び偶発負債は、当初、原則として取得日の公正価値で測定しております。

 非支配持分は、当社グループの持分とは別個に識別され、被取得企業の識別可能純資産に対する非支配株主が保有する株式の比率で測定されます。当社グループは被取得企業の非支配持分を、買収事案ごとに、公正価値または被取得企業の識別可能純資産の認識金額に対する非支配持分の比例的な持分のいずれかで認識しております。

 仲介手数料、弁護士費用、デュー・デリジェンス費用及びその他の専門家報酬等の取得関連費は発生時に費用処理しております。

 移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、及び以前に保有していた被取得企業の持分の取得日における公正価値の合計が、取得した識別可能な純資産の公正価値を超過する場合、その超過額がのれんとして認識されます。移転された対価、非支配持分の金額、及び以前に保有していた持分の測定額の合計が、取得した子会社の純資産の公正価値を下回る場合、割安購入として、その差額を純損益に直接認識します。

企業結合が発生した報告期間末日までに企業結合の当初の会計処理が完了していない場合、当社グループは、完了していない項目については暫定的な金額で報告しております。その後、新たに入手した支配獲得日時点に存在していた事実と状況について、支配獲得日時点に把握していたとしたら、企業結合処理の認識金額に影響を与えていたと判断される場合、測定期間の修正として、その情報を反映し、支配獲得日に認識した暫定的な金額を遡及的に修正しております。なお、測定期間は支配獲得日から最長で1年間としております。

 

(3)セグメント情報

 事業セグメントは、最高経営意思決定者に提出される内部報告と整合した方法で報告されております。最高経営意思決定者は、事業セグメントの資源配分及び業績評価について責任を負っております。当社グループでは、戦略的意思決定を行う取締役会等を最高経営意思決定者と位置付けております。

 

(4)外貨換算

① 機能通貨及び表示通貨

 当社グループの各会社がそれぞれの財務諸表を作成する際に、その会社の機能通貨以外の通貨での取引は、取引日における為替レートで各会社の機能通貨に換算しております。当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としております。

 

② 外貨建取引

 外貨建取引は、取引日の直物為替レートまたはそれに近似するレートを用いて換算しております。外貨建の貨幣性資産及び負債は、期末日の為替レートで換算しております。公正価値で計上された外貨建の非貨幣性項目は、公正価値が決定した日の為替レートで換算しております。

 外貨建の貨幣性資産及び負債の換算及び決済により生じる換算差額は純損益として認識しております。ただし、その他の包括利益を通じて測定する資本性金融資産及びキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額については、その他の包括利益として認識しております。

 

③ 在外営業活動体

 連結財務諸表を表示するために、当社グループの在外営業活動体の資産及び負債は、その在外営業活動体の取得により発生したのれん、識別した資産及び負債ならびにその公正価値の調整を含め、期末日の為替レートで表示通貨に換算しております。在外営業活動体の収益及び費用は、その期間中の為替レートが著しく変動していない限り、期中平均為替レートで表示通貨である円貨に換算しております。

 在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる為替換算差額は、その他の包括利益として認識しております。在外営業活動体の持分全体の処分及び支配または重要な影響力の喪失を伴う持分の一部処分につき、換算差額は、在外営業活動体が処分損益の一部として純損益で認識しております。

 

(5)有形固定資産

① 認識及び測定

 当社グループは、有形固定資産の測定においては原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で計上しております。取得原価には、資産の取得に直接付随する費用、資産の解体・撤去及び設置していた場所の原状回復費用に関する初期見積費用及び資産計上すべき借入コスト等を含めることとしております。

 有形固定資産の構成要素の耐用年数が構成要素ごとに異なる場合は、それぞれ別個の有形固定資産項目として計上しております。

 取得後コストは、当該項目に関連する将来の経済的便益が当社グループに流入する可能性が高く、かつ、当該項目の取得原価が信頼性をもって測定できる場合には、当該資産の帳簿価額に含めるか、または適切な場合には個別の資産として認識しております。その他の修繕及び維持費は、発生時に費用として認識しております。

 

② 減価償却及び耐用年数

 減価償却費は、償却可能価額を各構成要素の見積耐用年数にわたって、主として定額法により算定しております。償却可能価額は、資産の取得原価から残存価額を差し引いて算定しております。土地及び建設仮勘定は減価償却しておりません。有形固定資産の構成要素の耐用年数が構成要素ごとに異なる場合は、それぞれ別個の有形固定資産項目として計上しております。

 主要な有形固定資産項目ごとの見積耐用年数は以下のとおりであります。

 

通信設備

 

機械設備

9~15年

空中線設備

10~42年

市内・市外線路設備

10~27年

その他の設備

9~27年

建物及び構築物

10~38年

その他

5~22年

 

 なお、減価償却方法、見積耐用年数及び残存価額は毎期見直しを行い、変更があった場合は会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 

③ 認識の中止

 有形固定資産は、処分時点で認識を中止しております。有形固定資産項目の認識の中止から生じる利得または損失は、当該資産項目の認識中止時に純損益に含めております。

 

(6)のれん

 のれんは、取得原価が、取得日における被取得子会社の識別可能な純資産に対する当社グループ持分の公正価値を上回る場合の超過額であります。

 減損テストの目的上、企業結合により取得したのれんは、資金生成単位または資金生成単位グループのうち、企業結合のシナジーから便益を得ると見込まれるものに配分しております。のれんが配分される各資金生成単位または資金生成単位グループは、のれんを内部管理目的で監視している企業内の最小のレベルを表しております。

 のれんは減損損失累計額を控除した取得原価で測定しております。のれんの償却は行わず、毎期、及び事象または状況の変化によって減損の兆候がある場合に、減損テストを実施しております。減損については、「(9)有形固定資産、のれん、無形資産及び使用権資産の減損」に記載しております。

 

(7)無形資産

 ① 認識及び測定

 当社グループは、のれんを除く無形資産の測定において原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で計上しております。

 個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。企業結合で取得した無形資産は、無形資産の定義を満たし、識別可能であり、かつ、公正価値が信頼性をもって測定できる場合、のれんとは別個に識別され、取得日の公正価値で認識しております。

 新しい科学技術または技術的な知識及び理解を得る目的で実施される研究活動に対する支出は、発生時に費用として認識しております。

 開発活動に対する支出は、開発費用が信頼性をもって測定可能であり、製品または工程が技術的及び商業的に実現可能であり、将来的に経済的便益をもたらす可能性が高く、当社グループが開発を完了させ、当該資産を使用または販売する意図及びそのための十分な資源を当社グループが有している場合にのみ無形資産として計上を行い、それ以外は発生時に費用として認識しております。

 

② 償却及び耐用年数

 無形資産は見積耐用年数にわたって定額法で償却しております。主要な無形資産ごとの見積耐用年数は以下のとおりであります。なお、耐用年数を確定できない無形資産は償却を行っておりません。

 

ソフトウェア

5~10年

顧客関連

8~30年

番組供給関連

22年

周波数移行費用

9~17年

その他

6~20年

 

 償却方法及び見積耐用年数は、毎期見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 

(8)リース

 当社グループでは、リース契約開始時に、その契約がリースであるか、または契約にリースが含まれているか否かについては、契約の実質に基づき判断しております。契約の履行が、特定された資産の使用を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する契約の場合、当該資産はリースの対象となります。

 契約がリースまたはリースが含まれている場合、リース負債の当初測定の金額に当初直接コスト等を加減した金額で使用権資産を当初認識しております。リース負債は、契約開始時に同日現在で支払われていないリース料の現在価値で当初認識しております。

 使用権資産は、契約開始時から使用権資産の耐用年数の終了時またはリース期間の終了時のいずれか早い方までの期間にわたって定額法で減価償却を行っております。

 リース負債は、リース負債に係る金利、支払われたリース料及び該当する場合にはリース負債の見直しまたはリースの条件変更を反映する金額で事後測定しております。

 

(9)有形固定資産、のれん、無形資産及び使用権資産の減損

 当社グループでは、毎期有形固定資産、無形資産及び使用権資産の帳簿価額につき、減損の兆候の有無を判定しております。減損の兆候がある場合には、その資産またはその資産の属する資金生成単位または資金生成単位グループごとの回収可能価額の見積りを行っております。のれん及び耐用年数を確定できない無形資産については、減損の兆候がある時、及び減損の兆候の有無に関わらず各年度の一定時期に、減損テストを実施しております。資金生成単位または資金生成単位グループは、他の資産または資産グループからおおむね独立したキャッシュ・イン・フローを生み出す最小単位の資産グループとしております。

 回収可能価額は、売却費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い方で算定しております。使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを、貨幣の時間価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前の割引率により、現在価値に割り引いて算定しております。

 減損テストにおいて資金生成単位または資金生成単位グループの回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、減損損失は資金生成単位または資金生成単位グループに配分されたのれんの帳簿価額から減額し、次に資金生成単位または資金生成単位グループにおけるその他の資産の帳簿価額の比例割合に応じて各資産の帳簿価額から減額しております。のれんの減損損失は純損益に認識し、その後の期間に戻入れは行っておりません。

 のれんを除く減損を計上した有形固定資産、無形資産及び使用権資産については、各報告日において、損失の減少または消滅を示す兆候の有無を判断しております。減損の戻入れの兆候があり、回収可能価額の決定に使用した見積りが変化した場合は、減損損失を戻入れております。減損損失を認識後に戻入れる場合、当該資産(または資金生成単位)の帳簿価額は、改訂後の見積回収可能価額まで増額します。ただし、当該減損の戻入れは、戻入れ時点における資産(または資金生成単位)が、仮に減損損失を認識していなかった場合の帳簿価額を超えない範囲で行います。減損損失の戻入れは、その他の収益として認識しております。

 

(10)売却目的で保有する非流動資産(または処分グループ)

 非流動資産(または処分グループ)の帳簿価額が、継続的使用よりも、主として売却取引により回収される場合に、当該資産(または処分グループ)は、「売却目的で保有する資産」として分類しております。「売却目的で保有する資産」としての分類の条件は、売却の可能性が非常に高く、現状で直ちに売却することが可能な場合にのみ満たされます。経営者が、当該資産の売却計画の実行を確約していなければならず、分類した日から1年以内で売却が完了する予定でなければなりません。

 当社グループが子会社に対する支配の喪失を伴う売却計画を確約する場合で、かつ上記の条件を満たす場合、当社グループが売却後も従前の子会社に対する非支配持分を有するか否かにかかわらず、当該子会社のすべての資産及び負債を売却目的保有に分類しております。

 売却目的で保有する資産は、「帳簿価額」と「売却費用控除後の公正価値」のいずれか低い金額で測定します。「売却目的で保有する資産」に分類後の有形固定資産及び無形資産については、減価償却または償却は行っておりません。

 

(11)金融商品

① 金融資産

(a)金融資産の認識及び測定

当社グループでは、金融資産は、契約条項の当事者となった場合に認識しております。営業債権及びその他の債権については、これらの取引日に当初認識しております。当初認識時において、金融資産をその公正価値で測定し、金融資産が純損益を通じて公正価値で測定するものでない場合には、金融資産の取得に直接起因する取引費用を加算しております。純損益を通じて公正価値で測定された金融資産の取引費用は、純損益に認識しております。

 

(b)金融資産の分類(デリバティブを除く)

デリバティブを除く金融資産の分類及び測定モデルの概要は以下のとおりであります。当社グループは、金融資産を当初認識時に償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産及び純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

 

(ⅰ)償却原価で測定する金融資産

以下の要件をともに満たす場合に償却原価で測定する金融資産に分類しております。

・当社グループのビジネスモデルにおいて、当該金融資産の契約上のキャッシュ・フローを回収することを目的として保有している場合

・契約条件が、特定された日に元本及び元本残高に係る利息の支払いのみによるキャッシュ・フローを生じさせる場合

 

償却原価で測定する金融資産は、公正価値(直接帰属する取引費用も含む)で当初認識しております。当初認識後、償却原価で測定する金融資産の帳簿価額については実効金利法を用いて算定し、必要な場合には減損損失を控除しております。

 

(ⅱ)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

当社グループは、資本性金融資産については、公正価値の変動を純損益ではなくその他の包括利益を通じて認識するという取消不能な選択を行っております。公正価値変動による利得及び損失の事後における純損益への振替は行われません。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産は、公正価値(直接帰属する取引費用も含む)で当初認識しております。当初認識後は公正価値で測定し、公正価値の変動は「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」として、その他の包括利益に含めております。

認識を中止した場合、その他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額を直接利益剰余金へ振り替えております。

なお、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産からの配当金については、純損益で認識しております。

 

(ⅲ)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産

 以下の要件をともに満たす場合にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産に分類しています。

・当社グループのビジネスモデルにおいて、当該金融資産の契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方を目的として保有している場合

・契約条件が、特定された日に元本及び元本残高に係る利息の支払いのみによるキャッシュ・フローを生じさせる場合

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産は、公正価値(直接帰属する取引費用も含む)で当初認識しております。当初認識後は公正価値で測定し、公正価値の変動は「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」として、その他の包括利益に含めております。

認識を中止した場合、その他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額を純損益に振り替えております。

 

(ⅳ)純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

上記のいずれにも区分されない場合、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値で認識し、取引費用は発生時に純損益で認識しております。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に係る利得または損失は純損益で認識しております。

 

当社グループは、会計上のミスマッチを取り除くあるいは大幅に削減させるために、純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定しておりません。

 

(c)金融資産の認識の中止

当社グループは、金融資産は、キャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅したか、あるいは、当社グループが金融資産の所有に係るリスク及び経済価値のほとんどすべてが移転する場合に、当該金融資産の認識を中止しております。移転した金融資産に関して当社グループが創出した、または当社グループが引き続き保有する持分については、資産の認識を継続しております。

 

② 金融負債(デリバティブを除く)

(a)金融負債の認識及び測定

当社グループは、金融負債を当社グループが当該金融商品の契約当事者になった時点で認識しております。金融負債の測定は以下の(b)金融負債の分類に記載しております。

 

(b)金融負債の分類

   償却原価で測定する金融負債

償却原価で測定する金融負債は、当初認識時に公正価値からその発行に直接起因する取引コストを減算して測定しております。また、当初認識後は実効金利法に基づく償却原価で測定しております。

 

(c)金融負債の認識の中止

当社グループは、金融負債が消滅した場合、つまり、契約上の義務が免責、取消または失効となった場合に、金融負債の認識を中止しております。

 

③ 金融資産及び金融負債の表示

金融資産及び金融負債は、当社グループが、それらの残高を相殺する法的に強制可能な権利を現在有しており、純額で決済するか、または資産の実現と負債の決済を同時に行う意図を有する場合にのみ、連結財政状態計算書上で相殺し、純額で表示しております。

 

(12)金融資産の減損

 当社グループは、当初認識時点から信用リスクが著しく増大していない場合には、著しく増大していない金融商品に対する損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定しております。当初認識時点から信用リスクの著しい増大があった場合には、信用リスクの著しい増大がある金融資産に対する損失評価引当金を残存期間にわたる予想信用損失に等しい金額で測定しております。信用リスクが著しく増大しているか否かは、デフォルトリスクの変化に基づいて判断しており、デフォルトリスクに変化があるかどうかの判断にあたっては、以下を考慮しております。ただし、重大な金融要素を含んでいない営業債権については、当初から残存期間にわたる予想信用損失を認識しております。

・金融資産の外部格付

・内部格付の格下げ

・売上の減少などの借手の営業成績の悪化

・親会社、関連会社からの金融支援の縮小

・延滞(期日超過情報)

 また、予想信用損失は、契約上受け取ることのできる金額と受取が見込まれる金額との差額の割引現在価値に基づいて測定しております。

 

(13)デリバティブ及びヘッジ会計

 デリバティブは、デリバティブ契約を締結した日の公正価値で当初認識され、当初認識後は各期末日の公正価値で再測定しております。

 当社グループにおいて、為替変動リスク、金利変動リスク、公正価値変動リスク等を軽減するため、為替予約、為替スワップ、金利スワップの各デリバティブ取引を実施しております。

 再測定の結果生じる利得または損失の認識方法は、デリバティブがヘッジ手段として指定されているかどうか、また、ヘッジ手段として指定された場合にはヘッジ対象の性質によって決まります。

 当社グループは、デリバティブについてキャッシュ・フロー・ヘッジ(認識されている資産または負債、もしくは可能性の非常に高い予定取引に関連する特定のリスクによるキャッシュ・フローの変動のエクスポージャーに対するヘッジ)、公正価値ヘッジ(認識されている資産または負債、もしくは未認識の確定約定に関連する特定のリスクによる公正価値の変動のエクスポージャーに対するヘッジ)の指定を行っております。

 当社グループは、取引開始時に、ヘッジ手段とヘッジ対象との関係、ならびに種々のヘッジ取引の実施についてのリスク管理目的及び戦略について文書化しております。

 当社グループはまた、ヘッジ開始時及び継続的に、ヘッジ取引に利用したデリバティブ金融商品がヘッジ対象のキャッシュ・フローの変動及び公正価値の変動を相殺するために有効であるか評価しております。具体的には、下記項目のすべてを満たす場合においてヘッジが有効と判断しております。

(ⅰ)ヘッジ対象とヘッジ手段との間の経済的関係が相殺をもたらすこと

(ⅱ)信用リスクの影響が経済的関係から生じる価値変動に著しく優越するものではないこと

(ⅲ)「ヘッジ比率」は実際に使用しているヘッジ対象とヘッジ手段の数量から生じる比率と同じであることがヘッジ会計の適格要件となっていること

 ヘッジの有効性は、将来のヘッジ指定期間に亘り有効性が確保されているか否かにより判断されます。

 キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定され、かつその要件を満たすデリバティブについて、当初認識後の公正価値の変動のうちヘッジ有効部分はその他の包括利益で認識し、ヘッジ非有効部分は純損益で認識しております。その他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額はヘッジ対象のキャッシュ・フローが純損益に影響を与えるのと同じ期に、純損益に振り替えております。

 ヘッジ関係がヘッジ比率に関するヘッジ有効性の要求に合致しなくなったとしても、リスク管理目的が変わっていない場合、ヘッジの要件を再び満たすようにヘッジ関係のヘッジ比率を調整しております(以下「バランス再調整」)。

 バランス再調整をした後で、キャッシュ・フロー・ヘッジがヘッジ会計の要件をもはや満たさなくなった場合、あるいはヘッジ手段が失効、売却、終結または行使された場合には、ヘッジ会計の適用を将来に向けて中止しております。ヘッジ会計を中止した場合、当社グループは、すでにその他の包括利益で認識したキャッシュ・フロー・ヘッジの残高を、予定取引が発生するまでその他の包括利益に計上しております。予定取引の発生が予想されなくなった場合は、キャッシュ・フロー・ヘッジの残高は、純損益で認識しております。

 公正価値ヘッジとして指定され、かつその要件を満たすデリバティブについて、ヘッジ手段であるデリバティブを公正価値で事後測定することによる利得又は損失は、純損益で認識しております。ヘッジされたリスクに起因するヘッジ対象に係る利得又は損失は、純損益で認識するとともにヘッジ対象の帳簿価額を修正しております。ただし、ヘッジ対象が、公正価値の変動をその他の包括利益で測定する資本性金融商品である場合は、ヘッジ手段であるデリバティブを公正価値で事後測定することによる利得又は損失は、その他の包括利益で認識しております。

 バランス再調整をした後で、公正価値ヘッジがヘッジ会計の要件をもはや満たさなくなった場合、あるいはヘッジ手段が失効、売却、終結または行使された場合には、ヘッジ会計の適用を将来に向けて中止しております。当社グループは、ヘッジ会計を中止した時点から、ヘッジ対象の価値変動の償却を開始しております。

 ヘッジ手段であるデリバティブ金融商品の公正価値全額は、ヘッジ対象の満期が12ヶ月を超える場合は非流動資産または非流動負債に、ヘッジ対象の満期が12ヶ月未満である場合には流動資産または流動負債に分類されております。

 

(14)現金及び現金同等物

 連結キャッシュ・フロー計算書において、現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資、及び当座借越から構成されております。連結財政状態計算書において、当座借越は流動負債に含まれております。

 

(15)棚卸資産

 棚卸資産は、主として携帯端末等の商品及び工事関連の仕掛品から構成されております。

 棚卸資産は、原価または正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定しております。原価は、原則として移動平均法に基づいて算定しており、購入原価ならびに棚卸資産の現在の保管場所及び状態に至るまでに要したすべての費用を含んでおります。正味実現可能価額は、通常の事業の過程における見積売価から、販売に要する見積費用を控除した金額で算定しております。

 

(16)従業員給付

① 退職後給付

 当社グループは、従業員の退職後給付制度として確定給付制度と確定拠出制度を採用しております。

(a)確定給付制度

 確定給付年金制度に関連して連結財政状態計算書で認識する資産(退職給付に係る資産)または負債(退職給付に係る負債)は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除した金額に対して、利用可能な経済的便益を検討の上、必要に応じて資産上限額に関する調整を行うことにより認識しています。確定給付制度債務は、独立した年金数理人が予測単位積増方式を用いて毎期算定しております。割引率は将来の給付支払見込日までの期間を基に割引期間を設定し、その割引期間に対応した、かつ、給付金が支払われる通貨建の期末日時点の優良社債の市場利回りに基づいております。

 確定給付費用は、勤務費用、確定給付負債(資産)の純額に係る利息純額及び確定給付制度負債(資産)の純額に係る再測定から構成されます。勤務費用及び利息純額については純損益で認識し、利息純額の算定には前述の割引率を使用しております。再測定は数理計算上の差異、過去勤務費用及び制度資産に係る収益(利息純額に含まれる金額を除く)から構成されております。数理計算上の差異は発生時に即時にその他の包括利益として認識し、過去勤務費用は純損益として認識しております。

 当社グループは、確定給付制度から生じるすべての確定給付負債(資産)の純額の再測定を即時にその他の包括利益で認識しており、直ちに利益剰余金に振り替えております。

 

(b)確定拠出制度

 確定拠出制度への拠出は、従業員がサービスを提供した期間に純損益として認識しております。

 また、一部の子会社では複数事業主による年金制度に加入しており、期中の拠出額を年金費用として純損益で認識し、未払拠出金を債務として認識しております。

 

② 短期従業員給付

 短期従業員給付は、割引計算をせず、関連するサービスが提供された時点で費用として認識しております。賞与及び有給休暇費用については、それらを支払う法的もしくは推定的な義務を有し、信頼性のある見積りが可能な場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しております。

 

(17)引当金

 引当金は、過去の事象から生じた法的または推定的義務で、当社グループが当該義務を決済するために経済的便益が流出する可能性が高く、その義務の金額を信頼性をもって見積ることができる場合に認識しております。貨幣の時間的価値及び必要に応じてその負債に特有のリスクを反映させた税引前割引率で割り引いた期待将来キャッシュ・フローにより、引当金の額を算出しております。時の経過に伴う割引額の割戻しは、金融費用として認識しております。

 

(18)株式に基づく報酬

① ストック・オプション

 当社グループは、役員及び従業員に対するインセンティブ制度として、持分決済型のストック・オプション制度を導入しております。ストック・オプションは付与日における公正価値で測定しており、ストック・オプションの公正価値は、ブラック・ショールズモデル等を用いて算定しております。

 ストック・オプションの付与日に決定した公正価値は、最終的に権利が確定すると予想されるストック・オプションの数の見積りに基づき、権利確定期間にわたって費用として認識し、同額を資本の増加として認識しております。

 

② 役員報酬BIP信託及びESOP信託

 当社グループは、役員及び従業員に対するインセンティブ制度として、持分決済型の役員報酬 BIP(Board Incentive Plan)信託及び株式付与ESOP(Employee Stock Ownership Plan)信託を導入しており、同信託が有する当社株式は自己株式として認識しております。当社グループの株式の付与日における公正価値は、付与日から権利が確定するまでの期間に渡り費用として認識し、同額を資本剰余金の増加として認識しております。また、当社グループの株式の付与日における公正価値は、株式の市場価格を予想配当利回りを考慮に入れて修正し、算定しております。

 

(19)資本

① 普通株式

 普通株式は資本に分類しております。当社が発行した普通株式は、発行価額を資本金及び資本剰余金に計上し、直接発行費用は資本剰余金から控除しております。

 

② 自己株式

 自己株式を取得した場合は、直接取引費用を含む税効果考慮後の支払対価を、資本の控除項目として認識しております。自己株式を売却した場合は、帳簿価額と売却時の対価の差額を資本剰余金として認識しております。

 

(20)売上高

当社グループにおける主要な収益認識基準は、以下のとおりであります。

① 移動通信サービス

当社グループの収益は、主にモバイル通信サービス(UQ mobile・MVNOサービス含む)における収益と携帯端末販売における収益から構成されております。当社グループは、お客さまと直接または代理店経由でモバイル通信サービス契約を締結している一方で、携帯端末を主として代理店へ販売しております。

モバイル通信サービスにおける収益は、主に月額基本使用料及び通信料収入(以下「モバイル通信サービス収入」)と契約事務等の手数料収入からなります。モバイル通信サービス収入及び契約事務等の手数料収入は、お客さまに対して契約に基づいたサービスを提供することによって履行義務が充足されると判断し、サービス提供時点で定額料金及び従量課金に基づき認識しております。また、通信料金の割引については、毎月のモバイル通信サービス収入から控除しております。

なお、モバイル通信サービス収入にかかる取引の対価は請求日から概ね翌月までに受領しております。

また、携帯端末販売における収益(以下「携帯端末収入」)は、お客さま、または代理店に対する携帯端末及びアクセサリー類の販売収入から構成されております。

上記取引の商流としては、当社グループが代理店に対して携帯端末を販売し、代理店を通じてお客さまと通信契約の締結を行うもの(以下「間接販売」)と、当社グループがお客さまに対して携帯端末を販売し、直接通信契約の締結を行うもの(以下「直接販売」)からなります。それぞれの収益の認識基準は以下のとおりであります。

携帯端末収入については、代理店等に販売後、概ね翌月に受領しております。

 

1)間接販売

間接販売において、当社グループが代理店に販売した端末を販売する責任及び在庫リスクは代理店が有していることから、当社グループは、代理店を本人として取り扱っております。そのため、携帯端末収入は、携帯端末の支配が当社グループから代理店に移転し、履行義務が充足したと考えられる携帯端末の代理店への引き渡し時点で、収益を認識しております。また、代理店に対して支払う手数料の一部は、代理店へ携帯端末を販売した時点で携帯端末収入から控除しております。

 

2)直接販売

直接販売の場合、携帯端末収入、モバイル通信サービス収入等は一体の取引であると考えられるため、契約を結合の上、単一の契約として会計処理しております。取引の合計額を携帯端末及びモバイル通信サービスの独立販売価格の比率に基づき、携帯端末収入及びモバイル通信サービス収入に配分しております。携帯端末収入に配分された金額は、携帯端末販売時に、モバイル通信サービス収入に配分された金額は、お客さまにサービスを提供した時点で、履行義務が充足されたと判断し、収益として認識しております。

なお、間接販売、直接販売のいずれの場合も、契約事務手数料収入及び機種変更手数料収入は、別個の履行義務とは認識することなく、通信サービスと合わせて1つの履行義務として認識し、契約時は契約負債として繰り延べられ、重要な更新オプションが存在する期間にわたり収益として認識しております。

これらの取引の対価は契約時に前受けする形で受領しています。

また、モバイル通信サービス収入の請求額に応じて、お客さまへポイントを付与するカスタマー・ロイヤルティ・プログラムについては、将来の解約等による失効部分を反映したポイントの見積利用率を考慮して算定された交換される特典の独立販売価格を基礎として取引価格の配分を行い、お客さまがポイントを使用し、財またはサービスの支配を獲得した時点で、履行義務を充足したと考えられるため、当該時点において、収益を認識しております。

 

② 固定通信サービス(CATV事業を含む)

固定通信サービスにおける収益は、主に音声伝送サービス収入、データ通信サービス収入、FTTHサービス収入、CATVサービス収入、関連する初期工事費用収入からなります。

上記のうち、初期工事費用収入を除いた収入に関するサービスについては、お客さまに対して契約に基づいたサービスを提供することが履行義務であり、サービスを提供した時点において履行義務が充足されると判断し、サービス提供時に収益計上しております。また、初期工事費用収入は、解約率に基づく見積平均契約期間にわたり、収益を認識しています。

これらの取引の対価は、請求日から概ね翌月までに受領しております。

 

③ 付加価値サービス

 付加価値サービスにおける収益は、主に情報料収入、債権譲渡手数料収入、広告掲載料収入、代理店手数料収入、電力収入等からなります。情報料収入は当社グループが単独または他社と共同で運営するウェブサイト上でお客さまに対して提供したコンテンツの会員収入であり、コンテンツサービスを一定期間にわたって提供し経過期間に応じて履行義務が充足されます。また、債権譲渡手数料収入は、コンテンツプロバイダー(以下「CP」)の債権を、当社が通信料金と合わせてCPの代わりにお客さまから回収するため、CPから債権を譲り受けることに対する手数料収入であり、当社がその債権を譲り受けた時点において履行義務が充足されます。電力収入は、電力の小売りサービスにおける収入であり、電力サービスを提供した時点において履行義務が充足されます。これらの収入については、お客さまとの契約に基づいて識別された履行義務が時の経過またはお客さまにサービスを提供した時点に基づいて充足されるため、個々の契約内容に基づき、サービス提供期間にわたって収益を認識しております。

 当社グループは、仲介業者または代理人としての機能を果たす場合があります。このような取引における収益を報告するにあたり、収益をお客さまから受け取る対価の総額で表示するか、またはお客さまから受け取る対価の総額から第三者に対する手数料その他の支払額を差し引いた純額で表示するかを判断しております。これらの判断にあたっては、当社グループが契約の当事者として財またはサービスの提供に主たる責任を有しているか、在庫リスクを負っているか、価格決定権を有しているか等を総合的に勘案しております。ただし、総額または純額、いずれの方法で表示した場合でも、売上総利益及び当期利益に影響はありません。主に、債権譲渡手数料収入、広告掲載料収入、代理店手数料収入のサービスにおいて、当社グループは、契約等で定められた料率に基づいて手数料を受け取るのみであり、価格決定権は無く、また、コンテンツサービスを行うプラットフォームを提供するのみであるため、当該サービスについて、お客さまに移転される前に、当社グループがサービスを支配しておりません。そのため、当社グループは仲介業者または代理人として位置付けられることから、純額で表示しております。

 これらの取引の対価は、履行義務の充足後、概ね1ヶ月から3ヶ月以内に受領しております。

 

④ ソリューションサービス

 ソリューションサービスにおける収益は、主に機器販売サービス、エンジニアリングサービス、マネージメントサービスからなります(以下「ソリューションサービス収入」)。ソリューションサービス収入は、履行義務が充足されるお客さまに納品もしくはサービスを提供した時点で、お客さまから受け取る対価に基づき収益を認識しております。

 これらの取引の対価は、請求日から概ね翌月までに受領しております。

 

⑤ グローバルサービス

 グローバルサービスは主にソリューションサービス、データセンターサービス及び携帯電話サービスから構成されております。

 データセンターサービスにおける収益は、全世界主要拠点で自営データセンターを展開しその対価として受け取るスペース、電力及びネットワークを含むサービス使用料からなります。複数年契約が一般的であり、当該履行義務は時の経過につれて充足されるため、その提供期間にわたって収益を認識しております。

 これらの取引の対価は、基本的に履行義務の充足前に請求し、請求後、概ね翌月までに受領しております。

 携帯電話サービスにおける収益は、携帯端末収入及びモバイル通信サービス収入からなります。携帯端末収入は、携帯端末販売時に、モバイル通信サービス収入は、お客さまにサービスを提供した時点で、履行義務が充足されたと判断し、収益として認識しております。

 

(21)金融収益及び金融費用

 金融収益は、主として受取利息、受取配当金、為替差益及び純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動等から構成されております。受取利息は、実効金利法を用いて発生時に認識しております。当社グループが受け取る配当は、配当を受ける権利(株主の権利)が確定したときに、認識しております。

 金融費用は、主として支払利息、為替差損、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動等から構成されております。また、支払利息は、実効金利法により発生時に認識しております。

 

(22)その他の営業外損益

 その他の営業外損益は、投資活動に係る損益を含めております。具体的には、段階取得に係る差損益、関係会社株式売却損益及び持分変動損益等を含めております。

 

(23)借入コスト

 適格資産、すなわち意図した使用または販売が可能となるまでに相当の期間を要する資産に関して、その資産の取得、建設に直接起因する借入コストは、当該資産の取得原価の一部として資産化しております。その他の借入コストはすべて、発生した期間に費用として認識しております。

 

(24)法人所得税

 法人所得税は、当期税金及び繰延税金で構成されており、資本に直接認識される項目またはその他の包括利益で認識される項目から生じる税金を除き、純損益で認識しております。

 当期税金は、当年度の課税所得に対する税務当局への納税見込額あるいは税務当局からの還付見込額に過年度の納税調整額を加味したものであります。税額の算定にあたっては、当社グループが事業活動を行い、課税対象となる損益を稼得する国において、期末日までに制定または実質的に制定されている税率及び税法にしたがっております。

 繰延税金は、資産負債法により、連結財務諸表上の資産及び負債の帳簿価額と資産及び負債の税務基準額との間に生じる一時差異、繰越欠損金及び税額控除に対して計上しております。ただし、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を計上しておりません。

・のれんの当初認識から生じる将来加算一時差異

・会計上の損益にも税務上の課税所得(税務上の欠損金)にも影響を与えず、かつ、取引時に同額の将来加算一時差異と将来減算一時差異とを生じさせない取引(企業結合取引を除く)によって発生する資産及び負債の当初認識により生じる一時差異

・子会社及び関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異のうち、解消時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に一時差異が解消しない可能性が高い場合

 繰延税金資産は、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除及び繰越欠損金について、それらを回収できる課税所得の稼得が見込まれる範囲において認識し、繰延税金負債は、将来加算一時差異について認識しております。繰延税金資産の帳簿価額は毎期見直され、繰延税金資産の全額または一部が回収できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分については、帳簿価額を減額しております。

 繰延税金は、期末日までに制定または実質的に制定されている法律に基づいて、一時差異が解消される時に適用されると予測される税率を用いて測定しております。

 繰延税金資産及び負債は、当期税金資産と当期税金負債を相殺する法律的に強制力のある権利を有しており、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、相殺しております。

当社及び一部の国内子会社は、グループ通算制度を適用した会計処理及び表示を行っております。

当社は、IAS第12号「法人所得税」(改訂)の一時的な救済措置に従い、第2の柱モデルルールの法人所得税に係る繰延税金資産及び負債に関する認識及び開示における例外規定を適用しております。

 

(25)配当

 当社の株主に対する配当は、当該配当が親会社の株主による承認が行われた期間の負債として認識しております。

 

(26)1株当たり利益

 当社グループは、普通株式に係る基本的1株当たり当期利益(親会社の所有者に帰属)を開示しております。

 基本的1株当たり当期利益は、親会社の普通株主に帰属する当期利益を、その期間中の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しております。

 希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有するすべての潜在株式が転換されたと仮定して、親会社の所有者に帰属する当期利益及び自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数を調整することにより算定しております。当社の潜在的普通株式は役員報酬BIP信託等に係るものであります。

 

(27)保険契約

 当社グループは、IFRS第17号において、重大な保険リスクを引き受けている契約について保険契約として分類しております。

 当社グループは、損害保険事業にて発行する保険契約及び保有する再保険契約に保険料配分アプローチを採用しております。

 生命保険事業にて発行する保険契約及び保有する再保険契約においては一般測定モデルを採用しております。

 保険金融収益又は費用については、予想される金融収益又は費用の合計額を保険契約グループの存続期間にわたって規則的に配分して算定した金額を純損益に含め、契約グループの帳簿価額と規則的配分を適用する際に測定される金額との差額はその他の包括利益として計上しています。

 

4.セグメント情報

(1)報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会等が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、「パーソナル」、「ビジネス」の2つを報告セグメントとしております。なお、当社グループの報告セグメントは、事業セグメントの区分と同じとしております。

 

パーソナルセグメントでは、個人のお客さま向けにサービスを提供しています。

日本国内においては、「au」「UQ mobile」「povo」のマルチブランドで提供する5G通信サービスを中心に、金融、エネルギー、LX(ライフトランスフォーメーション)等の各種サービスを連携し拡充することで、新たな付加価値・体験価値の提供を目指していることに加え、地域のパートナーの皆さまとともに、デジタルデバイド解消とサステナブルな地域共創の実現を目指しています。

海外においては、国内で培った事業ノウハウを活かし、モンゴルのお客さま向けに、通信サービス、金融サービスおよび映像等のエンタメサービスを提供するとともに、ミャンマーでは現地通信事業者のサポートに取り組んでいます。また、日本から海外へ渡航されるお客さま、海外から日本に来られるお客さま向けの通信サービスについても利便性の向上に努めています。

 

ビジネスセグメントでは、日本国内および海外において、幅広い法人のお客さま向けに、スマートフォン等のデバイス、ネットワーク、クラウド等の多様なソリューションや、「Telehouse」ブランドでのデータセンターサービス等を提供しています。

加えて、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX」を立ち上げ、法人のお客さまが抱える業界特有の課題解消に取り組み、お客さまの事業成長と社会課題解決に貢献していきます。

引き続き、5G通信を中心にIoTやDX、生成AIなどを活用したソリューションを、パートナー企業との連携によってグローバルにワンストップで提供し、お客さまのビジネスの発展・拡大をサポートしていきます。

 

当連結会計年度より、組織変更及び業績管理区分の見直しに伴い、連結子会社及び関連会社の一部所管セグメントを見直しております。これに伴い、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後のセグメント区分に基づき作成したものを開示しております。

 

(2)報告セグメントごとの売上高、利益または損失、その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「3.重要性がある会計方針」をご参照ください。

報告セグメントの利益は、営業利益をベースとした数値であります。

セグメント間の取引価格は、第三者取引価格または総原価を勘案し、価格交渉のうえ決定しております。

資産及び負債は、報告セグメントに配分しておりません。

 

 

(3)報告セグメントごとの売上高、利益または損失、その他の項目の金額に関する情報

 当社グループのセグメント情報は以下のとおりであります。

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

 

その他

(注)1

 

合計

 

調整額

(注)2

 

連結財務

諸表

計上額

パーソ

ナル

 

ビジネス

 

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

4,646,569

 

1,166,700

 

5,813,268

 

22,256

 

5,835,525

 

 

5,835,525

セグメント間の内部売上高または振替高

62,723

 

239,062

 

301,786

 

99,316

 

401,101

 

401,101

 

 計

4,709,292

 

1,405,762

 

6,115,054

 

121,572

 

6,236,626

 

401,101

 

5,835,525

セグメント利益

846,317

 

235,253

 

1,081,570

 

7,445

 

1,089,015

 

1,547

 

1,087,468

金融収益及び金融費用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

19,513

その他の営業外損益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5,464

税引前当期利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1,073,418

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

576,322

 

106,041

 

682,364

 

4,358

 

686,721

 

4,727

 

681,994

減損損失

7,299

 

1,076

 

8,375

 

489

 

8,864

 

 

8,864

持分法による投資損益(△損失)

24,923

 

486

 

25,409

 

2,092

 

27,501

 

 

27,501

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

 

その他

(注)1

 

合計

 

調整額

(注)2

 

連結財務

諸表

計上額

パーソ

ナル

 

ビジネス

 

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

4,755,571

 

1,292,298

 

6,047,868

 

24,046

 

6,071,915

 

 

6,071,915

セグメント間の内部売上高または振替高

57,166

 

235,616

 

292,782

 

97,403

 

390,185

 

390,185

 

 計

4,812,737

 

1,527,914

 

6,340,650

 

121,449

 

6,462,100

 

390,185

 

6,071,915

セグメント利益

828,337

 

263,884

 

1,092,222

 

9,458

 

1,101,680

 

2,555

 

1,099,125

金融収益及び金融費用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5,485

その他の営業外損益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

24,264

税引前当期利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1,117,904

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

577,077

 

111,161

 

688,238

 

3,226

 

691,465

 

5,186

 

686,279

減損損失

53,373

 

40

 

53,413

 

57

 

53,470

 

 

53,470

持分法による投資損益(△損失)

38,192

 

440

 

37,752

 

2,138

 

39,890

 

 

39,890

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、設備の建設及び保守、研究・先端技術開発等の事業を含んでおります。

2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。

 

 

5.1株当たり情報

(1)基本的1株当たり当期利益

 基本的1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は以下のとおりであります。

 

 前連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2025年4月1日

  至 2026年3月31日)

親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)

655,416

 

707,112

発行済普通株式の加重平均株式数(千株)

4,049,339

 

3,851,502

基本的1株当たり当期利益(円)

161.86

 

183.59

 

(2)希薄化後1株当たり当期利益

 希薄化後1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は以下のとおりであります。

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2025年4月1日

  至 2026年3月31日)

親会社の普通株主に帰属する当期利益

655,416

 

707,112

利益調整額

 

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用

する利益

655,416

 

707,112

 

 

 

 

(単位:千株)

 

 前連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2025年4月1日

  至 2026年3月31日)

発行済普通株式の加重平均株式数

4,049,339

 

3,851,502

希薄化性潜在的普通株式の影響

 

 

 

 役員報酬BIP信託

1,218

 

841

希薄化後の加重平均株式数

4,050,557

 

3,852,343

 

 

 前連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2025年4月1日

  至 2026年3月31日)

希薄化後1株当たり当期利益(円)

161.81

 

183.55

 

(注)1.基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益の算定において、役員報酬BIP信託が所有する当社株式を自己株式として処理していることから、期末株式数及び加重平均株式数から当該株式数を控除しております。

2.当社は、 2025年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、発行済普通株式の加重平均株式数及び希薄化後の加重平均株式数を算定しております。

 

6. 重要な後発事象

自己株式の消却について

 当社は、2026年5月12日開催の取締役会において、会社法第178条の規定に基づく自己株式の消却を行うことを決議しました。詳細は以下のとおりであります。

(1)消却する株式の種類:当社普通株式

(2)消却する株式の数:180,396,507株

   (消却前の発行済株式総数に対する割合4.31%)

(3)消却日:2026年5月29日

   (参考)本消却により、当社の保有する自己株式数は発行済株式総数の5.00%になります。

     消却後の発行済株式総数 4,007,450,967株

     消却後の自己株式数 200,372,549株 ※

     ※役員報酬BIP信託口が所有する当社株式1,495,908株を含めて記載しております。

     ※2026年4月1日以降に発生した、単元未満株式の買取・買増請求等を除いて記載しております。

 

自己株式の公開買付け及び市場買付けについて

 当社は、2026年5月12日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条第1項及び当社定款の規定に基づき、自己株式の取得及びその具体的な取得方法として自己株式の公開買付け(以下「本公開買付け」)を行うことを決議いたしました。

 

(1)買付け等の目的

 当社は、2025年11月17日に、トヨタ自動車株式会社(以下「トヨタ自動車」)より、2025年11月27日に、京セラ株式会社(以下「京セラ」)より、その所有する当社普通株式の一部について、売却する意向がある旨の連絡を受けました。検討の結果として、当社は、京セラ及びトヨタ自動車の所有株式数に鑑み、更なる株主還元の強化としての自己株式の取得を行い、そのうち、京セラから53,763,400株、トヨタ自動車から53,763,400株の自己株式を取得することが適切であると考えるに至りました。

 また、本公開買付けにおける買付け予定数については、京セラ及びトヨタ自動車の応募意向株式数の合計である107,526,800株を上限としております。

 

 以上を踏まえ、当社は、2026年5月12日開催の取締役会において、自己株式の取得及びその具体的な取得方法として本公開買付けを実施すること並びに2026年5月12日開催の取締役会決議に基づく自己株式の取得における取得価額の総額(3,000億円)から、本公開買付けに基づいて取得された当社普通株式の取得価額の総額を控除した額の取得価額の総額の範囲内で、市場買付けを実施することを決議いたしました。

 

(2)自己株式の取得に関する取締役会決議内容

①取得する株式の種類:当社普通株式

②取得する株式の総数:146,000,000株(上限)

③取得価額の総額:3,000億円(上限)

④取得する期間:2026年5月13日から2027年1月31日

 

(3)自己株式の公開買付けの概要

①買付け予定の株式の種類:当社普通株式

②買付け予定数:107,526,800株(上限)

③買付け等の価格:普通株式1株につき2,325円

④株式の取得価額の総額:2,500億円(上限)

⑤買付け期間:2026年5月13日から2026年6月9日

⑥買付け開始公告日:2026年5月13日

⑦決済の開始日:2026年7月1日

 

(4)自己株式の市場買付けの概要

①買付け予定の株式の種類:当社普通株式

②株式の取得価額の総額:3,000億円から本公開買付けによる取得額を控除した額(上限)

③買付け期間:2026年7月2日から2027年1月31日