○添付資料の目次

 

1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2

(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………2

(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………6

(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………6

(4)資本収益性の現状分析と改善への取り組み ……………………………………………………………7

(5)サステナビリティに関する考え方及び取り組み ………………………………………………………8

(6)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………11

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………11

3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………12

(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………12

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………14

連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………14

連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………16

(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………17

(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………19

(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………21

(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………21

(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………21

(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………23

(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………24

 

 

1.経営成績等の概況

(1)当期の経営成績の概況

 

(a)業績の概況

当連結会計年度(2025年4月〜2026年3月)の日本経済は、物価上昇の影響を受けつつも個人消費や企業業績が底堅く推移しました。一方で、地政学リスクの高まりやエネルギー価格の高騰もあり、先行きは見通しにくくなっています。

こうした状況のなかで、当社グループは収益力向上に向け、強みである「アニメ」「経済報道」の強化、また「独自IP(知的財産)」の開発に努めております。当期においては、売上高は前年同期比5.8%増164,915百万円、営業費用は3.7%増153,513百万円となりました。営業利益は46.4%増11,402百万円、経常利益は44.6%増11,937百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は27.6%増7,700百万円となり、売上高及び各段階利益は過去最高額を記録しました。

また、当社グループの中核子会社である㈱テレビ東京の決算については、売上高が9.1%増の126,376百万円となりました。営業利益は71.3%増の9,744百万円、経常利益は56.3%増の10,947百万円、税引前当期純利益は45.6%増の10,492百万円となり、売上高及び営業利益は過去最高額を記録しました。㈱テレビ東京の事業を構成する放送事業、ライツ事業の状況についてはそれぞれ(b)セグメント別の状況の「地上波・BS放送事業」「アニメ・配信事業」に記載しております。

今後につきましては、国内外の不確実な状態が続く中、独自のコンテンツ作りを通じて放送事業の収益をできる限り確保しつつ、経済報道やドラマ等の配信サービス、またアニメの事業展開を一段と進めてまいります。海外については、中国市場に加え東南アジアや欧米、中東でのアニメ作品の配信、商品化を加速していきます。また、新規事業開発や成長投資も推し進め、テレビ東京グループの総力を結集して業績向上を目指してまいります。

 

(b)セグメント別の状況

セグメント別の業績は以下の通りです。

                                   (単位:百万円)

 

売上高

営業利益

金額

前年同期比

金額

前年同期比

増減額

増減率(%)

増減額

増減率(%)

地上波・BS放送事業

103,401

4,704

4.8

5,550

1,480

36.4

アニメ・配信事業

52,310

5,386

11.5

6,587

2,336

55.0

ショッピング・その他事業

16,818

△365

△2.1

453

△231

△33.8

調整額

△7,614

△646

△1,188

27

合計

164,915

9,078

5.8

11,402

3,612

46.4

 

 

 【地上波・BS放送事業】

 地上波・BS放送事業はテレビ東京グループ各社が行う放送事業となっております。

①地上波放送事業(㈱テレビ東京)

放送事業収入(売上高)の合計は5.4%増83,242百万円となりました。

このうち番組提供のスポンサーから得られるタイム収入は、系列局を通じた全国放送(ネット部門)において前年を上回りました。新規のミニ番組・箱番組のセールスが好調に推移し、単発型広告も単価が大きく伸長した結果です。首都圏放送(ローカル部門)でも、新規のミニ番組や深夜箱番組の決定、ならびに高単価スポンサーの取り込みによる単発型広告の伸長により、前年を上回りました。一方、特別番組(特番)部門においては、「世界卓球2025」の過去最高売上や、「テレ東音楽祭」など大型特番のセールスも好調に推移しましたが、「パリオリンピック」の放送があった前年実績には届きませんでした。以上の結果、タイム収入全体では1.8%増45,740百万円となりました。

スポット収入は、上期は前年のオリンピックの反動増や市場環境の変化に伴う需要増を戦略的に取り込み、下期は『金融・保険』や『教育・医療サービス』など好調業種の出稿を獲得し、売上増に繋げました。以上の結果、スポット収入は12.3%増31,627百万円となり、年度最高記録を達成しました。

地方放送局などへの番組販売では、他系列の地方放送局において土日昼間帯に新番組が編成されたことや深夜枠が縮小したことで、特に下期において番組購入需要が減少する傾向となりました。番組別では、「JAPANをスーツケースにつめ込んで!」「バカリズムのちょっとバカりハカってみた!」などの新番組は販売が好調に推移しましたが、全体としては前年実績には届かず番組販売収入は1.5%減4,213百万円となりました。

コストの面では、放送収入の増加に伴う代理店手数料の増加などにより、放送事業の費用は2.5%増63,630百万円となりました。

以上の結果、㈱テレビ東京単体の放送事業利益は16.2%増19,611百万円となりました。

②BS放送事業(㈱BSテレビ東京)

BS放送事業収入(売上高)の合計は0.6%増15,991百万円となりました。

このうちタイム収入は、レギュラー番組においてオープン枠のセールスが好調に推移した結果、前年同期を上回りました。一方、スポット収入は、単価の高い通販スポンサーの出稿減により前年同期を下回りましたが、放送収入全体としては前年同期を上回る結果となりました。

営業費用は、番組制作費や人件費等の増加により、前年同期比1.5%増13,571百万円となりました。

以上の結果、BS放送事業(㈱BSテレビ東京)の営業利益は4.6%減2,419百万円となりました。

 

これらに加えて㈱テレビ東京メディアネットなど放送関連会社の売上を合計し、同一セグメント内取引を調整したセグメント売上高は4.8%増103,401百万円、営業利益は36.4%増5,550百万円となりました。

 

【アニメ・配信事業】

アニメ・配信事業は、㈱テレビ東京が持つコンテンツを活用し放送による広告以外に収入を上げている「ライツ事業」や、㈱テレビ東京コミュニケーションズ、㈱エー・ティー・エックスなどのグループ会社が行うアニメのCS放送や音楽関連ビジネス事業を指します。主に海外向けの番組販売、ゲーム化による権利、インターネットを通じた課金型配信プラットフォーム、広告付き動画配信プラットフォーム向けのコンテンツ供給、イベントなどから得られる収入となります。

①ライツ事業(㈱テレビ東京)

当連結会計年度におけるライツ事業の収入(売上高)は、17.0%増42,574百万円となりました。

この主軸であるアニメ部門は、海外において「NARUTO」および「BORUTO」のオンラインゲーム展開や「NARUTO」の商品化が好調に推移いたしました。これにより、アニメ部門全体の収入は17.8%増27,219百万円と過去最高額となりました。

ドラマやドキュメンタリーなどの放送番組や放送以外の独自コンテンツを配信プラットフォームなどに販売する配信ビジネス部門は、広告付き無料動画配信(AVOD)の広告収入や「シナントロープ」の世界配信権販売、「笑ゥせぇるすまん」などの新作ドラマ、「孤独のグルメ」シリーズなどアーカイブ作品の国内配信権販売が好調に推移しました。映画部門は、「劇映画 孤独のグルメ」の興行収入や商品販売が好調に推移したことに加え、テレ東BIZも有料会員売上を伸ばし、配信ビジネス部門全体の収入としては18.3%増13,908百万円となりました。

イベント部門は、前年に引き続き「STAGE:0」や「田村淳のTaMaRiBa」など放送や配信と連動したイベントを積極的に実施しました。また全国ツアーとして6都市で開催した「ぷしゅソングフェス」や、昨年の「行方不明展」に続き、第二弾として実施したホラー型展示会「恐怖心展」も好調だったものの、前年には届かず、イベント収入は5.9%減1,446百万円となりました。

ライツ事業の全体の費用は、アニメの新規作品が増えたことや制作コストの増加により、14.8%増25,336百万円となりました。

以上の結果、ライツ事業の利益は20.3%増17,238百万円となりました。

②その他アニメ・配信事業

音楽出版関連の㈱テレビ東京ミュージックは、「NARUTO-ナルト-疾風伝 BGM」「残酷な天使のテーゼ:高橋洋子」を筆頭に国内外の印税収入が全体的に堅調に推移しました。また、「SAKAMOTO DAYS」「ホテル・インヒューマンズ」等アニメ番組におけるタイアップ楽曲のコーディネートにより音楽広告収入が好調でした。これにより、㈱テレビ東京ミュージックの売上高は4.6%増の4,451百万円となりました。

CS放送アニメ専門チャンネル「AT-X」を手掛ける㈱エー・ティー・エックスは、「AT-X」の加入者減少に伴い放送売上が減少しました。ライツ売上についても「Re:ゼロから始める異世界生活」などは健闘したものの前年には及びませんでした。この結果、㈱エー・ティー・エックスの売上高は4.2%減の3,194百万円となりました。

 

これらに加えて㈱テレビ東京コミュニケーションズの売上高を合計し、同一セグメント内取引を調整したセグメント売上高は11.5%増の52,310百万円、営業利益は55.0%増の6,587百万円となりました。

 

【ショッピング・その他事業】

ショッピング・その他事業は㈱テレビ東京ダイレクトほか3社が手掛けるテレビ通販やEコマース、グループ全体のサポート事業を指しております。
 ㈱テレビ東京ダイレクトは、「テレ東本舗。」において「40までにしたい10のこと」のDVDやグッズがドラマ関連商品の売上新記録を達成しました。また、「テレ東本舗。WEB」「羽田空港店」「東京駅店」がそれぞれ年間歴代売上を更新するなど非常に好調に推移しました。しかしながら、主力の「テレビ東京ショッピング」において高付加価値商品の「リフォーム」や資産価値商品の「純金コインペンダント」が伸びたものの、前年のヒット商品「遮熱クールアップ」「炭八」などの売れ筋商品が前年に及ばず減収となりました。「虎ノ門市場」においても定期便やおせちが苦戦し、減収となりました。全体として、物価高による消費の冷え込みなどにより日用品・雑貨や食品の売れ行きが厳しく、㈱テレビ東京ダイレクトの売上高は4.9%減の11,178百万円となりました。

 

これらに加えて㈱テレビ東京システム、㈱テレビ東京ビジネスサービス、㈱リアルマックスの売上高を合計して、同一セグメント内取引を調整したセグメント売上高は2.1%減の16,818百万円、営業利益は33.8%減の453百万円となりました。

 

 

 

 

 

(参考) ㈱テレビ東京単体の業績

<2026年3月期 通期>

 

 

(単位:百万円)

 

 

25年3月期
通期

26年3月期
通期

前年同期比

 

 

増減額

増減率(%)

売上高

115,836

126,376

10,540

9.1

営業費用

110,147

116,632

6,484

5.9

営業利益

5,688

9,744

4,056

71.3

経常利益

7,003

10,947

3,944

56.3

税引前当期純利益

7,208

10,492

3,284

45.6

 

放送事業

 

 

 

 

放送事業売上

(主なもの)

タイム(T)

44,924

45,740

815

1.8

スポット(S)

28,158

31,627

3,469

12.3

T+S 計

73,083

77,367

4,284

5.9

番組販売

4,279

4,213

△65

△1.5

放送事業売上 計

78,973

83,242

4,268

5.4

放送事業費用

62,102

63,630

1,528

2.5

うち放送コンテンツ制作費

34,394

34,571

176

0.5

放送事業 利益

16,871

19,611

2,740

16.2

 

ライツ事業

 

 

 

 

ライツ事業売上

アニメ

23,103

27,219

4,116

17.8

配信ビジネス

11,759

13,908

2,149

18.3

イベント

1,536

1,446

△89

△5.9

ライツ事業売上 計

36,398

42,574

6,175

17.0

ライツ事業費用

22,070

25,336

3,266

14.8

ライツ事業 利益

14,328

17,238

2,909

20.3

 

 

 

 

 

《総コンテンツ制作費》

(単位:百万円)

 

22年3月期
通期

23年3月期
通期

24年3月期
通期

25年3月期
通期

26年3月期
通期

総コンテンツ制作費

52,216

52,827

50,782

54,131

56,857

 

 

※従来「番組制作費」として表示していた地上波放送のコンテンツ制作に関する費用を「放送コンテンツ制作費」として表示しております。また、上記に加えてアニメ・配信ビジネス・イベントの製作委員会への出資額等を含めたテレビ東京のコンテンツ制作のための費用を「総コンテンツ制作費」として表示しております。
 

 

 

(2)当期の財政状態の概況

 

(資産)

流動資産は98,315百万円、前連結会計年度末に比べて7,879百万円増加しております。その他が580百万円減少した一方、現金及び預金、制作勘定がそれぞれ7,476百万円、1,397百万円増加したことが主な要因です。

固定資産は57,467百万円、前連結会計年度末に比べて60百万円増加しております。有形固定資産が1,843百万円減少した一方で、無形固定資産、投資その他の資産がそれぞれ213百万円、1,689百万円増加したことが主な要因です。

 

(負債)

流動負債は44,973百万円、前連結会計年度末に比べて2,611百万円増加しております。支払手形及び買掛金、未払法人税等がそれぞれ624百万円、1,233百万円増加したことが主な要因です。

固定負債は3,254百万円、前連結会計年度末に比べて326百万円減少しております。リース債務、退職給付に係る負債がそれぞれ158百万円、81百万円減少したことが主な要因です。

 

(純資産)

純資産は107,554百万円、前連結会計年度末に比べて5,654百万円増加しております。株主資本の控除項目である自己株式が253百万円増加した一方で、利益剰余金、その他有価証券評価差額金がそれぞれ5,299百万円、754百万円増加したことが主な要因です。

 

 

(3)当期のキャッシュ・フローの概況

 

キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、7,476百万円増加となりました。その結果、当連結会計年度末の資金残高は45,156百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

2024.4.1~2025.3.31

2025.4.1~2026.3.31

営業活動によるキャッシュ・フロー

7,569

16,130

投資活動によるキャッシュ・フロー

△2,015

△5,253

財務活動によるキャッシュ・フロー

△4,055

△3,399

現金及び現金同等物の増減額

1,527

7,476

現金及び現金同等物の期末残高

37,680

45,156

 

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は16,130百万円、前年同期比8,560百万円の収入増となりました。
 これは主に、税引前当期純利益、売上債権の増減額がそれぞれ2,699百万円、2,431百万円の収入増加となったことに加え、法人税等の支払額が796百万円の支出減少となったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は5,253百万円、前年同期比3,237百万円の支出増となりました。
 これは主に、投資有価証券の売却による収入が1,242百万円減少したことや有形固定資産の取得による支出が1,126百万円増加したことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は3,399百万円、前年同期比655百万円の支出減となりました。
 これは主に、自己株式の取得による支出が1,115百万円の減少となったことによるものです。

 

 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

前連結会計年度

当連結会計年度

2025.3.31

2026.3.31

自己資本比率(%)

68.8

68.9

時価ベースの自己資本比率(%)

64.3

70.2

キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)

86.9

39.5

インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)

191.4

275.7

 

(注1)自己資本比率 : 自己資本 ÷ 総資産
時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額 ÷ 総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債 ÷ キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業キャッシュ・フロー ÷ 利払い

(注2)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。

(注3)株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。

(注4)キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

 

(4)資本収益性の現状分析と改善への取り組み

 

(a)現状評価

 当社は認定放送持株会社として、災害報道等で国民に切れ目なく情報を伝える責務を負っているため、十分な設備や装備をあらかじめ保持していくことが求められており、相応の余裕資金や自己資本が必要と考えています。その結果、自己資本に対する利益の割合を示すROEが相対的に低い水準になっていると分析しています。

 当社は各ステークホルダー(視聴者、社会全般、株主、取引先、社員)への責任をバランスよく果たし、企業価値の向上を通じて満足の総和を高めていくことを基本方針とし、資本コストを含む様々な経営指標を適切に認識しつつ、コーポレートガバナンス・コードを着実に実行しております。当社は200億円の成長投資枠を2025年度から2027年度までの2025中期経営計画でも継続することを決定し、引き続き投資収益性を十分に検討したうえで新規事業の開発に積極的に資金を振り向けていく方針です。

 資本コストやその算出の背景にある計算手法などの考え方の開示については、その公表の要否、妥当性、時期や方法などを含め、株主その他のステークホルダーの皆様との建設的な対話の内容なども参考にしつつ、当社において慎重に検討した上で決定すべき事項であると考えております。

 

(b)方針・目標

 当社は、2020年代後半にROE(自己資本利益率)8%の達成を目指します。ROE目標を達成するには利益を着実に増やしていくことが重要であると認識しており、コンテンツの視聴手段が多様化していることを踏まえて、放送事業だけに頼らずに成長性の高い「アニメ・配信」部門を伸ばすと同時に、強みとする経済報道を充実させます。コンテンツ制作力をさらに強化、コンテンツIP(知的財産)のグローバル展開に注力して、「グローバルIPメディア」へと進化します。現行の中期経営計画の最終年度である27年度のROEは7.9%となる見込みであり、目標の8%に迫ります。

 株主還元も着実に推進します。各ステークホルダーと成長の果実をバランスよく分け合うことを前提に、利益の拡大と連動した継続的な配当実施に努めます。連結ベースで配当性向35%を目途とし、総還元性向については40%程度を目指します。

 自己株式取得については特定の企業が保有する株式の議決権の上限を定めた「マスメディア集中排除原則」やプライム市場の要件である流通株式比率、流通株式時価総額などを考慮しながら検討します。そのほか政策保有株式は、段階的かつ可及的速やかに売却していくことが適当と考えております。実際に保有株式の縮減を進めており、過去10年の間に4割超の銘柄を売却しております。

 

(c)取組・実施時期

 当社は放送事業だけに頼らない収益構造への転換を着実に推進し、安定した利益を生み出す体質を一層強固にしていきます。今後は稼いだ利益を積極的に成長投資に振り向けるフェーズに入ったと捉えております。中期経営計画では3年間合計の営業キャッシュフローを主な原資として約200億円の「成長のための投資枠」を設定しています。成長投資の重点分野として「アニメ・配信の国内外での事業拡大」「AI(人工知能)やバーチャル・プロダクションなど最先端技術の研究開発・活用」「コンテンツ制作力の強化」を掲げております。

 当社は今後もコーポレートガバナンス・コードの趣旨を十分に踏まえつつ、資本コストや株価を意識した経営計画を策定し、ステークホルダーとの対話を通じて企業価値の向上につなげてまいります。

 

(5)サステナビリティに関する考え方及び取り組み

(a)コーポレート・ガバナンス強化

 コーポレート・ガバナンス(企業統治)の強化は社会の要請であり、テレビ東京グループにとっても重要な課題です。

 当社は取締役の3分の1を独立社外取締役にしており、取締役会の諮問機関として独立社外取締役と代表取締役社長により構成する「人事諮問委員会」「報酬諮問委員会」を設置しております。両委員会とも独立社外取締役が委員の過半数を占め、独立社外取締役を委員長に選任しています。委員会は㈱テレビ東京ホールディングスの取締役の人事案や報酬の方針などについて議論し、取締役会に答申しています。

 また、代表取締役社長の助言機関として、社外取締役と代表取締役などが出席する「経営懇談会」を設けております。「人事諮問委員会」「報酬諮問委員会」「経営懇談会」があわせて機能することでコーポレート・ガバナンスを強化し、経営の透明度を高めてまいります。

 

(b)気候変動リスクへの対応

 当社グループは、代表取締役社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置して、地球環境問題をはじめ、人権の尊重、従業員の健康、労働環境への配慮や公正・適切な処遇を実現するための啓発活動などサステナビリティを巡るあらゆる課題に対してグループ全体で取り組んでいます。気候変動への対応については、消費電力の削減や再生可能エネルギーの導入、自社のCO排出を相殺できる「J-クレジット」等の活用を組み合わせて2023年度からグループ全体のCO排出量の実質ゼロを継続しています(対象はScope1とScope2)。

 また、当社は「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」へ賛同し、TCFDが提言するフレームワークを活用して定期的に情報開示をしています。複数の将来シナリオを用いて気候変動が事業に与えるリスクと機会を評価し、気温上昇に伴う事業活動への恒常的な悪化と、緊急的かつ頻発の恐れのある自然災害の影響を分析してBCP(事業継続計画)体制をグループ全体で構築しています。

 世界的な課題となっている気候変動リスクへの対応はメディアグループとしても、企業としても重要な課題の1つと認識しています。当社グループではSDGs(持続可能な開発目標)に本格的に取り組むため、国連が報道機関に協力を呼び掛ける「SDGメディア・コンパクト」に署名・加盟しております。報道機関だからこそ出来る取り組みとして、放送や配信、イベントなどを通じてサステナビリティの浸透に取り組んでいます。

 

(c)人材の多様性に向けた取り組み

① 人材の多様性確保

 当社グループは、長期ビジョン「テレ東VISION2035」が掲げる「グローバルIPメディア『テレ東』」実現に向けて、事業の成長を牽引する中核人材を獲得するため、2025年度のキャリア採用では33名を採用し、AI、グローバル、IPビジネスなどの領域でスペシャリストを積極的に確保しました。また、高等専門学校からの新卒採用を開始してテック系学生へ門戸を広げるほか、女性社員の幹部登用や、外国籍社員の採用強化を進め、多様で専門性の高い人材が活躍できる体制を整備しています。加えて同性パートナーを配偶者と同等に扱う「パートナーシップ制度」の導入や、シニア層が意欲的に働けるよう再雇用制度の改定を行うなど、多様な層の社員が安心して長く活躍できる企業風土を醸成しています。

 

② 人的資本への投資と人材育成の方針

 人材を「企業の価値創出の源泉」と捉え、報酬、育成、働き方を連動させた戦略的な人的資本投資を行っています。優秀な人材を獲得し定着させるため、2025年度に給与制度を改定して賞与の一部を月例給与へ移行させ、業績に左右されにくい安定した賃金体系を構築しました。これによる大幅なベースアップに続き、2026年度も若年層を中心に4.5%程度の賃上げを実施し、新卒初任給を33万円へと引き上げます。また人材育成の面では、組織全体の生産性最大化を目指し、2026年4月にグループ全社員を対象とした企業内大学「テレ東カレッジ」を開校しました。研修費を大幅に増額し、AIやグローバルIPなどの実務直結型プログラムや就学支援制度を提供することで、積極的な学びの文化を醸成し、リスキリングを強力に推進していきます。

 

③ 社内環境整備の方針

 単なる制度の充実にとどまらず、社員が挑戦できる環境や舞台を整えることで、グループ全体の競争力を高めています。特に全社的なデジタル変革に向けてAIの利活用を推進しており、各局室およびグループ会社から選抜したAIアンバサダーの育成を通じて、全社員のAI利用率100%達成を目標に掲げています。同時に、エンゲージメント調査を継続的に実施して職場環境の改善に努めるとともに、カスハラなどハラスメントの未然防止に取り組み、コンプライアンスの徹底を図っています。働き方の面では、在宅勤務やフレックスタイム制を導入しているほか、最長2歳半までの育児休業、小学校3年生までの時短制度などを整え、仕事と家庭の両立を支援しています。加えて、2025年度からグループ全体のオフィスレイアウト最適化を推進し、業務内容な目的に応じて働く環境を選択できるABW(Activity Based Working)を導入しています。

 

④ 指標及び目標

 当社グループの中核企業である㈱テレビ東京の女性社員比率は、2026年4月時点で31.2%、最近の新卒採用における男女比はおおむね同数となっています。女性管理職比率は、2026年4月時点では18.6%となっており、20%台半ばに引き上げることを目指し、役職者候補を育成しています。外国籍社員は17名となり、特にアニメ・国際事業・配信部門で採用を強化しました。2025年度の新卒・キャリア採用合計58名のうちキャリア比率は56.8%となりました。

 また社員がいきいきと活躍するために心身の健康管理にも注力しています。㈱テレビ東京では年2回、健康診断を実施しています。労働安全衛生法では、企業に対して常時雇用する全従業員に年1回の健康診断を義務化していますが、2025年度の受診率は100%でした。加えて人間ドック、脳ドックの一部費用について会社の補助制度を設けています。ストレスチェックの受検率は、2025年度は86.6%で心の健康を保つために、心療医など専門家によるカウンセリングを受けられる体制も整えており、心身両面の健康維持に資する“予防型支援”を重視しています。また2023年にがん対策推進企業アクションに参加、2024年度からマンモグラフィー検査を定期健康診断に導入し社員のがん予防を支援しています。社員の健康維持は、企業の持続的成長を支える基盤と位置付けています。

 今後も健康診断受診率100%を維持し、社員の心と体の健康を保つことで、社員のエンゲージメント、モチベーションアップにつなげていく方針です。

 

(d)人権尊重の取り組み

 当社グループは、2023年11月に策定した「テレビ東京グループ人権方針」を指針とし、人権尊重の取り組みをグループおよびサプライチェーン全体で深化させております。

 同年に設置した「人権委員会」が中心となり、人権デューデリジェンスの取り組みを継続。事業活動における人権への負の影響を特定・評価し、その防止および軽減に向けた具体的な進捗管理を行っております。このプロセスのなかで、従業員の安全と尊厳を守る重要性を再確認し、新たに「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定いたしました。また、社内研修を継続的に実施することでグループ全体の理解を深めるとともに、取引先に対しても当社グループの人権方針への理解と尊重を求め、サプライチェーン全体で人権侵害の予防・改善に取り組む体制を強化しております。

 

(e)コンプライアンスを重視したコンテンツ制作

 当社グループは放送の公共的使命を自覚するとともに、法令を遵守し社会規範に基づいてコンテンツを制作することが求められています。テレビ東京が2023年3月に放送した「激録・警察密着24時!!」に不適切な内容があったとして、BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会及び放送人権委員会から意見、見解が公表されました。当社グループは本件を深く反省し、2024年にテレビ東京内に「コンテンツ審査室」を設置し、制作するコンテンツの事前チェック・審査体制を強化しております。また、放送番組の適正を図り、外部有識者の声を聞く場として「放送番組審議会」をおよそ1ヵ月に1回開催しております。こうした取り組みを通じ、当社グループはコンプライアンスを重視し、信頼されるコンテンツ制作に努めてまいります。

 

(f)ウェルビーイングの取り組み

 当社グループでは、2030年に達成期限を迎えるSDGsに続く新しい国際目標として提唱されているSWGs(Sustainable Well-being Goals・持続可能な幸福目標)の主題であるウェルビーイングをサステナビリティ活動の中心に据えています。ウェルビーイングとは、社会全体や個人の幸福、健康、充実感などを重視し、「個人や社会が『よりよい状態』になること」を目指すことです。

 当社グループは、コンテンツやイベントなどを通じてウェルビーイングの浸透を目指し、社会全体の「多幸感」の向上に貢献してまいります。

 

 

 

(6)今後の見通し

 

中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の上昇や供給網の混乱が重荷となっているほか、ウクライナ情勢の長期化、米中対立に伴う地政学的分断など、世界経済の先行きは見通しにくい状況です。また、日本経済も物価上昇の影響等により、不確実な状態が続くと予想されます。

このような経営環境のなか、テレビ東京グループは独自のコンテンツ制作を通じて放送事業の収益を確保しつつ、経済報道や配信サービス、アニメ事業を一段と加速させてまいります。成長戦略としては、アニメ・配信・経済報道・独自IP(知的財産)事業をさらに強化し、これらを国際的に展開する「グローバルIPメディア」への進化を目指します。中国に加え、東南アジアや欧米、中東でのアニメやドラマ作品の展開を強力に推し進めます。

今後も報道からエンターテインメントまで各分野で競争力のあるコンテンツを制作・発信するとともに、社会課題解決にも貢献し、当社グループの存在感を高めていきます。さらに、新規事業の開発や成長投資により収益源の多様化を図り、着実な業績向上に努めてまいります。

2027年3月期の売上高は、前年比1.9%増168,000百万円、営業利益は0.9%増11,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は3.9%増8,000百万円を想定しています。

 

 

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方

 

当社グループの採用する会計基準につきましては、当面は日本基準を採用することとしておりますが、今後の外国人株主比率の推移及び国内他社のIFRS(国際財務報告基準)採用動向などを踏まえつつ、IFRS適用の検討をすすめていく方針であります。

 

3.連結財務諸表及び主な注記

(1)連結貸借対照表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当連結会計年度

(2026年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

41,764

49,240

 

 

受取手形及び売掛金

34,728

34,297

 

 

金銭の信託

394

411

 

 

制作勘定

9,089

10,487

 

 

商品

931

931

 

 

貯蔵品

13

13

 

 

その他

3,518

2,937

 

 

貸倒引当金

△3

△3

 

 

流動資産合計

90,436

98,315

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

9,047

8,461

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

7,670

6,507

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

679

856

 

 

 

土地

4,254

4,254

 

 

 

リース資産(純額)

883

763

 

 

 

建設仮勘定

426

275

 

 

 

有形固定資産合計

22,961

21,118

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

6,460

6,672

 

 

 

その他

16

17

 

 

 

無形固定資産合計

6,476

6,690

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

20,661

22,719

 

 

 

長期貸付金

1

1

 

 

 

繰延税金資産

1,151

858

 

 

 

その他

6,157

6,081

 

 

 

貸倒引当金

△2

△1

 

 

 

投資その他の資産合計

27,969

29,658

 

 

固定資産合計

57,407

57,467

 

資産合計

147,843

155,783

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当連結会計年度

(2026年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

5,016

5,641

 

 

短期借入金

5,100

5,100

 

 

1年内返済予定の長期借入金

166

141

 

 

リース債務

181

214

 

 

未払費用

22,027

22,333

 

 

未払法人税等

1,623

2,857

 

 

賞与引当金

2,301

2,451

 

 

役員賞与引当金

154

231

 

 

その他

5,790

6,001

 

 

流動負債合計

42,362

44,973

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

381

323

 

 

長期未払金

49

1

 

 

リース債務

745

587

 

 

繰延税金負債

685

709

 

 

役員退職慰労引当金

39

34

 

 

退職給付に係る負債

1,612

1,530

 

 

その他

66

66

 

 

固定負債合計

3,580

3,254

 

負債合計

45,943

48,228

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

10,000

10,000

 

 

資本剰余金

18,342

18,244

 

 

利益剰余金

71,022

76,322

 

 

自己株式

△2,736

△2,989

 

 

株主資本合計

96,628

101,576

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

4,983

5,738

 

 

為替換算調整勘定

98

97

 

 

退職給付に係る調整累計額

△7

 

 

その他の包括利益累計額合計

5,074

5,835

 

非支配株主持分

196

142

 

純資産合計

101,900

107,554

負債純資産合計

147,843

155,783

 

 

 

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書

連結損益計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

売上高

155,837

164,915

売上原価

107,581

110,007

売上総利益

48,256

54,908

販売費及び一般管理費

 

 

 

人件費

9,640

9,742

 

賞与引当金繰入額

856

1,383

 

役員賞与引当金繰入額

159

231

 

退職給付費用

484

469

 

役員退職慰労引当金繰入額

21

22

 

代理店手数料

17,692

18,369

 

賃借料

2,260

2,270

 

減価償却費

1,026

1,549

 

その他

8,324

9,466

 

販売費及び一般管理費合計

40,466

43,505

営業利益

7,789

11,402

営業外収益

 

 

 

受取利息

18

66

 

受取配当金

249

254

 

為替差益

59

 

持分法による投資利益

130

85

 

受取賃貸料

53

43

 

投資事業組合運用益

68

32

 

その他

66

93

 

営業外収益合計

585

633

営業外費用

 

 

 

支払利息

39

58

 

為替差損

9

 

投資事業組合運用損

16

21

 

支払手数料

20

2

 

その他

35

16

 

営業外費用合計

120

98

経常利益

8,255

11,937

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

23

0

 

投資有価証券売却益

517

29

 

特別利益合計

541

29

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

33

55

 

減損損失

353

 

投資有価証券売却損

19

1

 

投資有価証券評価損

113

 

特別損失合計

53

524

税金等調整前当期純利益

8,743

11,443

法人税、住民税及び事業税

2,912

3,763

法人税等調整額

△206

△31

法人税等合計

2,705

3,732

当期純利益

6,037

7,710

非支配株主に帰属する当期純利益

2

9

親会社株主に帰属する当期純利益

6,034

7,700

 

 

 

連結包括利益計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

当期純利益

6,037

7,710

その他の包括利益

 

 

 

その他有価証券評価差額金

52

754

 

為替換算調整勘定

28

△1

 

退職給付に係る調整額

10

7

 

持分法適用会社に対する持分相当額

△4

△0

 

その他の包括利益合計

86

760

包括利益

6,123

8,471

(内訳)

 

 

 

親会社株主に係る包括利益

6,121

8,461

 

非支配株主に係る包括利益

2

9

 

 

 

(3)連結株主資本等変動計算書

  前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

10,000

18,267

67,149

△1,330

94,086

当期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

△2,161

 

△2,161

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

6,034

 

6,034

自己株式の取得

 

 

 

△1,637

△1,637

自己株式の処分

 

75

 

231

306

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

75

3,872

△1,405

2,542

当期末残高

10,000

18,342

71,022

△2,736

96,628

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

その他有価証券評価差額金

為替換算調整勘定

退職給付に係る調整累計額

その他の包括利益累計額合計

当期首残高

4,935

70

△17

4,988

193

99,268

当期変動額

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

△2,161

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

 

6,034

自己株式の取得

 

 

 

 

 

△1,637

自己株式の処分

 

 

 

 

 

306

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

48

28

10

86

2

89

当期変動額合計

48

28

10

86

2

2,631

当期末残高

4,983

98

△7

5,074

196

101,900

 

 

 

  当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

10,000

18,342

71,022

△2,736

96,628

当期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

△2,400

 

△2,400

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

7,700

 

7,700

自己株式の取得

 

 

 

△522

△522

自己株式の処分

 

29

 

268

297

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

△127

 

 

△127

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

△98

5,299

△253

4,948

当期末残高

10,000

18,244

76,322

△2,989

101,576

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

その他有価証券評価差額金

為替換算調整勘定

退職給付に係る調整累計額

その他の包括利益累計額合計

当期首残高

4,983

98

△7

5,074

196

101,900

当期変動額

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

△2,400

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

 

7,700

自己株式の取得

 

 

 

 

 

△522

自己株式の処分

 

 

 

 

 

297

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

 

 

 

 

△127

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

754

△1

7

760

△54

706

当期変動額合計

754

△1

7

760

△54

5,654

当期末残高

5,738

97

5,835

142

107,554

 

 

 

(4)連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税金等調整前当期純利益

8,743

11,443

 

減価償却費

4,236

4,812

 

減損損失

353

 

賞与引当金の増減額(△は減少)

145

149

 

役員賞与引当金の増減額(△は減少)

△2

77

 

役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)

1

△4

 

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

△87

△74

 

貸倒引当金の増減額(△は減少)

△16

△0

 

受取利息及び受取配当金

△267

△320

 

支払利息

39

58

 

固定資産売却損益(△は益)

△23

△0

 

固定資産除却損

33

55

 

投資有価証券売却損益(△は益)

△497

△28

 

投資有価証券評価損益(△は益)

113

 

持分法による投資損益(△は益)

△130

△85

 

売上債権の増減額(△は増加)

△2,000

431

 

棚卸資産の増減額(△は増加)

632

△1,398

 

仕入債務の増減額(△は減少)

△519

624

 

未払費用の増減額(△は減少)

791

306

 

契約負債の増減額(△は減少)

△40

650

 

前受金の増減額(△は減少)

114

32

 

その他

△293

1,391

 

小計

10,856

18,587

 

利息及び配当金の受取額

275

328

 

利息の支払額

△39

△58

 

法人税等の支払額

△3,522

△2,726

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

7,569

16,130

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

定期預金の預入による支出

△13,636

△14,250

 

定期預金の払戻による収入

13,604

14,249

 

有形固定資産の取得による支出

△1,108

△2,235

 

無形固定資産の取得による支出

△2,185

△2,025

 

投資有価証券の取得による支出

△336

△618

 

投資有価証券の売却による収入

1,373

130

 

非連結子会社株式の取得による支出

△500

 

その他

274

△3

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

△2,015

△5,253

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

リース債務の返済による支出

△185

△201

 

長期借入金の返済による支出

△168

△183

 

長期借入れによる収入

100

100

 

自己株式の取得による支出

△1,637

△522

 

配当金の支払額

△2,163

△2,400

 

連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出

△192

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

△4,055

△3,399

現金及び現金同等物に係る換算差額

28

△1

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

1,527

7,476

現金及び現金同等物の期首残高

36,153

37,680

現金及び現金同等物の期末残高

37,680

45,156

 

 

 

(5)連結財務諸表に関する注記事項

(継続企業の前提に関する注記)

該当事項はありません。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1  報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
 当社グループは、コンテンツの有効利用という観点から、地上波放送やBS放送を中心とした一次利用と、それ以外での収益確保という二次利用とを包括的に捉えて事業活動を展開しております。また放送を中心とした当社の事業を機能的に補完するという役割を担っている子会社もあります。
 報告セグメントごとの事業の内容は以下のとおりであります。

 

報告セグメント

事業の内容

地上波・BS放送事業

地上波放送・BS放送による放送収入、他放送局への放送番組販売、番組制作や放送運営等の放送補完事業等

アニメ・配信事業

放送番組の周辺権利を利用する事業、映画出資事業、イベント事業、音楽出版事業、CS有料放送チャンネル事業、動画配信等のデジタル媒体の開発・運営・広告事業

ショッピング・その他事業

テレビ通販・EC事業、グループ内サービス等

 

 

2  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表計上額

(注)2

地上波・BS
放送事業

アニメ・配信
事業

ショッピング・その他事業

売上高

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

96,695

44,970

14,171

155,837

155,837

セグメント間の
内部売上高又は振替高

2,001

1,953

3,012

6,967

△6,967

98,696

46,923

17,183

162,804

△6,967

155,837

セグメント利益

4,069

4,250

685

9,005

△1,215

7,789

セグメント資産

82,730

40,068

5,369

128,169

19,674

147,843

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

2,519

1,459

369

4,347

△111

4,236

持分法適用会社への
 投資額

907

2,376

3,284

3,284

有形固定資産及び
 無形固定資産の増加額

2,319

1,549

196

4,065

△102

3,963

 

(注)1.調整額は以下のとおりであります。

(1)セグメント利益の調整額△1,215百万円には、セグメント間取引消去0百万円、無形固定資産・制作勘定の調整額8百万円、全社費用△1,224百万円が含まれております。なお、全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社に係る費用であります。

(2)セグメント資産の調整額19,674百万円には、セグメント間取引消去△30,689百万円、全社資産50,363百万円が含まれております。なお、全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社の資産であります。

(3)減価償却費の調整額△111百万円は、セグメント間取引消去であります。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額△102百万円は、セグメント間取引消去であります。

2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表計上額

(注)2

地上波・BS
放送事業

アニメ・配信
事業

ショッピング・その他事業

売上高

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

100,721

50,546

13,647

164,915

164,915

セグメント間の
内部売上高又は振替高

2,679

1,763

3,171

7,614

△7,614

103,401

52,310

16,818

172,529

△7,614

164,915

セグメント利益

5,550

6,587

453

12,591

△1,188

11,402

セグメント資産

83,021

40,003

4,627

127,652

28,130

155,783

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

2,864

1,687

370

4,922

△109

4,812

減損損失

316

36

353

353

持分法適用会社への
 投資額

918

2,442

3,361

3,361

有形固定資産及び
 無形固定資産の増加額

2,116

1,319

124

3,560

187

3,748

 

(注)1.調整額は以下のとおりであります。

(1)セグメント利益の調整額△1,188百万円には、セグメント間取引消去68百万円、無形固定資産・制作勘定の調整額8百万円、全社費用△1,266百万円が含まれております。なお、全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社に係る費用であります。

(2)セグメント資産の調整額28,130百万円には、セグメント間取引消去△29,190百万円、全社資産57,321百万円が含まれております。なお、全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社の資産であります。

(3)減価償却費の調整額△109百万円は、セグメント間取引消去であります。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額187百万円は、全社資産の増加額、セグメント間取引消去であります。

2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

(1株当たり情報)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

1株当たり純資産額

3,811円59銭

4,034円12銭

1株当たり当期純利益金額

224円33銭

289円30銭

 

 

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

項目

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

1株当たり当期純利益金額

 

 

 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

6,034

7,700

 普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する
当期純利益(百万円)

6,034

7,700

 普通株式の期中平均株式数(千株)

26,900

26,617

 

 

3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

項目

前連結会計年度
(2025年3月31日)

当連結会計年度
(2026年3月31日)

純資産の部の合計額(百万円)

101,900

107,554

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)

196

142

(うち非支配株主持分)

(196)

(142)

普通株式に係る期末の純資産額(百万円)

101,703

107,412

1株当たり純資産額の算定に用いられた
期末の普通株式の数(千株)

26,682

26,625

 

 

 

(重要な後発事象)

 該当事項はありません。