1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………2
(1)当四半期連結累計期間の経営成績の概況 …………………………………………………………2
(2)当四半期連結累計期間の財政状態の概況 …………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………8
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記) ………………………………………………………8
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………8
1.経営成績等の概況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復傾向が続きました。一方で、物価上昇の継続や米国の今後の政策動向、金融市場の変動等、先行きには引き続き注意が必要です。
このような環境の中、当社グループでは「黒字化の実現」を最優先の経営課題と位置付け、全社一丸で経営体質の改善に取り組んでおります。前期に策定した重点施策を基軸に、重点領域を明確化したうえで、各施策の進捗と成果を主要指標により継続的に検証し、その結果を機動的に施策へ反映することで、収益構造改革を着実に進展させております。
売上面では、各種プロジェクトの効果により安定した受注確保が実現いたしました。和装事業全体として、販売プロセスの改革と営業施策の転換が奏功し、継続的な営業基盤が着実に構築されつつあり、当第3四半期連結累計期間の売上高については、前年同期比8.7%増の4,380百万円となりました。
利益面では、当第3四半期連結累計期間の粗利益率は前年同期と比較して1.9ポイント上昇し61.2%となりました。これは、在庫構成の見直し、販売単価の適正化などを通じて、主要商材の原価率が改善したことによるものです。また、不採算店舗の統廃合や適切な広告・販促費の見直し、間接コストの最適化など、一連のコスト構造改革の効果もあり、当第3四半期連結累計期間における営業利益は182百万円(前年同期は営業損失503百万円)、経常利益は180百万円(同経常損失515百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は162百万円(同親会社株主に帰属する四半期純損失526百万円)となり、2017年3月期以来となる第1四半期から第3四半期までの各四半期における営業黒字を達成いたしました。
今回の収益改善は、前期から継続して取り組んできた構造改革と販売改革の成果が着実に表れたものであり、前期を「再生フェーズ」と位置付けて進めてきた改革が、当期「実行フェーズ」において確かな成果として結実しつつあることを示すものとなりました。とりわけ、第1四半期から第3四半期までの各四半期における営業黒字の積み上げは、改革の実効性と収益構造の転換を明確に裏付ける結果となりました。
当社グループは、前期に策定した重点施策を実行し、その成果を一過性の改善にとどめることなく、再現可能な実行基盤および現場に定着した運用力として組織に根付かせ、期末の着地精度を高める局面にあります。また、黒字化の成果を着実に次の成長へと結び付け、確かな成長基盤を築きながら、持続的な成長モデルの構築と企業価値の向上を力強く実現してまいります。加えて、来期以降の成長加速に向けては、既存事業の伸長に加え、事業ポートフォリオの強化に資する戦略的な取り組みも視野に入れ、検討を進めております。
なお、今後も施策の検証・改善を継続し、通期計画の確実な達成を通過点として、来期を「成長フェーズ」と位置付けた収益拡大と投資余力の創出へつなげるべく、収益の再現性・安定性を一層強化してまいります。また、成長投資にあたっては、資本効率と収益性を重視し、財務健全性とのバランスを踏まえた意思決定を行ってまいります。
「和装事業」における売上区分別の状況は次のとおりです。
(一般呉服等)
「一般呉服」等については、既存顧客への接点強化や収益管理、休眠顧客復活等の施策の積み重ねが引き続き奏功しております。一方で、前期に実施した店舗網の見直しに伴う一部閉店により、受注高は前年同期比8.9%減となりました。
(振袖)
「振袖」販売及びレンタルについては、重点施策であるデジタル広告施策への転換の成果が着実に現れており、来店客数は前年同期比、及び計画対比でも大きく伸長いたしました。また、店舗営業施策を連動させた新戦略が稼働を開始しております。その結果、振袖に関する受注高は前年同期比36.2%増となりました。
(写真撮影・オンラインストア)
「写真撮影」関係については、「写真スタジオクラネ」を閉店し、和装店舗内に併設する運営に転換いたしました。和装店舗とのさらなる連携強化を進めており、直近では、当社での振袖成約者のうちおよそ95%の前撮り撮影予約を獲得できております。振袖受注の増加に伴い前撮り予約件数も順調に伸長しており、売上高は前年同期比10.1%増となりました。
「オンラインストア」については、引き続きSEO対策の強化等により自社サイトへのアクセス数が増加しており、振袖販売及びレンタルの売上が好調に推移いたしました。また、市場動向や季節需要に応じた浴衣等の商品ラインナップの拡充により、振袖以外の和装商品についても堅調に推移し、全体の売上高は前年同期比13.5%増となりました。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて7.2%増加し、5,687百万円となりました。これは、主に売掛金が217百万円、商品及び製品が230百万円それぞれ減少したことと、新株予約権の行使による資金調達を主要因として現金及び預金が930百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて3.7%減少し、1,898百万円となりました。これは、主に敷金及び保証金が86百万円減少したことなどによります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ4.3%増加し、7,586百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて10.9%減少し、4,426百万円となりました。これは、主に契約負債が88百万円、買掛金が53百万円それぞれ増加し、預り金が181百万円、短期借入金が555百万円、前受収益が35百万円それぞれ減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて0.7%増加し、331百万円となりました。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて10.2%減少し、4,757百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて42.9%増加し、2,828百万円となりました。これは、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ341百万円増加したことと、自己株式の消却により自己株式が74百万円減少したこと、また、親会社株主に帰属する四半期純利益が162百万円となったことによるものであります。
最近の業績動向を踏まえ、2025年5月13日発表の2026年3月期連結業績予想を上方修正いたしました。業績予想の詳細に関しては、本日(2026年2月9日)公表いたしました「業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
該当事項はありません。
当社は、2025年4月1日から2025年12月31日の間に、新株予約権の行使による払込を受けました。この結果、当第3四半期連結累計期間において資本金及び資本準備金がそれぞれ341,906千円増加し、当第3四半期連結会計期間末において資本金が537,919千円、資本剰余金が902,212千円となっております。
また、2025年9月24日開催の取締役会決議に基づき、「株式給付型ESOP」の終了に伴う当社自己株式335,800株の無償取得及び当該自己株式の消却を実施いたしました。この結果、当第3四半期連結会計期間末において、利益剰余金が74,547千円、自己株式が74,547千円それぞれ減少しております。
当社グループは、和装事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む。)は、次のとおりであります。
(重要な後発事象)
(新株予約権の行使)
当第3四半期連結会計期間の末日後、当社が発行いたしました第5回新株予約権につき、2026年1月31日までに、以下の通り行使されております。
以上により、発行済株式総数は20,253,600株、資本金は552,935千円、資本剰余金は917,227千円となっております。