1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………
四半期連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………
四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………
1.当四半期決算に関する定性的情報
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかな回復基調にあるものの、アメリカの政策動向や国際情勢による世界経済への影響が懸念される等、先行き不透明な状況が続いています。衣料品小売業界は、賃上げによる消費拡大期待がある一方、原材料や人件費などのコスト上昇や恒常的な物価上昇による消費マインドの下振れリスクに加え、記録的猛暑による秋物動向への影響がみられるなど、厳しい経営環境にあります。
このような状況の下、当社は2033年3月期を最終年度とする長期ビジョン「美しい会社ユナイテッドアローズ、真善美を追求し続けることでサステナブルな社会の実現に貢献し、お客様に愛され続ける高付加価値提供グループになる」とともに、その達成を目指して2026年3月期を最終年度とする中期経営計画「感動提供 お客様と深く広く繋がる」を策定し、3つの戦略を推進しています。
中期経営計画最終年度となる2026年3月期は「新しい価値提供を加速する」を経営方針に掲げ、3つの戦略により長期ビジョンと中期経営計画の実現を目指しています。
1つ目のUA CREATIVITY戦略では、既存事業の成長拡大、ブランド力の強化、(株)コーエンの再成長に向けて取り組んでいます。既存事業の成長拡大では、長い夏を前提としたシーズンMDへの修正や冬物アウターの売上に依存しない商品構成への見直し等が奏功し、単体の小売及びネット通販既存店売上高が前年同期比106.5%と安定的な売上を確保しました。売上総利益率については、単体において春夏セール売上が増加したこと等による影響はあったものの、価格設定の精緻化や秋冬商品の好調な定価販売動向に加え、株式会社コーエンにおいて前連結会計年度の在庫評価損拡大の反動を含めて改善が進んだことにより、2015年3月期の第3四半期連結累計期間以来の水準を維持しました。ブランド力の強化に向けては、主力事業で著名人を起用した広告宣伝の展開を継続したほか、新規出店や既存店の改装によりブランドの認知拡大やブランドイメージの向上に伴う売上拡大につなげています。株式会社コーエンは、売上総利益率の改善が図れたものの、不安定な気温動向や前連結会計年度に実施した大型店退店等の影響により減収となりました。なお2026年1月29日付で発表の通り、当社が保有する株式会社コーエンの全株式について、2026年3月2日でジーイエット株式会社へ譲渡することを決議しております。
2つ目のUA MULTI戦略では、業容拡大に向けた事業開発やグローバル展開の拡大によって、当社の価値提供の領域を広げ、お客様層を拡大させることを目指しています。新たなお客様層の拡大やテイスト軸の課題解決に向けて、韓国発ライフスタイルセレクトショップ「NICE WEATHER(ナイスウェザー)」の東京、大阪地区への実店舗出店を行いました。韓国発バッグブランド「OSOI」では日本国内初のブランド単独実店舗を2店舗オープンしたほか、主力事業の実店舗における取り扱いも拡大しています。グローバル展開の拡大に向けては、中国大陸において2025年1月の上海地区への出店に続き、2026年3月には中国大陸2店舗目を深圳地区に出店する予定です。同じく2026年3月には台湾で15店舗目の出店、タイではフランチャイズ2号店の出店を予定するなど、着実に取り組みを進めています。2025年9月には自社運営の越境ECサイト「ユナイテッド アローズ グローバル オンライン」をオープンしており、海外における当社ブランドの認知向上および販路拡大を目指します。
3つ目のUA DIGITAL戦略では、OMO(*)の推進とサプライチェーンの最適化を軸に取り組んでいます。OMOの推進では、引き続き新会員制度が順調に稼働しており、会員売上が前年同期から2桁増となりました。過去1年に買上実績のあるアクティブ会員数の着実な増加に加え、年間で複数回購入される会員の比率も向上するなど各指標が安定的に伸長し、顧客基盤の強化につながっています。サプライチェーンの最適化では、新商品管理基幹システムが2025年4月より稼働しています。商品原価に関する情報の一元管理によって最適な生産背景を構築することで調達コストの抑制を図るほか、各店舗やネット通販サイトへの在庫配分の精度を向上させ販売機会ロスの縮小や物流コストの低減等を見込んでいます。
(*)OMO:Online Merges with Offlineの略。オンラインとオフラインの融合を指す。
出退店については、トレンドマーケットで11店舗の出店、1店舗の退店、ミッド・トレンドマーケットで8店舗の出店、アウトレットで1店舗の出店を実施した結果、当第3四半期連結会計期間末の小売店舗数は229店舗、アウトレットを含む総店舗数は257店舗となりました。
連結子会社の状況については、株式会社コーエン(決算月:1月)は減収、海外子会社の台湾聯合艾諾股份有限公司(決算月:1月)は増収となり、悠艾(上海)商貿有限公司(決算月:12月)は当連結会計年度より売上を計上しております。出退店については、株式会社コーエンは3店舗の出店、1店舗の退店により当第3四半期連結会計期間末の店舗数は76店舗、台湾聯合艾諾股份有限公司は4店舗の出店により同期間末の店舗数は14店舗、悠艾(上海)商貿有限公司は1店舗の出店により同期間末の店舗数は1店舗となっています。以上により、グループ全体での新規出店数は28店舗、退店数は2店舗、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は348店舗となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比9.4%増の123,638百万円となりました。売上総利益は前年同期比10.3%増の66,070百万円となり、売上総利益率は前年同期から0.4ポイント改善の53.4%となりました。販売費及び一般管理費は、広告宣伝強化による宣伝販促費、賃上げおよび人員増に伴う人件費、出店増および本社移転による減価償却費のほか、システム償却費等が増加したことで、前年同期比10.5%増の57,306百万円、売上高構成比は前年同期差0.4増の46.4%となりました。以上により、当第3四半期連結累計期間の営業利益は8,764百万円(前年同期比9.1%増)、経常利益は8,922百万円(前年同期比1.7%増)となりました。連結子会社である株式会社コーエンについて、当社が保有する全株式のジーイエット株式会社への譲渡契約を締結したことにより、当該子会社の留保損失に係る繰延税金資産を計上したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,696百万円(前年同期比32.2%増)となりました。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して6,946百万円(15.5%)増加の51,763百万円となりました。これは、商品が4,478百万円、未収入金が2,806百万円それぞれ増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末と比較して2,074百万円(8.2%)増加の27,400百万円となりました。これは、店舗の出店などにより有形固定資産が2,300百万円、繰延税金資産が815百万円それぞれ増加した一方、無形固定資産が612百万円、差入保証金が403百万円それぞれ減少したことなどによります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して3,898百万円(14.0%)増加の31,666百万円となりました。これは、短期借入金が7,172百万円増加した一方、未払金が1,929百万円、未払法人税等が1,583百万円それぞれ減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末と比較して279百万円(6.1%)増加の4,831百万円となりました。これは、資産除去債務が233百万円増加したことなどによります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末と比較して4,844百万円(12.8%)増加の42,665百万円となりました。これは、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益により6,696百万円増加した一方、配当金の支払により1,830百万円減少したことなどによります。
2026年3月2日を予定しているジーイエット株式会社に対する株式会社コーエンの全株式の譲渡により、第4四半期に当該株式の譲渡損失が発生する見込みですが、当該譲渡に際して株式会社コーエンへの一定の債権放棄が発生することと同社の連結除外時点の純資産額が未確定であることから現時点では譲渡損失の金額につきまして精査中であります。そのため、2026年3月期の通期の連結業績予想につきまして2025年5月8日公表の連結業績予想から変更はありません。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2024年4月1日 至 2024年12月31日)
当社グループは衣料品小売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2025年4月1日 至 2025年12月31日)
当社グループは衣料品小売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(重要な後発事象)
子会社株式の譲渡
1. 当社は、2026年1月29日に、当社の連結子会社である株式会社コーエン(以下、「コーエン」)の当社が保有する全株式をジーイエット株式会社(以下、「Gyet 社」)に譲渡する旨の株式譲渡契約を締結いたしました。
2.株式譲渡の理由
アパレルおよびウェルネス分野における M&A やブランド再編を積極的に進めている Gyet 社、および同社が業務提携をしておりブランド再生支援において長年の知見と実行力を有しているジーエフホールディングス株式会社との連携により、当社の掲げる「選択と集中」方針の実現とコーエンの収益改善が図れるものと認識しております。
3.株式譲渡に関する相手先の概要
ジーイエット株式会社
4. 株式譲渡の時期
(1)株式譲渡契約日 2026年1月29日
(2)株式譲渡日 2026年3月2日(予定)
5. 異動する子会社の概要
(1)名称 株式会社コーエン
(2)事業内容 アパレル衣料品の企画、製造、販売
(3)当社との取引内容 当社取締役4名が役員を兼任しているほか、業務委託等の取引をしております。
6. 譲渡株式数,譲渡価額及び譲渡前後の所有株式の状況(予定)
(1)譲渡前の所有株式数 2,000 株(議決権の数:2,000 個)(議決権所有割合:100%)
(2)譲渡株式数 2,000 株(議決権の数:2,000 個)
(3)譲渡価額 2億円
(4)譲渡後の所有株式数 0 株(議決権の数:0 個)
7. 今後の見通し
本件株式譲渡の実行により、コーエンは当社の連結子会社から除外されます。本件株式譲渡に際してコーエンへの一定の債権放棄が発生することと同社の連結除外時点の純資産額が未確定であることから、2026年3月期の通期連結業績に与える影響につきましては現在精査中であります。