2026年3月期 連結決算

 

 

<目次>

 

1.当期の経営成績、財政状態等

 

経営成績に関する定性的情報----------------------------------

P. 2

財政状態に関する定性的情報----------------------------------

P. 3

将来の見通しに関するリスク情報--------------------------------

P. 4

会計基準の選択に関する基本的な考え方-----------------------------

P. 4

2.連結財務諸表及び主な注記

 

連結損益計算書及び連結包括利益計算書-----------------------------

P. 5

連結財政状態計算書--------------------------------------

P. 6

連結持分変動計算書--------------------------------------

P. 7

連結キャッシュ・フロー計算書---------------------------------

P. 8

セグメント情報----------------------------------------

P. 9

注記事項-------------------------------------------

P.12

1株当たり情報 ----------------------------------------

P.13

 

 

経営成績に関する定性的情報

 

(1) 当期の概況

 

2026年3月期

前期比

売上収益

10兆5,867

億円

108

調整後営業利益

1兆1,992

億円

+2,276

億円

Adjusted EBITA

1兆3,114

億円

+2,279

億円

税引前当期利益

1兆2,731

億円

+3,103

億円

当期利益

8,514

億円

+1,945

億円

親会社株主に帰属する当期利益

8,023

億円

+1,866

億円

 

 当期における日立グループの売上収益は、前期に比べ8%増の10兆5,867億円となりました。Lumada事業の拡大、力強いパワーグリッド需要を取り込んだエナジーセクター、堅調な国内のデジタル需要を取り込んだデジタルシステム&サービスセクター、鉄道信号・制御事業が好調であったモビリティセクターが牽引し、増収となりました。

 調整後営業利益は、エナジーセクター、デジタルシステム&サービスセクターの収益性向上に加えて、Lumada事業の拡大により前期に比べ2,276億円増加し、1兆1,992億円となりました。

 Adjusted EBITAは、調整後営業利益の増加により、前期に比べ2,279億円増加し、1兆3,114億円となりました。

 税引前当期利益は、調整後営業利益の増加等により、前期に比べ3,103億円増加し、1兆2,731億円となりました。

 当期利益は、法人所得税費用が増加したものの、税引前当期利益の増加により、前期に比べ1,945億円増加の8,514億円となり、親会社株主に帰属する当期利益は、前期に比べ1,866億円増加し、8,023億円となりました。

 

(2) 部門別の概況

 「2026年3月期 連結決算の概要」(説明会資料)をご参照ください。

 

(3) 2027年3月期の見通し

 

2027年3月期

前期比

売上収益

11兆1,000

億円

105

調整後営業利益

1兆3,150

億円

+1,157

億円

Adjusted EBITA

1兆4,200

億円

+1,085

億円

税引前当期利益

1兆2,570

億円

△161

億円

当期利益

9,040

億円

+525

億円

親会社株主に帰属する当期利益

8,500

億円

+476

億円

 

 2027年3月期の業績は、上記の水準を見込んでいます。なお、2027年3月期の為替レートは150円/ドル、175円/ユーロを想定しています。

 当社は、お客様との協創を通じた社会イノベーション事業のグローバル展開を加速するとともに、継続的な事業構造改革の実施や事業ポートフォリオの見直しなど経営基盤強化に向けた取り組みを推進し、持続的な成長をめざしていきます。

 

財政状態に関する定性的情報

 

(1) 当期の財政状況

 

2026年3月期末

前期末比増減

総資産

15兆412

億円

+1兆7,564

億円

負債合計

8兆2,686

億円

+1兆152

億円

うち有利子負債

1兆90

億円

△1,970

億円

親会社株主持分

6兆5,683

億円

+7,212

億円

非支配持分

2,042

億円

+199

億円

運転資金手持日数(CCC)

36.6日

11.7日減少

親会社株主持分比率

43.7%

0.3ポイント減少

D/Eレシオ(非支配持分含む)

0.15倍

0.05ポイント減少

 

 総資産は、受注・売上の拡大に伴う運転資金等の増加により、前期末から1兆7,564億円増加し、15兆412億円となりました。有利子負債は、借入返済等により前期末から1,970億円減少し、1兆90億円となりました。親会社株主持分は、前期末から7,212億円増加し、6兆5,683億円となりました。これらの結果、親会社株主持分比率は43.7%となり、D/Eレシオ(非支配持分含む)は0.15倍となりました。また、運転資金手持日数(CCC)は36.6日となりました。

 

(注) CCC:Cash Conversion Cycle

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 

2026年3月期

前期比

営業活動に関するキャッシュ・フロー

1兆6,680

億円

+4,958

億円

投資活動に関するキャッシュ・フロー

△3,415

億円

+2,320

億円

フリー・キャッシュ・フロー

1兆3,265

億円

+7,279

億円

財務活動に関するキャッシュ・フロー

△9,710

億円

△5,469

億円

 

 営業活動に関するキャッシュ・フローは、前受金増による運転資本の改善等により、前期に比べ4,958億円増加し、1兆6,680億円の収入となりました。投資活動に関するキャッシュ・フローは、前期のタレス社GTS部門買収や当期の持分法投資の売却等により、前期に比べ2,320億円支出が減少し、3,415億円の支出となりました。これにより、フリー・キャッシュ・フローは、前期に比べ7,279億円増加し、1兆3,265億円の収入となりました。財務活動に関するキャッシュ・フローは、長期借入金の返済、自己株式の取得等により、前期に比べ5,469億円増加し、9,710億円の支出となりました。

 これらの結果、現金及び現金同等物は、前期末から4,572億円増加し、1兆3,234億円となりました。

将来の見通しに関するリスク情報

 本資料における当社の今後の計画、見通し、戦略等の将来予想に関する記述は、当社が現時点で合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等の結果は見通しと大きく異なることがありえます。

 その要因のうち、主なものは以下の通りです。

 

・主要市場における経済状況及び需要の急激な変動

・為替相場変動

・資金調達環境

・株式相場変動

・原材料・部品の不足及び価格の変動

・信用供与を行った取引先の財政状態

・主要市場・事業拠点(特に日本、アジア、米国及び欧州)における政治・社会状況及び貿易規制等各種規制

・気候変動対策に関する規制強化等への対応

・情報システムへの依存及び機密情報の管理

・人財の確保

・新技術を用いた製品の開発、タイムリーな市場投入、低コスト生産を実現する当社及び子会社の能力

・地震・津波等の自然災害、気候変動、感染症の流行及びテロ・紛争等による政治的・社会的混乱

・長期請負契約等における見積り、コストの変動及び契約の解除

・価格競争の激化

・製品等の需給の変動

・製品等の需給、為替相場及び原材料価格の変動並びに原材料・部品の不足に対応する当社及び子会社の能力

・コスト構造改革施策の実施

・社会イノベーション事業強化に係る戦略

・企業買収、事業の合弁及び戦略的提携の実施並びにこれらに関連する費用の発生

・事業再構築のための施策の実施

・持分法適用会社への投資に係る損失

・当社、子会社又は持分法適用会社に対する訴訟その他の法的手続

・製品やサービスに関する欠陥・瑕疵等

・自社の知的財産の保護及び他社の知的財産の利用の確保

・退職給付に係る負債の算定における見積り

 

 

会計基準の選択に関する基本的な考え方

 当社は、グローバル化への対応と日立グループ統一の業績評価基準の構築、業務の標準化、経営の効率化等を目的として、2015年3月期の有価証券報告書における連結財務諸表からIFRSを適用しています。

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ先

[報道関係]

株式会社日立製作所 グローバルブランドコミュニケーション本部 グローバルコミュニケーション部

メディアコミュニケーショングループ

03-3258-1111 (大代表)

[IR関係]

株式会社日立製作所 インベスター・リレーションズ

03-5208-9323 (直通)

連 結 損 益 計 算 書

 

 

 

(単位:百万円)

科   目

2025年3月期

2026年3月期

前期比

自 2024年4月 1日

至 2025年3月31日

売上

収益比

自 2025年4月 1日

至 2026年3月31日

売上

収益比

 

 

 

売上収益

9,783,370

100.0

10,586,781

100.0

108

売上原価

△6,962,527

△71.2

△7,407,252

△70.0

106

売上総利益

2,820,843

28.8

3,179,529

30.0

113

販売費及び一般管理費

△1,849,237

 

△1,980,254

 

107

調整後営業利益

971,606

9.9

1,199,275

11.3

123

その他の収益

49,665

 

133,520

 

269

その他の費用

△143,023

 

△200,802

 

140

金融収益

53,944

 

106,811

 

198

金融費用

△12,905

 

△8,871

 

69

持分法による投資損益

58,320

 

44,116

 

76

受取利息及び支払利息調整後税引前当期利益
(EBIT)

977,607

10.0

1,274,049

12.0

130

受取利息

32,038

 

32,702

 

102

支払利息

△46,912

 

△33,642

 

72

税引前当期利益

962,733

9.8

1,273,109

12.0

132

法人所得税費用

△305,868

 

△421,678

 

138

当期利益

656,865

6.7

851,431

8.0

130

当期利益の帰属

 

 

 

 

 

親会社株主持分

615,724

 

802,368

 

130

非支配持分

41,141

 

49,063

 

119

 

 

 

 

 

 

1株当たり親会社株主に帰属する当期利益

 

 

 

 

 

基本

133.85円

 

176.76円

 

132

希薄化後

133.72円

 

176.63円

 

132

(注) 当社は2024年7月1日付で、普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行いました。前連結会計年度の期首に当該株式分割が実施されたと仮定して、基本1株当たり親会社株主に帰属する当期利益及び希薄化後1株当たり親会社株主に帰属する当期利益を算出しています。

 

連 結 包 括 利 益 計 算 書

 

 

(単位:百万円)

科   目

2025年3月期

自 2024年4月 1日

至 2025年3月31日

2026年3月期

自 2025年4月 1日

至 2026年3月31日

前期比

 

 

 

当期利益

656,865

851,431

130

その他の包括利益

 

 

 

純損益に組み替えられない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて測定する

金融資産の公正価値の純変動額

△6,577

37,046

確定給付制度の再測定

9,001

15,830

176

持分法のその他の包括利益

△830

5,042

純損益に組み替えられない項目合計

1,594

57,918

純損益に組み替えられる可能性がある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

△86,628

385,277

キャッシュ・フロー・ヘッジの

公正価値の純変動額

△4,771

5,903

持分法のその他の包括利益

△3,906

27,645

純損益に組み替えられる可能性がある項目合計

△95,305

418,825

その他の包括利益合計

△93,711

476,743

当期包括利益

563,154

1,328,174

236

当期包括利益の帰属

 

 

 

親会社株主持分

523,435

1,269,567

243

非支配持分

39,719

58,607

148

 

連 結 財 政 状 態 計 算 書

 

 

 

(単位:百万円)

科   目

2025年3月期末

(2025年3月31日)

2026年3月期末

(2026年3月31日)

比較増減

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

866,242

1,323,480

457,238

売上債権及び契約資産

3,496,340

4,004,890

508,550

棚卸資産

1,566,282

1,770,479

204,197

有価証券及びその他の金融資産

318,421

355,304

36,883

その他の流動資産

350,558

413,086

62,528

流動資産合計

6,597,843

7,867,239

1,269,396

非流動資産

 

 

 

持分法で会計処理されている投資

836,231

612,142

△224,089

有価証券及びその他の金融資産

349,567

593,559

243,992

有形固定資産

1,341,537

1,652,913

311,376

のれん

2,486,823

2,647,501

160,678

その他の無形資産

1,199,996

1,215,731

15,735

その他の非流動資産

472,816

452,161

△20,655

非流動資産合計

6,686,970

7,174,007

487,037

資産の部合計

13,284,813

15,041,246

1,756,433

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

短期借入金

73,146

43,407

△29,739

償還期長期債務

368,818

425,877

57,059

その他の金融負債

280,227

317,342

37,115

買入債務

1,572,764

1,658,755

85,991

未払費用

736,286

799,334

63,048

契約負債

2,196,193

3,054,661

858,468

その他の流動負債

680,411

867,763

187,352

流動負債合計

5,907,845

7,167,139

1,259,294

非流動負債

 

 

 

長期債務

764,152

539,753

△224,399

退職給付に係る負債

247,497

235,675

△11,822

その他の非流動負債

333,902

326,072

△7,830

非流動負債合計

1,345,551

1,101,500

△244,051

負債の部合計

7,253,396

8,268,639

1,015,243

資本の部

 

 

 

親会社株主持分

 

 

 

資本金

464,384

466,666

2,282

資本剰余金

利益剰余金

4,350,503

4,759,761

409,258

その他の包括利益累計額

1,040,791

1,502,404

461,613

自己株式

△8,587

△160,462

△151,875

親会社株主持分合計

5,847,091

6,568,369

721,278

非支配持分

184,326

204,238

19,912

資本の部合計

6,031,417

6,772,607

741,190

負債・資本の部合計

13,284,813

15,041,246

1,756,433

 

 その他の包括利益累計額 内訳

 

 

 

 

(単位:百万円)

科   目

2025年3月期末

(2025年3月31日)

2026年3月期末

(2026年3月31日)

比較増減

在外営業活動体の換算差額

890,159

1,290,980

400,821

確定給付制度の再測定

114,167

130,835

16,668

その他の包括利益を通じて測定する金融資産

39,496

75,375

35,879

キャッシュ・フロー・ヘッジ

△3,031

5,214

8,245

合計

1,040,791

1,502,404

461,613

 

連 結 持 分 変 動 計 算 書

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

2025年3月期 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資本金

資本

剰余金

利益

剰余金

その他の

包括利益

累計額

自己株式

親会社

株主持分

合計

非支配

持分

資本の部

合計

期首残高

463,417

4,084,729

1,160,550

△4,991

5,703,705

155,898

5,859,603

変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

利益剰余金への振替

1,668

△1,668

当期利益

615,724

615,724

41,141

656,865

その他の包括利益

△92,289

△92,289

△1,422

△93,711

親会社株主に対する

配当金

△189,207

△189,207

△189,207

非支配持分に対する

配当金

△28,608

△28,608

自己株式の取得

△200,285

△200,285

△200,285

自己株式の処分

△843

1,091

248

248

自己株式の消却

△195,598

195,598

新株の発行

967

966

1,933

1,933

利益剰余金から

資本剰余金への振替

162,411

△162,411

非支配持分との取引等

33,064

△25,802

7,262

17,317

24,579

変動額合計

967

265,774

△119,759

△3,596

143,386

28,428

171,814

期末残高

464,384

4,350,503

1,040,791

△8,587

5,847,091

184,326

6,031,417

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

2026年3月期 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資本金

資本

剰余金

利益

剰余金

その他の

包括利益

累計額

自己株式

親会社

株主持分

合計

非支配

持分

資本の部

合計

期首残高

464,384

4,350,503

1,040,791

△8,587

5,847,091

184,326

6,031,417

変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

利益剰余金への振替

5,646

△5,646

当期利益

802,368

802,368

49,063

851,431

その他の包括利益

467,199

467,199

9,544

476,743

親会社株主に対する

配当金

△205,070

△205,070

△205,070

非支配持分に対する

配当金

△38,036

△38,036

自己株式の取得

△352,260

△352,260

△352,260

自己株式の処分

△785

880

95

95

自己株式の消却

△199,505

199,505

新株の発行

2,282

2,282

4,564

4,564

利益剰余金から

資本剰余金への振替

193,686

△193,686

非支配持分との取引等

4,322

60

4,382

△659

3,723

変動額合計

2,282

409,258

461,613

△151,875

721,278

19,912

741,190

期末残高

466,666

4,759,761

1,502,404

△160,462

6,568,369

204,238

6,772,607

 

連 結 キ ャ ッ シ ュ・フ ロ ー 計 算 書

 

 

(単位:百万円)

項   目

2025年3月期

自 2024年4月 1日

至 2025年3月31日

2026年3月期

自 2025年4月 1日

至 2026年3月31日

前期比

営業活動に関するキャッシュ・フロー

 

 

 

当期利益

656,865

851,431

194,566

当期利益から営業活動に関する

キャッシュ・フローへの調整

 

 

 

減価償却費及び無形資産償却費

431,534

457,973

26,439

減損損失

92,135

151,502

59,367

法人所得税費用

305,868

421,678

115,810

持分法による投資損益

△58,320

△44,116

14,204

金融収益及び金融費用

8,485

△61,985

△70,470

事業再編等損益

△29,638

△131,877

△102,239

固定資産売却等損益

△18,891

7,251

26,142

売上債権及び契約資産の増減(△は増加)

△343,973

△370,388

△26,415

棚卸資産の増減(△は増加)

△42,775

△125,247

△82,472

買入債務の増減(△は減少)

66,257

△14,047

△80,304

未払費用の増減(△は減少)

46,675

34,227

△12,448

契約負債の増減(△は減少)

424,016

716,947

292,931

退職給付に係る負債の増減(△は減少)

△39,858

925

40,783

その他

△35,769

49,151

84,920

小計

1,462,611

1,943,425

480,814

利息の受取

28,467

33,333

4,866

配当金の受取

35,854

91,234

55,380

利息の支払

△50,093

△35,422

14,671

法人所得税の支払

△304,599

△364,509

△59,910

営業活動に関するキャッシュ・フロー

1,172,240

1,668,061

495,821

投資活動に関するキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得

△246,847

△351,790

△104,943

無形資産の取得

△144,801

△146,039

△1,238

有形固定資産及び無形資産の売却

46,379

14,089

△32,290

有価証券及びその他の金融資産(子会社及び

持分法で会計処理されている投資を含む)の取得

△292,420

△175,347

117,073

有価証券及びその他の金融資産(子会社及び

持分法で会計処理されている投資を含む)の売却

73,395

297,145

223,750

その他

△9,356

20,389

29,745

投資活動に関するキャッシュ・フロー

△573,650

△341,553

232,097

フリー・キャッシュ・フロー

598,590

1,326,508

727,918

財務活動に関するキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の純増減

31,992

△38,622

△70,614

長期借入債務による調達

92,768

76,443

△16,325

長期借入債務の償還

△174,532

△412,409

△237,877

非支配持分からの払込み

43,591

1,433

△42,158

配当金の支払

△189,057

△204,915

△15,858

非支配持分株主への配当金の支払

△28,569

△38,498

△9,929

自己株式の取得

△200,285

△352,260

△151,975

自己株式の売却

8

3

△5

非支配持分株主からの子会社持分取得

△38

△2,212

△2,174

財務活動に関するキャッシュ・フロー

△424,122

△971,037

△546,915

現金及び現金同等物に係る為替変動による影響

△13,593

101,767

115,360

現金及び現金同等物の増減

160,875

457,238

296,363

現金及び現金同等物の期首残高

705,367

866,242

160,875

現金及び現金同等物の期末残高

866,242

1,323,480

457,238

(注) 当連結会計年度より、明瞭性を高める観点から、表示方法の変更を行っています。営業活動に関するキャッシュ・フローの「売上債権及び契約資産の増減(△は増加)」に含めていた「契約負債の増減(△は減少)」を別掲しています。この表示方法を反映させるため、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書の組替えを行っています。

セ グ メ ン ト 情 報

 

(1) 事業部門別売上収益・セグメント損益

 事業セグメントは、独立した財務情報が入手可能であり、最高経営意思決定機関が、経営資源の配分の決定及び業績の検討のため、定期的に評価を行う対象とする当社の構成単位です。

 

 当社は報告セグメントを、主に市場、製品及びサービスの性質及び経済的特徴の類似性を総合的に勘案し、下記5区分に系列化しています。以下に記載する報告セグメントのうち、エナジー、コネクティブインダストリーズは、当社の財政状態及び経営成績の適切な理解に資するために、複数の事業セグメントを集約しています。事業セグメントの集約においては、各事業セグメントの売上収益に対するセグメント損益の利益率を用いて経済的特徴の類似性を判断しています。それぞれの報告セグメントに含まれる主な製品・サービスは下記のとおりです。

 

① デジタルシステム&サービス

デジタルソリューション(システムインテグレーション、クラウドサービス、コンサルティングサービス)、ITプロダクツ(ストレージ、サーバ)、ソフトウェア、ATM

② エナジー

エネルギーソリューション(パワーグリッド、原子力)

③ モビリティ

鉄道システム

④ コネクティブインダストリーズ

ビルシステム(エレベーター、エスカレーター)、生活・エコシステム(家電、空調)、産業機器・ソリューション、計測分析システム(半導体製造装置、医用分析装置)、産業・流通ソリューション、水・環境ソリューション

⑤ その他

不動産の管理・売買・賃貸、その他

 

 当社は、デジタルをコアにした「真のOne Hitachi」への変革を実現し、デジタルセントリックな企業として社会イノベーション事業の成長を持続的に加速させるために事業体制の見直しを行い、当連結会計年度の期首から事業群の再編を行っています。当該再編に伴い、報告セグメントの区分を、デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズ及びその他の5区分へ変更しています。当該区分変更により、前連結会計年度を変更後の区分にて表示しています。

 また、当連結会計年度からのセグメント損益についても、最高経営意思決定機関が、セグメントの経営資源の配分の決定及び業績の検討において主として利用する損益の測定値として、従来利用していたAdjusted EBITA(Adjusted Earnings before interest, taxes and amortization)の計算方法を変更し表示しています。Adjusted EBITAの計算方法について、従来は、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除し、企業結合により認識した無形資産等の償却費を足し戻した上で、持分法による投資損益を加算した損益としていましたが、当連結会計年度からは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除し、企業結合により認識した無形資産等の償却費を足し戻した損益としています。当連結会計年度からAdjusted EBITAの算出式を見直したことに伴い、前連結会計年度のAdjusted EBITAは、見直し後の算出式で計算した値に置き換えています。

 

 前連結会計年度及び当連結会計年度におけるセグメント情報は下記のとおりです。

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2025年3月期 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

報告セグメント

 

デジタルシステム

&サービス

エナジー

モビリティ

コネクティブ

インダストリーズ

売上収益

 

 

 

 

 外部顧客に対する売上収益

2,653,087

2,562,363

1,169,750

3,086,306

 セグメント間の内部売上収益

179,497

64,648

1,605

194,030

 合計

2,832,584

2,627,011

1,171,355

3,280,336

セグメント損益

394,070

252,005

94,907

345,394

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2025年3月期 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

報告セグメント

全社

及び

消去

合計

 

その他

小計

売上収益

 

 

 

 

 外部顧客に対する売上収益

270,915

9,742,421

40,949

9,783,370

 セグメント間の内部売上収益

226,602

666,382

△666,382

 合計

497,517

10,408,803

△625,433

9,783,370

セグメント損益

11,900

1,098,276

△14,751

1,083,525

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2026年3月期 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

報告セグメント

 

デジタルシステム

&サービス

エナジー

モビリティ

コネクティブ

インダストリーズ

売上収益

 

 

 

 

 外部顧客に対する売上収益

2,756,551

3,200,844

1,320,631

3,000,760

 セグメント間の内部売上収益

183,506

19,109

940

262,031

 合計

2,940,057

3,219,953

1,321,571

3,262,791

セグメント損益

450,059

416,015

108,115

367,396

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2026年3月期 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

報告セグメント

全社

及び

消去

合計

 

その他

小計

売上収益

 

 

 

 

 外部顧客に対する売上収益

275,252

10,554,038

32,743

10,586,781

 セグメント間の内部売上収益

255,837

721,423

△721,423

 合計

531,089

11,275,461

△688,680

10,586,781

セグメント損益

22,966

1,364,551

△53,115

1,311,436

 

 セグメント損益はAdjusted EBITAで表示しています。Adjusted EBITAは、Adjusted Earnings before interest, taxes and amortizationの略であり、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除し、企業結合により認識した無形資産等の償却費を足し戻した損益です。セグメント間取引は独立企業間価格で行っており、セグメント損益の「全社」には主として先端研究開発費等の各セグメントに配賦していない費用等が含まれています。

 

 セグメント損益の合計額から税引前当期利益への調整は下記のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

連結会計年度

2025年3月期

2026年3月期

       自 2024年4月 1日

       自 2025年4月 1日

       至 2025年3月31日

       至 2026年3月31日

セグメント損益

1,083,525

1,311,436

 企業結合により認識した無形資産等の償却費

△111,919

△112,161

 その他の収益

49,665

133,520

 その他の費用

△143,023

△200,802

 金融収益

53,944

106,811

 金融費用

△12,905

△8,871

 持分法による投資損益

58,320

44,116

受取利息及び支払利息調整後税引前当期利益

977,607

1,274,049

 受取利息

32,038

32,702

 支払利息

△46,912

△33,642

税引前当期利益

962,733

1,273,109

 

(2) 国内・海外売上収益

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

連結会計年度

 

 

 

 

2025年3月期

2026年3月期

前期比

 

 

 

 

自 2024年4月 1日

至 2025年3月31日

構成比

自 2025年4月 1日

至 2026年3月31日

構成比

 日本

3,779,203

39%

3,912,854

37%

104%

 

北米

1,528,015

16

1,653,812

16

108

欧州

1,902,617

19

2,274,956

21

120

アジア

1,843,279

19

1,915,940

18

104

その他の地域

730,256

7

829,219

8

114

 海外売上収益

6,004,167

61

6,673,927

63

111

 合計

9,783,370

100

10,586,781

100

108

 

 

注 記 事 項

 

(1) 継続企業の前提に関する注記

該当事項はありません。

 

(2) 重要な後発事象

① 重要な自己株式の取得

 当社は、2026年4月27日開催の取締役会において、以下のとおり、会社法第459条第1項及び当社定款第32条の規定に基づき、自己株式の取得枠を設定することを決議しました。

 

1 取得の理由

 当社は、中長期的な企業価値の向上と、安定的な配当及び機動的な自己株式の取得の実施を通じて、株主へ利益を還元していくことを重要な経営課題と位置づけています。この度、当社の財務状況及び資産売却の進捗等に鑑み、株主への利益還元の拡充のため、自己株式の取得を実施することを決定しました。

 

2 取得に係る事項の内容

(ⅰ) 取得対象株式の種類

普通株式

(ⅱ) 取得し得る株式の総数

1億6,000万株(上限)

(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合3.56%)

(ⅲ) 株式の取得価額の総額

5,000億円(上限)

(ⅳ) 取得期間

2026年4月28日~2027年3月31日

(ⅴ) 取得方法

東京証券取引所における市場買付を予定

 

② 家電事業の売却

 当社の子会社で、コネクティブインダストリーズセグメントに属する日立グローバルライフソリューションズ㈱(以下、日立GLS)は、家電事業を対象とした新会社を設立し、新会社の株式の80.1%を㈱ノジマが管理する特別目的会社(以下、SPC)へ譲渡することを決定し、2026年4月21日に株式譲渡契約を締結しました。

 当該契約に基づき、日立GLSは新会社の株式の80.1%をSPCに譲渡します。株式譲渡完了後、新会社に対する日立GLSの所有持分は100%から19.9%となり、新会社は当社の連結範囲から除外され、持分法適用会社にも該当しない見込みです。株式譲渡は翌連結会計年度(2026年度)中の完了を予定しています。

 売却の対価は約1,100億円であり、最終的な売却の対価は別途調整の後決定されます。本株式譲渡の、翌連結会計年度(2026年度)の親会社株主に帰属する当期利益に与える影響額は重要ではありません。

 詳細については、2026年4月21日公表の当社ニュースリリース「日立の家電事業のさらなる成長に向け、ノジマと戦略的パートナーシップに基づく新会社を設立」をご参照ください。

 

 

1 株 当 た り 情 報

 

(1) 1株当たり親会社株主持分、基本1株当たり親会社株主に帰属する当期利益及び希薄化後1株当たり親会社株主に帰属

  する当期利益は、次のとおりです。

 

2025年3月期

自 2024年4月 1日

至 2025年3月31日

2026年3月期

自 2025年4月 1日

至 2026年3月31日

1株当たり親会社株主持分

 

1,277円 25銭

 

 

1,459円 71銭

 

1株当たり親会社株主に帰属する当期利益

 

 

 

 

 

 

基本

 

133円 85銭

 

 

176円 76銭

 

希薄化後

 

133円 72銭

 

 

176円 63銭

 

 

(2) 基本1株当たり親会社株主に帰属する当期利益及び希薄化後1株当たり親会社株主に帰属する当期利益の算定上の基礎

  は、次のとおりです。

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2025年3月期

自 2024年4月 1日

至 2025年3月31日

2026年3月期

自 2025年4月 1日

至 2026年3月31日

平均発行済株式数

 

4,599,967,449

 

4,539,315,453

希薄化効果のある証券

 

 

 

 

 

 

ストックオプション

 

1,387,100

 

 

1,152,100

 

譲渡制限付株式

 

3,157,288

 

 

2,075,337

 

譲渡制限付株式ユニット

 

85,857

 

 

52,229

 

希薄化後発行済株式数

 

4,604,597,694

 

4,542,595,119

親会社株主に帰属する当期利益

 

 

 

 

 

 

基本

 

615,724

 

 

802,368

 

希薄化効果のある証券

 

 

 

 

希薄化後

 

615,724

 

 

802,368

 

(注) 当社は2024年7月1日付で、普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行いました。前連結会計年度の期首に当該株式分割が実施されたと仮定して、基本1株当たり親会社株主に帰属する当期利益及び希薄化後1株当たり親会社株主に帰属する当期利益を算出しています。