1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当四半期連結累計期間の経営成績の概況 ………………………………………………………………2
(2)当四半期連結累計期間の財政状態の概況 ………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………6
四半期連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………6
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………6
四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………7
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………………8
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………9
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………9
(四半期連結損益計算書に関する注記) ……………………………………………………………………10
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記) ………………………………………………………………10
1.経営成績等の概況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国において景気の緩やかな拡大が続いたものの、関税率引上げに伴う不透明感が残りました。欧州では、ドイツを除くユーロ圏を中心に景気が持ち直し、英国でも緩やかながらも景気が回復しました。中国では不動産市場の停滞が続き、景気は足踏み状態となりました。また、わが国では、米国の通商政策等の影響が一部にみられ、企業収益の改善は鈍化したものの、景気は緩やかな回復基調を維持しました。
このような事業環境の下、当社グループは中期経営計画「Growing Global for Sustainability(GGS)」に取り組み、事業戦略の深化、環境経営の高度化および人的資本経営の推進を行い、社会全体と当社グループの持続可能性の両立を目指しました。
当第3四半期連結累計期間における主な取り組みとしては、自社で開発を進めておりました新規有効成分 「シベンゾキサスルフィル/Cybenzoxasulfyl」(開発コード:NNI-2101、NRI2211)について、日本および韓国における登録申請を完了しました。また、持続的なグループ成長のための事業と収益の拡大を目指し、BASFジャパン株式会社(以下、「BASF社」)との間で、BASF社商標および登録番号を冠した果樹分野向け製品の日本国内での独占供給による販売について合意し、当該製品の販売を開始しました。さらに、国立研究開発法人理化学研究所環境資源科学研究センターとのオープンイノベーションを通じ、天然物由来原料を活用した高付加価値化合物の生産技術開発に関して事業化に向けた特許出願を行うなど、新たな収益源の創出に向けた取り組みを推進しました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、中核事業である農薬事業で、各地域での販売が増加したことなどにより、703億60百万円(前年同期比89億85百万円増、同14.6%増)となりました。利益面では、ブラジルでの原材料価格下落に伴う収益性改善などから、営業利益は58億44百万円(前年同期比22億5百万円増、同60.6%増)、経常利益は58億56百万円(前年同期比27億94百万円増、同91.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は39億89百万円(前年同期比18億85百万円増、同89.6%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における報告セグメントの概況は以下のとおりです。
国内農薬販売では、米価高騰による生産意欲の高まりから水稲栽培面積が増加し、主力自社開発品目をはじめとした水稲向け製品の販売が好調に推移しました。これにより、国内販売全体の売上高は前年同期を上回りました。
海外農薬販売では、北米で、アメリカおよびメキシコ向けに殺虫剤トルフェンピラドの販売が堅調に推移しました。中南米では、ブラジルにおいて流通在庫の適正化を推進した結果、Sipcam Nichino Brasil S.A.の売上高が前年同期比で増加しました。欧州では、バイエル社向けフルベンジアミド原体販売が増加したほか、果樹やばれいしょ向けのピラフルフェンエチルの販売が好調に推移しました。
アジアでは、西アジアにおいて多雨による散布機会逸失により販売が伸び悩んだものの、Nichino India Pvt.Ltd.においては同業者向け販売が増加したことから前年同期比で売上高が増加しました。これらにより、海外販売全体の売上高は前年同期を上回りました。
以上の結果、農薬事業の売上高は656億63百万円(前年同期比84億84百万円増、同14.8%増)、営業利益は、ブラジルにおける収益性改善などから54億72百万円(前年同期比19億1百万円増、同53.3%増)となりました。
化学品事業では、シロアリ薬剤分野の販売が堅調に推移しました。医薬品事業では、国内の爪白癬向けなどで外用抗真菌剤ルリコナゾールの販売が堅調に推移しました。
以上の結果、農薬以外の化学品事業の売上高は31億17百万円(前年同期比2億24百万円増、同7.8%増)、営業利益は6億31百万円(前年同期比1億17百万円増、同22.8%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ57億1百万円減少し、1,465億14百万円となりました。これは、棚卸資産の増加を上回る売上債権の減少が主な要因です。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ94億25百万円減少し、633億66百万円となりました。これは、借入金の減少が主な要因です。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ37億24百万円増加し、831億47百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加及び為替換算調整勘定等のその他の包括利益累計額の増加が主な要因です。
2026年3月期通期の連結業績予想につきましては、2025年11月10日公表の連結業績予想から変更はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用)
当連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用しています。
(追加情報)
(係争事件の発生)
当社の連結子会社であるSipcam Nichino Brasil S.A.(以下、「SNB」という。)は、FMC QUÍMICA DO BRASIL LTDA.(以下、「FMC」という。)から、受託し包装作業を行っていた製品が重武装による強盗により持ち去られた事件につき、損害賠償請求訴訟の提起を受けていましたが、2025年12月31日、当社取締役会にて、SNBがFMCとの間で和解に合意することを決定しました。
1.訴訟の提起から和解に至るまでの経緯
SNBにおいて2023年7月26日に重武装による強盗事件が発生し、FMCから受託し包装作業を行っていた製品が持ち去られました。これに対し、2023年10月10日付でFMCから45百万レアルの損害賠償請求訴訟が提起され、2025年5月14日付で45百万レアルおよびこれに対する利息ならびに訴訟費用の支払いを命じる判決が言い渡されました。これに対し、2025年6月24日付「当社連結子会社に対する訴訟の判決および控訴に関するお知らせ」に記載のとおり、当社グループとしては、契約上の責任範囲に関する見解に相違があると考え、当該判決に対し控訴しておりましたが、和解条件を総合的に勘案した結果、和解による解決が合理的であると判断し、2025年12月31日の当社取締役会においてSNBがFMCとの間で和解に合意することについて決定しました。本和解により、当該訴訟は全て終結する見通しです。
2.訴訟を提起した者の概要
(1)名称: FMC QUÍMICA DO BRASIL LTDA.
(2)所在地:Avenida Doutor José Bonifácio Coutinho Nogueira, No. 150,Commercial Complexes 103,105,107, 108 and 109, Jardim Madalena District, in the municipality of Campinas, State of São Paulo, CEP 13091-611
3.本和解による特別損失の計上
本件により、当第3四半期連結累計期間に特別損失として1,033百万円を計上しています。
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2024年4月1日 至 2024年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、造園緑化工事、不動産の賃貸、物流サービス、農薬残留分析ほかを含んでいます。
2 セグメント利益の調整額△689百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△689百万円が含まれています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2025年4月1日 至 2025年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、造園緑化工事、不動産の賃貸、物流サービス、農薬残留分析ほかを含んでいます。
2 セグメント利益の調整額△641百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△641百万円が含まれています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
(四半期連結損益計算書に関する注記)
(和解金)
追加情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していません。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりです。