(セグメント情報等)

(1) セグメントの概要

当社グループの事業セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、経営者が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

当社グループは、主に化粧品を製造・販売しており、当連結会計年度より報告セグメントを従来の「中国事業」「トラベルリテール事業」から「中国・トラベルリテール事業」に変更しています。お客さまの購買接点タイプ別に区分したブランドカテゴリーと、5つの地域(日本、中国・トラベルリテール、アジアパシフィック、米州、欧州)を掛け合わせたマトリクス型の体制のもと、事業活動を展開しています。その上で、各地域の責任者が、地域ごとに幅広い権限と、売上・利益への責任を持ち、機動的な意思決定を行っていることから、当社のセグメントは地域を主として、「日本事業」「中国・トラベルリテール事業」「アジアパシフィック事業」「米州事業」および「欧州事業」の5つを報告セグメントとしています。

「日本事業」は、国内におけるブランドカテゴリー別事業(プレステージ、フレグランス、プレミアム等)およびヘルスケア事業(美容食品、一般用医薬品の販売)等を包括しています。

「中国・トラベルリテール事業」は、中国および全世界の免税店エリアにおけるブランドカテゴリー別事業(プレステージ、フレグランス、コスメティクス等)を包括しています。

「アジアパシフィック事業」は、日本、中国を除くアジア・オセアニア地域におけるブランドカテゴリー別事業(プレステージ、フレグランス、コスメティクス等)を包括しています。

「米州事業」は、アメリカ地域におけるブランドカテゴリー別事業(プレステージ、フレグランス等)を包括しています。

「欧州事業」は、ヨーロッパ、中東およびアフリカ地域におけるブランドカテゴリー別事業(プレステージ、フレグランス等)を包括しています。

「その他」は、飲食業等を包括しています。

 

(報告セグメントの変更等に関する事項)

当連結会計年度より、組織体制およびマネジメント体制の変更に伴い、報告セグメントを「中国事業」「トラベルリテール事業」から「中国・トラベルリテール事業」に変更しています。また、従来「その他」に計上していた㈱イプサの国内販売機能、およびヘルスケア事業の美容食品等の販売機能に係る業績を「日本事業」に計上しています。

なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載しています。

 

(2) 報告セグメントごとの売上高、利益または損失の金額の算定方法

報告セグメントの利益は営業利益(または損失)から構造改革に伴う費用・減損損失・買収関連費用等、非経常的な要因により発生した損益(非経常項目)を除いて算出したコア営業利益で表示しています。

なお、セグメント間の取引価格および振替価格は市場実勢を勘案して決定しています。

 

(報告セグメントの利益又は損失の算定方法の変更) 

当連結会計年度より、セグメントごとの収益性の明確な把握のため、従来は移転価格ポリシーに基づき調整されていたセグメント間の内部売上高・売上原価の影響、および事業セグメントに賦課していた一部の本社費用の影響を除外し、また、主に「その他」および「欧州事業」に計上されていたブランドホルダーコスト(注)を、各セグメントへブランド毎の売上高構成比にて振り替えています。 

なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの利益の算定方法に基づき作成したものを開示しています。 

(注) グローバルマーケティング戦略立案、商品開発、コミュニケーション・クリエイティブ開発、ブランド経営管理等に係る費用 

 

(3) セグメント収益及び業績

当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は以下のとおりです。

 

前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

報告セグメント

 

日本事業

 

中国・
トラベル
リテール事業

 

アジア
パシフィック事業

 

米州事業

 

欧州事業
(注)1

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

294,272

 

357,786

 

71,650

 

118,547

 

132,665

セグメント間の内部売上高又は振替高

764

 

3,737

 

1,012

 

6,178

 

5,468

合計

295,036

 

361,524

 

72,663

 

124,725

 

138,133

セグメント利益
(△は損失)

(コア営業利益)

25,879

 

71,979

 

4,903

 

9,248

 

2,659

 

 

 

その他

(注)2

 

合計

 

調整額

(注)3

 

連結

 

 

 

 

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

15,663

 

990,586

 

 

990,586

セグメント間の内部売上高又は振替高

1,515

 

18,676

 

18,676

 

合計

17,178

 

1,009,262

 

18,676

 

990,586

セグメント利益
(△は損失)

(コア営業利益)

1,130

 

95,043

 

58,683

 

36,359

 

 

(注) 1 「欧州事業」は、中東およびアフリカ地域を含みます。

2 「その他」は、飲食業等を含んでいます。

3 セグメント利益(△は損失)の「調整額」は、主に各事業セグメントに配分していない本社費用(△65,271百万円)、各事業セグメントへの配賦額と実際発生額との差額(△3,650百万円)および原価差額(9,704百万円)等です。本社費用は、従来「その他」に含めていましたが、当連結会計年度より「調整額」に含めており、主に本社機能部門および基礎研究開発部門等に係る費用です。当該金額は変更後の区分方法により作成したものを記載しています。

 

当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

 

報告セグメント

 

日本事業

 

中国・
トラベル
リテール事業

 

アジア
パシフィック事業

 

米州事業

 

欧州事業
(注)1

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

295,343

 

342,244

 

73,290

 

106,584

 

141,129

セグメント間の内部売上高又は振替高

1,106

 

3,417

 

1,266

 

4,590

 

5,296

合計

296,450

 

345,662

 

74,557

 

111,175

 

146,426

セグメント利益
(△は損失)

(コア営業利益)

38,972

 

64,525

 

5,079

 

11,566

 

3,949

 

 

 

その他

(注)2

 

合計

 

調整額

(注)3

 

連結

 

 

 

 

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

11,399

 

969,992

 

 

969,992

セグメント間の内部売上高又は振替高

1,796

 

17,475

 

17,475

 

合計

13,196

 

987,468

 

17,475

 

969,992

セグメント利益
(△は損失)

(コア営業利益)

1,259

 

99,700

 

55,179

 

44,520

 

 

(注) 1 「欧州事業」は、中東およびアフリカ地域を含みます。

2 「その他」は、飲食業等を含んでいます。

3 セグメント利益(△は損失)の「調整額」は、各事業セグメントに配分していない本社費用(△64,478百万円)、各事業セグメントへの配賦額と実際発生額との差額(6,301百万円)および原価差額(5,913百万円)等です。本社費用は、主に本社機能部門および基礎研究開発部門等に係る費用です。

 

セグメント利益から、営業利益又は損失(△)への調整は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度

 (自 2024年1月1日

2024年12月31日)

 

当連結会計年度

 (自 2025年1月1日

2025年12月31日)

 

百万円

 

百万円

セグメント利益

36,359

 

44,520

構造改革費用

△26,560

 

△20,580

減損損失

△136

 

△51,551

減損損失戻入

1,145

 

241

固定資産売却益

725

 

買収関連費用

△325

 

△9

社内制度変更に伴う一時費用

△1,999

 

△13

その他

△1,632

 

△1,395

営業利益又は損失(△)

7,575

 

△28,788

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度における構造改革費用は、主に資生堂ジャパン㈱のビジネストランスフォーメーションの一環としての早期退職支援プランに伴う費用および関連する退職給付債務の清算益です。連結損益計算書上、当該費用は「売上原価」、「販売費及び一般管理費」、「その他の営業収益」および「その他の営業費用」に含まれています。

当連結会計年度における構造改革費用は、主に「アクションプラン 2025-2026」に係る当社等の「ネクストキャリア支援プラン」、資産除却、米州事業の人員削減に係る費用および不利な契約に係る引当金の計上です。連結損益計算書上、当該費用は「売上原価」、「販売費及び一般管理費」および「その他の営業費用」に含まれています。

当連結会計年度における減損損失は、主にのれんの減損損失および資生堂アメリカズCorp.が賃借しているオフィスのサブリースによる収益性低下等に伴う減損損失です。連結損益計算書上、当該費用は「売上原価」、「販売費及び一般管理費」および「のれんの減損」に含まれています。

前連結会計年度および当連結会計年度における減損損失戻入は、過去に減損損失を認識した資生堂大阪工場の製造設備のうち、収益性が回復した設備から生じた減損損失戻入です。連結損益計算書上、当該収益は「その他の営業収益」に含まれています。

前連結会計年度における固定資産売却益は、主に当社子会社所有の不動産売却に伴い発生した収益です。連結損益計算書上、当該収益は「その他の営業収益」に含まれています。

前連結会計年度および当連結会計年度における買収関連費用は、DDG Skincare Holdings LLCの買収に伴う直接的な費用です。連結損益計算書上、当該費用は「販売費及び一般管理費」に含まれています。

前連結会計年度および当連結会計年度における社内制度変更に伴う一時費用は、連結損益計算書上、「販売費及び一般管理費」に含まれています。