○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………… 2
(1)連結経営成績に関する説明 ………………………………………………………………… 2
(2)連結財政状態に関する説明 ………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………… 6
(4)重要な契約等 ………………………………………………………………………………… 7
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………… 8
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ……………………… 8
(2)要約四半期連結財政状態計算書 …………………………………………………………… 10
(3)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………… 11
(4)要約四半期連結持分変動計算書 …………………………………………………………… 12
(5)継続企業の前提に関する注記 ……………………………………………………………… 13
(6)要約四半期連結財務諸表注記 ……………………………………………………………… 13
1.当四半期決算に関する定性的情報
<連結損益の概要(IFRSベース)>
当第1四半期連結累計期間の売上収益は3,217億円(前年同期比11.5%増)、営業利益は1,588億円(同16.2%増)、四半期利益は1,154億円(同18.7%増)となりました。これらには当社が管理する経常的業績(Coreベース)では除外している無形資産の償却費5億円、事業再構築費用40億円が含まれています。
<連結損益の概要(Coreベース)>
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、製商品売上高及びその他の売上収益が伸長し、3,217億円(前年同期比11.5%増)となりました。
売上収益のうち、製商品売上高は2,916億円(同12.3%増)となりました。国内製商品売上高は、薬価改定や後発品浸透等の影響を受けたものの、主力品のバビースモ、ヘムライブラ、ポライビー、フェスゴ、新製品のルンスミオが伸長し、前年同期を上回りました。海外製商品売上高は、ロシュ向けのヘムライブラ輸出、及びガルデルマへ導出したNEMLUVIOの同社向け輸出が大幅に増加し、前年同期を上回りました。その他の売上収益は、302億円(同5.2%増)となりました。一時金収入が減少したものの、主にNEMLUVIOに関するロイヤルティ収入の増加により、前年同期を上回りました。製商品原価率は、製品別売上構成比の変化及び為替影響等により31.7%と前年同期比で2.0ポイント改善しました。結果、売上総利益は2,295億円(同14.2%増)となりました。
研究開発費は419億円(同2.9%増)となり、創薬・早期開発への投資や開発プロジェクトの進展に伴う費用の増加等により前年同期を上回りました。販売費及び一般管理費は249億円(同18.6%増)となり、主に諸経費の一過性の増加及び法人事業税(外形標準課税)の増加により前年同期を上回りました。その他の営業収益(費用)は6億円の収益(前年同期は3億円の収益)となりました。以上から、Core営業利益は1,633億円(同17.1%増)、Core四半期利益は1,186億円(同19.6%増)となりました。
※Core実績について
当社はIFRS移行を機に2013年よりCore実績を開示しております。Core実績とは、IFRS実績に当社が非経常事項と捉える事項の調整を行ったものであります。なお、当社が非経常事項と捉える事項は、事業規模や範囲などの違いによりロシュと判断が異なる場合があります。当社ではCore実績を、社内の業績管理、社内外への経常的な収益性の推移の説明、並びに株主還元をはじめとする成果配分を行う際の指標として使用しております。
詳細は2026年4月24日付2026年12月期第1四半期連結決算〔IFRS〕補足資料(以下、「補足資料」という)P.1「IFRS実績からCore実績への調整表」をご覧ください。
<製商品売上高の内訳>
[国内製商品売上高]
国内製商品売上高は、薬価改定及び後発品浸透等の影響を受けたものの、主力品及び新製品が伸長し、1,114億円(前年同期比8.2%増)となりました。
オンコロジー領域の売上高は、557億円(同4.9%増)となりました。薬価改定及び後発品浸透の影響により、主力品の抗悪性腫瘍剤/抗VEGFヒト化モノクローナル抗体「アバスチン」の売上が減少しました。一方、主力品の抗悪性腫瘍剤/微小管阻害薬結合抗CD79bモノクローナル抗体「ポライビー」、抗悪性腫瘍剤/抗HER2ヒト化モノクローナル抗体・ヒアルロン酸分解酵素配合剤「フェスゴ」の好調な推移に加えて、新製品の抗悪性腫瘍剤/抗CD20/CD3ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「ルンスミオ」が市場浸透しました。
スペシャリティ領域の売上高は、557億円(同11.6%増)となりました。薬価改定の影響を受けたものの、主力品の眼科用VEGF/Ang-2阻害剤抗VEGF/抗Ang-2ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「バビースモ」の売上が大幅に増加したことに加え、血液凝固第Ⅷ因子機能代替製剤/抗血液凝固第Ⅸa/Ⅹ因子ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「ヘムライブラ」が堅調に推移しました。
[海外製商品売上高]
海外製商品売上高は1,801億円(前年同期比14.9%増)となりました。「ヘムライブラ」のロシュ向け輸出、及びヒト化抗ヒトIL-31受容体Aモノクローナル抗体「NEMLUVIO」のガルデルマ向け輸出が大幅に増加しました。
当第1四半期連結累計期間におけるCoreベースの研究開発費は419億円(前年同期比2.9%増)、売上収益研究開発費比率は13.0%となりました。
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の進捗状況は以下のとおりです。
「がん領域」
・抗悪性腫瘍剤/抗CD20/CD3ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「RG7828」(製品名:「ルンスミオ」)は、2026年3月に、再発または難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(「ポライビー」との併用)を対象として適応拡大の承認を取得しました。
・抗悪性腫瘍剤/抗PD-L1ヒト化モノクローナル抗体「RG7446」(製品名:「テセントリク」)は、2026年1月に、分子的残存病変(MRD)陽性の膀胱がんにおける術後補助療法に対する適応拡大の承認申請を行いました。また、第Ⅲ相国際共同治験「IMbrave251試験」の結果に鑑み、肝細胞がん[二次治療](レンバチニブまたはソラフェニブ併用)を対象とする開発を中止しました。
・KRAS G12C阻害剤「RG6330」は、2026年1月に、非小細胞肺がん[一次治療]を対象として第Ⅲ相国際共同治験を開始しました。
・PI3Kα阻害剤「RG6114」は、2026年2月に、PIK3CA 遺伝子変異陽性乳がん(内分泌療法感受性)[一次治療](CDK4/6阻害剤、レトロゾール併用)を対象として、同年3月に、PIK3CA 遺伝子変異陽性・HER2陽性乳がん[一次治療](フェスゴ併用)を対象としてそれぞれ第Ⅲ相国際共同治験を開始しました。
「神経疾患領域」
・ウイルスベクター製品「RG6356/SRP-9001」(製品名:「エレビジス」)は、2026年2月に、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(エクソン8及び/またはエクソン9の一部または全体の欠失変異を有さず、抗AAVrh74抗体が陰性である3歳以上8歳未満の歩行可能な患者)の治療を目的とした再生医療等製品として発売しました。
・抗潜在型ミオスタチンスイーピング抗体「GYM329/RG6237」は、第Ⅱ/Ⅲ相国際共同治験「MANATEE試験」の結果に鑑み、脊髄性筋萎縮症を対象とする開発を、第Ⅱ相臨床試験「MANOEUVRE試験」の結果に鑑み、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーを対象とする開発をそれぞれ中止しました。
・pH依存的結合性ヒト化抗IL-6レセプターモノクローナル抗体「SA237/RG6168」(製品名:「エンスプリング」)は、ロシュが戦略上の理由でデュシェンヌ型筋ジストロフィーを対象とする第Ⅱ相臨床試験を中止したことを受け、パイプラインから除外しました。
<資産、負債及び純資産の状況>
当第1四半期連結会計期間末における純営業資産(NOA)は前連結会計年度末に比べ446億円減少し、1兆657億円となりました。うち、純運転資本は棚卸資産が増加した一方で、ロイヤルティの精算による未収入金の減少等により前連結会計年度末に比べ544億円減少し、4,726億円となりました。また、長期純営業資産は無形資産の増加等により前連結会計年度末から98億円増加し、5,931億円となりました。
次項「キャッシュ・フローの状況」で示すとおり、有価証券や有利子負債を含むネット現金は前連結会計年度末に比べ1,296億円減少し、8,501億円となりました。その他の営業外純資産は、主に未払法人所得税の減少により前連結会計年度末から563億円増加し、△80億円となりました。
これらの結果、純資産合計は前連結会計年度末に比べ1,180億円減少し、1兆9,077億円となりました。
※純営業資産(NOA)及び純資産について
連結財政状態計算書は国際会計基準第1号「財務諸表の表示」に基づいて作成しております。一方で、純営業資産(NOA)及び純資産は、連結財政状態計算書を内部管理の指標として再構成したものであり、ロシュも同様の指標を開示しております。なお、純営業資産(NOA)及び純資産にはCore実績のような除外事項はありません。
詳細は補足資料P.8「財政状態」をご覧ください。
※純営業資産(NOA)について
純営業資産(NOA:Net Operating Assets)は金融取引や税務上の取引とは独立に当社グループの業績を評価することを可能としております。純営業資産は純運転資本及び有形固定資産、使用権資産、無形資産等を含む長期純営業資産から引当金を控除することで計算しております。
<キャッシュ・フローの状況>
営業利益から、営業利益に含まれる減価償却費などのすべての非現金損益項目及び純営業資産に係るすべての非損益現金流出入を調整した調整後営業利益は、1,696億円(前年同期比16.0%増)となりました。
調整後営業利益から有形固定資産の取得による支出127億円等があった一方で、純運転資本等の減少567億円により、営業フリー・キャッシュ・フローは2,033億円(同25.2%増)の収入となりました。純運転資本等の減少要因は前項「資産、負債及び純資産の状況」に記載したとおりです。
営業フリー・キャッシュ・フローから法人所得税893億円を支払ったこと等により、フリー・キャッシュ・フローは1,122億円(同162.8%増)の収入となりました。
フリー・キャッシュ・フローから配当金の支払2,420億円等を調整したネット現金の純増減は1,296億円の減少となりました。
また、有価証券及び有利子負債の増減を除いた現金及び現金同等物は86億円減少し、当四半期末残高は4,180億円となりました。
※フリー・キャッシュ・フロー(FCF)について
連結キャッシュ・フロー計算書は国際会計基準第7号「キャッシュ・フロー計算書」に基づいて作成しております。一方で、FCFは、連結キャッシュ・フロー計算書を内部管理の指標として再構成したものであり、ロシュも同様の指標を開示しております。なお、FCFにはCore実績のような除外事項はありません。
詳細は補足資料P.9「キャッシュ・フロー」をご覧ください。
2026年1月29日に公表いたしました連結業績予想から修正しておりません。
(4)重要な契約等
当第1四半期連結会計期間において、重要な契約等の決定または締結等はありません。
※本項1.「当四半期決算に関する定性的情報」において、金額は億円未満を四捨五入しております。また、増減及び%は億円単位で表示された数字で計算しております。
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
【要約四半期連結包括利益計算書】
(2)要約四半期連結財政状態計算書
(4)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間(自 2025年1月1日 至 2025年3月31日)
当第1四半期連結累計期間(自 2026年1月1日 至 2026年3月31日)
該当事項はありません。
①重要な会計方針等
この要約四半期連結財務諸表は、日本(東京)に所在し、東京証券取引所に上場(証券コード:4519)している中外製薬株式会社及びその子会社の要約四半期連結財務諸表です。この要約四半期連結財務諸表は2026年4月24日に取締役会によって承認されております。
ロシュ・ホールディング・リミテッドはスイス証券取引所に上場し、IFRSに準拠し業績を開示しているロシュグループの親会社です。当社グループはロシュとの戦略的アライアンスの締結により2002年10月よりロシュグループの主要なメンバーになっております。ロシュ・ホールディング・リミテッドは、当社株式の発行済株式総数のうち、59.89%(発行済株式総数から自己株式を控除したベースでは61.10%)を所有しております。
当社グループは、株式会社東京証券取引所の四半期財務諸表等の作成基準第5条第2項(ただし、四半期財務諸表等の作成基準第5条第5項に基づき、国際会計基準第34号「期中財務報告」の開示を一部省略しております。)に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成しております。
この要約四半期連結財務諸表には、年次の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、2025年12月31日に終了した前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。
要約四半期連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円で表示し、百万円未満を四捨五入しております。公正価値による測定が要求されている一部の項目を除き、測定は取得原価に基づいております。
要約四半期連結財務諸表の作成にあたっては、収益、費用、資産、負債及び偶発事象に係る報告金額に影響を与える判断、見積り及び前提の設定を行うことを経営者に求めております。これらの見積りは実際の結果と異なる可能性があります。見積りやその基礎をなす前提は、過去の経験や多くの要因に基づいて設定しており、継続的に見直しを行っております。見積りの変更による影響は、見積りの変更が行われた会計期間に認識しております。
当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える判断、見積り及び前提に関する情報は、原則として前連結会計年度と同様であります。
当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
なお、一部の基準書において軽微な変更がありましたが、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響はありません。
当社グループは、単一の医薬品事業に従事し、複数の事業セグメントを有しておりません。当社グループの医薬品事業は、新規の医療用医薬品の研究、開発、製造、販売活動から成り立っております。これらの機能的な活動は事業として統合した運営管理を行っております。
売上収益
主要顧客に関する情報
③関連当事者
配当
当社のロシュに対する配当は、2025年通年で183,032百万円、2026年は当第1四半期連結会計期間末までに147,834百万円であります。
関連当事者との重要な取引及び債権債務