1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………3
(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………3
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………3
3.財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………4
(1)貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………4
(2)損益計算書 …………………………………………………………………………………………………6
(3)株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………7
(4)キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………8
(5)財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………9
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………9
(持分法損益等) …………………………………………………………………………………………………9
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………9
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………9
1.経営成績等の概況
当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、緩やかな回復基調が続きました。個人消費や企業の設備投資には持ち直しの動きがみられる一方で、物価上昇の影響や海外経済の政策動向、地政学リスクなどにより、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社が主に事業を展開する日本のモバイルオンラインゲーム市場は、国内ゲームコンテンツ市場の7割を占める中核分野として堅調に推移しており、2024年には前年比3.2%増の1兆7,482億円を記録いたしました(注1)。成熟市場として安定した規模を維持しながら、引き続き底堅い需要が見込まれる環境にあります。また、モバイルゲームは家庭用ゲーム機やPCゲームと比較して女性ユーザーの比率が高く(注2)、当社のメインターゲットとなる女性ユーザーが男性ユーザーと並ぶ主要なユーザー層を形成していることが特徴です。しかし、海外ディベロッパーによるモバイルオンラインゲームをはじめとした高品質な商品の台頭や、開発の長期化や開発費の高騰のほか、ユーザー様の可処分時間および支出の獲得競争が継続しており、市場環境は厳しさを増しています。一方で、2025年のキャラクタービジネスの推定市場規模については前年を上回る見込みであり(注3)、底堅く推移しております。特に、女性向けエンタメ市場(注4)では、キャラクター性・ストーリー性を重視したIPコンテンツへの需要が引き続き堅調に推移しており、モバイルオンラインゲームを起点としたメディアミックス展開が、IPを長期的に展開していくうえで重要な要素となっております。
このような市場環境を受け、当社では自社開発のオリジナルIPを保有する強みを活かし、モバイルオンラインゲーム領域のみならず、グッズ、リアルイベント、飲食、音楽、舞台、アニメ等を含む複数のチャネルで展開し続けることで、末永くユーザー様に楽しんでいただけるIP運営を目指しました。
モバイルオンラインゲーム事業については、前事業年度にリリースしたオリジナルIPタイトル『ブレイクマイケース』が売上増加に寄与し、売上高は前期を上回りました。2025年5月に実施した1周年施策では、『ブレイクマイケース』の売上として過去最高を記録するなど大きな反響をいただき、その後のゲーム内イベントも引き続き好調に推移しました。『魔法使いの約束』につきましては、2025年1月から3月までのTVアニメ放映の影響により新規・復帰ユーザーの獲得が進み、MAUおよび売上は堅調に推移しました。『スタンドマイヒーローズ』につきましては、9周年関連施策やグッズ展開等の実施により長期運営IPとして安定的な売上を創出しつつ、10周年に向けたプロジェクトについても大きな反響をいただいております。引き続き、各IPにおいてユーザー様ファーストの運営を徹底しながら、ゲーム内施策と舞台やキャストイベント等のリアルイベントやグッズ等の展開を連動させることでIPとしての価値向上を図るとともに、大型開発案件含めた新規タイトルの開発を進め、新たなIPの創出および中長期的な成長に向けた取り組みを推進してまいります。
メディア事業においては、前述のとおりTVアニメ『魔法使いの約束』の放映を契機としたIP認知の拡大に加え、『ブレイクマイケース』1周年および『スタンドマイヒーローズ』9周年に伴うグッズ販売やポップアップストアの展開等を行いました。また、『スタンドマイヒーローズ』をはじめとした舞台公演や、『魔法使いの約束』のイマーシブ舞台公演等の新しい施策の実施、各種イベント、異業種とのコラボレーション、常設店舗「coly more!」および「coly cafe!」を通じた施策等により、ユーザー様が当社作品に触れる機会を多面的に創出し、売上は堅調に推移しました。
以上により、売上高につきましては、創業以来最高の70億円を達成しました。売上高の増加に加え、Web上でゲーム内アイテムを販売する『coly ID』を推進したことにより手数料の圧縮が想定以上に進捗し、売上総利益も前期比で増加しました。また、投資有価証券売却益等の営業外収益の計上も含めて、当期純利益は黒字となりました。なお、中長期的な成長に向けた新規タイトル開発等に係る費用の先行計上により販売費及び一般管理費は増加したものの、営業損失は前期比で縮小しております。
その結果、当事業年度の業績につきましては、売上高7,020,100千円(前期比8.0%増)、営業損失144,075千円(前事業年度は営業損失516,473千円)、経常利益46,148千円(前事業年度は経常損失510,947千円)、当期純利益72,693千円(前事業年度は当期純損失546,289千円)となりました。
なお、当社はコンテンツ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載しておりません。
(注1)出典:株式会社角川アスキー総合研究所「ファミ通ゲーム白書2025」
(注2)出典:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会「CESAゲーム産業レポート2025」
(注3)出典:株式会社矢野経済研究所 「キャラクタービジネス(2025年)」
(注4)女性向けエンタメ市場とは
エンタメ業界/エンタメ領域の中で、比率として女性のお客様が多い市場を指します。
(資産の部)
当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べて548,997千円増加し、6,832,218千円となりました。これは主に流動資産の前払費用373,877千円及び未収入金877,085千円、投資その他の資産の投資有価証券が258,941千円増加した一方で、現金及び預金が1,353,760千円減少したためです。
当事業年度末における負債は、前事業年度末に比べて376,767千円増加し、1,405,847千円となりました。これは主に流動負債の買掛金85,557千円及び一年内返済予定長期借入金150,000千円の増加によるものです。
当事業年度末における純資産は、前事業年度末に比べて172,229千円増加し、5,426,370千円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が99,677千円増加したこと及び当期純利益を72,693千円計上したことによるものです。
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は2,003,794千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は、469,301千円となりました。これは主に、前払費用の増加に伴う支出373,877千円を計上したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、1,041,810千円となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出1,263,594千円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、157,351千円となりました。これは主に、長期借入による収入300,000千円があったことによるものです。
当社は、これまで「もっと、面白く」を企業理念に掲げ、モバイルオンラインゲームの企画・開発及び運営を軸に自社IPの活用を中心とした事業展開に取り組んでまいりましたが、2027年1月期の業績予想は、以下の理由から合理的かつ信頼性のある業績予想の提示が困難と判断し、非開示といたします。
・2027年1月期上半期リリース想定の大型開発案件ほか、2027年1月期中に新規リリース想定の事業について、売上高の合理的な算出が困難であること
・モバイルオンラインゲーム市場を取り巻く競合環境の変化が激しく、売上動向の予測が困難であること
・新規開発等への機動的な投資判断を実施すること
中長期的には、当社が得意とする女性向けエンタメ市場において、「Life with coly(生活の中に、常にcoly IPを。)」の標語のもと、末永くユーザー様に寄り添うことのできるオリジナルIPを育て上げ、デジタルとリアルの体験融合の場を提供しつつ、グローバル市場への本格進出を推進してまいります。現在はそのためにIP数の増加と事業領域の拡大に注力する時期と認識しており、機動的な投資判断が必要となることが想定されるため、売上・利益予測は非開示とさせていただきます。なお、今後の進捗を踏まえ、業績予想の算定が可能になった場合は速やかに開示する方針です。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は日本基準を採用することとしておりますが、将来的な国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針です。
3.財務諸表及び主な注記
前事業年度(自 2024年2月1日 至 2025年1月31日)
当事業年度(自 2025年2月1日 至 2026年1月31日)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
当社は、コンテンツ事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
該当事項はありません。
(注)1. 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
2. 1株当たり当期純利益又は当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
該当事項はありません。