○添付資料の目次

 

1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………

(1)当四半期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………………………

(2)当四半期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………………………

(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………

2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………

(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………

(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………

(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………

(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………

(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書に関する注記) ………………………………………………………

(セグメント情報等の注記) ………………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

1.経営成績等の概況

(1)当四半期の経営成績の概況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善に加え、個人消費や設備投資の持ち直しの動きなど緩やかな回復が続きました。一方で、米国の関税措置の影響、中国経済の停滞、物価上昇の継続等景気の下振れリスクは高まり、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 このような環境のもと、当社グループは、中期経営計画「Shape the Future-2025」(2023年~2025年度)の最終年度を迎え、「既存事業の継続的基盤強化」、「新製品創出力の強化」、「サステナビリティ経営の推進」の3つの基本方針に沿った具体的な施策を着実に実行してまいりました。

 「既存事業の継続的基盤強化」においては、安定的なキャッシュ創出と成長分野への積極的な投資を通じて、事業基盤の拡充を図ってまいりました。基礎化学品事業では、原価低減に取り組むとともに、積極的に拡販を進め収益改善に努めました。引き続き、生産効率の向上を目的とした設備更新投資やコスト削減に取り組み、安定的に収益を生み出せるように事業基盤の強化を図ってまいります。機能化学品事業では、既存顧客への拡販活動や新規開拓を推進し、販売を伸ばすことができましたが、一部製品においては需要減少の影響もあり販売が減少しました。アリルエーテル類については、今期に出荷設備の能力増強を実施したほか、生産能力についても2027年3月までに現有の約1.2倍に設備増強する計画であり、世界トップシェアの地位を一層強固なものとしてまいります。ヘルスケア事業では、糖尿病治療薬や肥満治療薬向けの医薬品精製材料の需要が引き続き拡大しており、販売数量は順調に伸長しております。2024年9月に完工した松山工場の新設備に続き、尼崎工場の増強工事も約1年前倒しとなる2025年9月に完工したことで、生産能力は2023年度比で約2倍となり、足元の需要増に対応する供給体制を整えました。さらには、後発参入やバイオシミラーの開発が急速に進展している状況を踏まえ、2028年2月までに尼崎・松山両工場において総額100億円超をかけて生産能力を現有の約2倍に引き上げることを決定しました。一連の設備投資により、一層の安定供給体制の確保と競争力強化を図ってまいります。

 「新製品創出力の強化」においては、NEDOのグリーンイノベーション基金事業として採択された全固体電池用超高イオン伝導性ポリマーなど次世代蓄電池向け材料の開発が着実に進捗しております。量産体制の確立に向けて、今年度中のパイロット設備の建設を検討しております。昨年上市したサイズ排除・高耐アルカリ性カラムについては、新規採用の拡大に取り組み、販売が順調に増加しております。分取用ADMEゲルについては、採用に向けて顧客へサンプルワークを開始しております。植物性乳酸菌OS-1010については、肌の弾力維持機能に続いて、認知機能の維持等に関するヒト試験が順調に進行しています。

 「サステナビリティ経営の推進」においては、ESG開示に関する取り組み方針を見直し、ESGスコアを改善させました。機関投資家との対話の機会を拡充し、対話を通じて得られた意見を踏まえながら、資本効率の向上や累進配当を導入するなど株主還元の充実にも取り組んでおります。また、人的資本への投資としては、業務改革活動の浸透による人材育成を図るとともに、働きやすい職場環境づくりや従業員エンゲージメントの向上に取り組んでおります。その一環で、2025年8月には本社移転を実施し、コミュニケーションを活性化させるとともに多様で優秀な人材の獲得へと繋げてまいります。

 当第3四半期連結累計期間の売上高は、736億8千8百万円と前年同期比1.3%の減少となりました。利益面におきましては、営業利益は129億3千7百万円と前年同期比21.6%の増加、経常利益は146億1千9百万円と前年同期比24.9%の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は106億4千万円と前年同期比34.0%の増加となりました。

 

 セグメント別の概況は以下のとおりです。

<基礎化学品>

 クロール・アルカリは、水島工場の製造設備不具合による供給問題が解消されたことで販売数量が増加したため、売上高は増加しました。

 エピクロルヒドリンは、供給問題の解消による販売数量の増加に加え、海外市況の改善により、売上高は増加しました。

 以上の結果、基礎化学品の売上高は308億4千2百万円と前年同期比9.7%の増加となりました。

 

<機能化学品>

 合成ゴムでは、アクリルゴムは昨年のデボトル工事完工により生産能力を増強したことで、売上高は増加しましたが、エピクロルヒドリンゴムは欧州等における自動車生産台数減少の影響を受け、売上高は減少しました。

 合成樹脂では、ダップ樹脂は欧州向け販売が好調に推移したことにより売上高は増加し、ダップモノマーは米国において競合品からの置き換えを進めたことにより売上高は増加しました。

 アリルエーテル類では、中国市況について改善の動きが見られたものの、なお前年水準まで回復していないこともあり、売上高は減少しました。

 以上の結果、機能化学品の売上高は206億4百万円と前年同期比10.9%の減少となりました。

 

<ヘルスケア>

 医薬品精製材料は、糖尿病治療薬や肥満治療薬向けの需要が順調に拡大し、売上高は増加しました。

 医薬品原薬・中間体は、核酸医薬品原薬および抗がん剤中間体の販売が拡大しましたが、糖尿病合併症治療薬中間体や骨粗鬆症用治療薬原薬の販売が減少したため、売上高は減少しました。

 以上の結果、ヘルスケアの売上高は103億7千6百万円と前年同期比5.1%の増加となりました。

 

<商社部門ほか>

 無機薬品や建材の販売が減少したため、売上高は減少しました。

 以上の結果、商社部門ほかの売上高は118億6千5百万円と前年同期比12.4%の減少となりました。

 

 

(2)当四半期の財政状態の概況

(資産)
 流動資産は、前連結会計年度末に比べて、2.4%増加し951億3千4百万円となりました。これは、主として受取手形、売掛金及び契約資産が26億6千6百万円増加したことによります。
 固定資産は、前連結会計年度末に比べて、11.2%増加し678億3千9百万円となりました。これは、主として有形固定資産が7億8千1百万円、投資有価証券が58億5千3百万円増加したことによります。

 この結果、当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて、5.9%増加し1,629億7千4百万円となりました。
 
(負債)
 流動負債は、前連結会計年度末に比べて、0.6%減少し311億9千7百万円となりました。これは、主として支払手形及び買掛金が26億5千1百万円増加し、未払法人税等が8億2千3百万円、その他流動負債が14億6千3百万円それぞれ減少したことなどによります。

 固定負債は、前連結会計年度末に比べて、26.9%増加し88億2千3百万円となりました。これは、主として繰延税金負債が17億8千1百万円増加したことによります。
 この結果、当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて、4.4%増加し400億2千1百万円となりました。
 
(純資産)
 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて、6.4%増加し1,229億5千2百万円となりました。これは主として、利益剰余金が78億7千7百万円増加したことによります。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

 2026年3月期通期の業績予想につきましては、2025年11月7日公表の業績予想に変更はありません。今後、何

らかの変化がある場合には適切に開示してまいります。

 

2.四半期連結財務諸表及び主な注記

(1)四半期連結貸借対照表

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2025年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

16,339

16,148

受取手形、売掛金及び契約資産

25,742

28,408

電子記録債権

4,576

6,290

有価証券

26,974

24,965

商品及び製品

9,817

9,546

仕掛品

2,280

3,388

原材料及び貯蔵品

5,707

4,613

その他

1,496

1,795

貸倒引当金

△19

△22

流動資産合計

92,916

95,134

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物(純額)

9,490

9,497

機械装置及び運搬具(純額)

14,675

14,490

土地

2,246

2,246

リース資産(純額)

531

476

建設仮勘定

1,979

2,961

その他(純額)

371

403

有形固定資産合計

29,295

30,076

無形固定資産

 

 

のれん

118

84

ソフトウエア

82

51

その他

1,320

2,123

無形固定資産合計

1,521

2,259

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

28,510

34,363

長期貸付金

9

7

繰延税金資産

715

222

その他

1,544

1,488

貸倒引当金

△578

△577

投資その他の資産合計

30,201

35,503

固定資産合計

61,018

67,839

資産合計

153,935

162,974

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2025年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

13,117

15,769

短期借入金

7,172

7,172

1年内返済予定の長期借入金

76

未払法人税等

2,947

2,123

賞与引当金

953

477

その他

7,119

5,655

流動負債合計

31,385

31,197

固定負債

 

 

長期借入金

387

リース債務

675

588

繰延税金負債

3,973

5,755

退職給付に係る負債

1,207

1,040

資産除去債務

557

657

その他

150

782

固定負債合計

6,953

8,823

負債合計

38,339

40,021

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

15,871

15,871

資本剰余金

17,020

17,026

利益剰余金

76,151

84,028

自己株式

△6,410

△11,021

株主資本合計

102,633

105,905

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

11,316

15,352

繰延ヘッジ損益

△56

88

為替換算調整勘定

1,026

957

退職給付に係る調整累計額

671

644

その他の包括利益累計額合計

12,957

17,042

非支配株主持分

4

4

純資産合計

115,596

122,952

負債純資産合計

153,935

162,974

 

(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書

(四半期連結損益計算書)

 

 

(単位:百万円)

 

 前第3四半期連結累計期間

(自 2024年4月1日

 至 2024年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2025年4月1日

 至 2025年12月31日)

売上高

74,650

73,688

売上原価

52,664

49,080

売上総利益

21,985

24,608

販売費及び一般管理費

11,346

11,670

営業利益

10,639

12,937

営業外収益

 

 

受取利息

47

124

受取配当金

762

1,066

持分法による投資利益

14

19

為替差益

202

365

補助金収入

134

144

その他

110

95

営業外収益合計

1,272

1,816

営業外費用

 

 

支払利息

90

105

固定資産圧縮損

35

その他

85

28

営業外費用合計

210

134

経常利益

11,700

14,619

特別利益

 

 

事業譲渡益

312

投資有価証券売却益

609

特別利益合計

921

特別損失

 

 

固定資産除却損

115

251

本社移転費用

62

投資有価証券評価損

15

特別損失合計

131

314

税金等調整前四半期純利益

11,568

15,226

法人税、住民税及び事業税

3,403

4,249

法人税等調整額

227

335

法人税等合計

3,631

4,585

四半期純利益

7,936

10,641

非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主に帰属する四半期純損失(△)

△3

1

親会社株主に帰属する四半期純利益

7,940

10,640

 

(四半期連結包括利益計算書)

 

 

(単位:百万円)

 

 前第3四半期連結累計期間

(自 2024年4月1日

 至 2024年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2025年4月1日

 至 2025年12月31日)

四半期純利益

7,936

10,641

その他の包括利益

 

 

その他有価証券評価差額金

△279

4,036

繰延ヘッジ損益

34

144

為替換算調整勘定

24

△50

退職給付に係る調整額

△11

△26

持分法適用会社に対する持分相当額

8

△20

その他の包括利益合計

△222

4,083

四半期包括利益

7,714

14,725

(内訳)

 

 

親会社株主に係る四半期包括利益

7,718

14,725

非支配株主に係る四半期包括利益

△3

0

 

(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項

(継続企業の前提に関する注記)

該当事項はありません。

 

(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)

当社は、2025年8月8日開催の取締役会決議に基づく自己株式524,300株の取得、および2025年11月7日開催の取締役会決議に基づく自己株式1,862,800株の取得を行っております。この結果、当第3四半期連結累計期間において、自己株式が4,615百万円増加しております。

 

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書に関する注記)

当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半 期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)およびのれんの償却額は、次のとおりであります。

 

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2024年4月1日

至 2024年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2025年4月1日

至 2025年12月31日)

減価償却費

2,880百万円

3,142百万円

のれんの償却額

33百万円

33百万円

 

(セグメント情報等の注記)

【セグメント情報】

Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2024年4月1日 至 2024年12月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

基礎化学品

機能化学品

ヘルスケア

商社部門ほか

合計

調整額

(注1)

四半期連結損益

計算書計上額

(注2)

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 日本

25,991

6,671

2,449

10,535

45,647

45,647

 中国

6,503

1,283

2,549

10,336

10,336

 アジア

1,469

4,134

2,165

316

8,085

8,085

 欧州

262

3,041

3,198

133

6,635

6,635

 その他地域

391

2,767

778

7

3,945

3,945

 顧客との契約から

 生じる収益

28,115

23,118

9,875

13,541

74,650

74,650

 その他の収益

外部顧客への売上高

28,115

23,118

9,875

13,541

74,650

74,650

セグメント間の内部

売上高又は振替高

4

517

2,608

3,130

△3,130

28,119

23,635

9,875

16,150

77,781

△3,130

74,650

セグメント利益

1,983

3,668

5,062

854

11,568

△929

10,639

(注)1 セグメント利益の調整額△929百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない基礎研究開発等に係る費用であります。

2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2025年4月1日 至 2025年12月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

基礎化学品

機能化学品

ヘルスケア

商社部門ほか

合計

調整額

(注1)

四半期連結損益

計算書計上額

(注2)

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 日本

25,719

6,107

2,474

10,401

44,702

44,702

 中国

7,087

1,683

1,054

9,825

9,825

 アジア

3,420

3,788

2,371

332

9,911

9,911

 欧州

632

1,916

2,959

60

5,568

5,568

 その他地域

1,070

1,704

888

16

3,679

3,679

 顧客との契約から

 生じる収益

30,842

20,604

10,376

11,865

73,688

73,688

 その他の収益

外部顧客への売上高

30,842

20,604

10,376

11,865

73,688

73,688

セグメント間の内部

売上高又は振替高

4

552

2,638

3,195

△3,195

30,846

21,157

10,376

14,503

76,883

△3,195

73,688

セグメント利益

4,728

3,330

5,101

770

13,931

△993

12,937

(注)1 セグメント利益の調整額△993百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない基礎研究開発等に係る費用であります。

2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。