1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………P.2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………P.4
(3)キャッシュ・フローの状況に関する説明 …………………………………………………………P.4
(4)研究開発費に関する説明 ……………………………………………………………………………P.4
(5)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………P.5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.6
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………P.6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………P.8
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………P.10
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………P.11
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.11
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………P.11
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………P.12
3.補足情報 …………………………………………………………………………………………………P.13
1.当四半期決算に関する定性的情報
当第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)における世界経済は、インフレの落ち着きと安定的な雇用・所得環境から底堅く推移しましたが、米国の関税政策の影響を受けて先行き不透明な状況が続きました。米国では、AI関連投資や個人消費により内需は底堅いものの、追加関税が招くコスト増と金利高止まりへの懸念が家計と企業マインドを押し下げております。中国は、政府による景気刺激策が下支えしているものの、米中関係や不動産市場の低迷もあり成長は減速傾向です。欧州や日本では、個人消費やサービス需要が堅調な一方、米国の関税政策や中国のデフレ輸出の影響で製造業の業況が下押しされております。
このような情勢下、当社グループの連結業績については、売上高は、ナフサ価格や主要製品の海外市況下落に伴い販売価格が下落したことに加え、南陽事業所の定期修繕規模の違いに伴う生産量の減少や石油化学製品の需要減少により販売数量も減少したことから、7,561億円と前年同期に比べ396億円(5.0%)の減収となりました。営業利益は、エンジニアリング事業の売上拡大や、ナフサ・石炭等の原燃料価格下落の影響が販売価格下落の影響を上回ったことによる交易条件の改善があったものの、在庫受払差の悪化や固定費の増加により、699億円と前年同期に比べ47億円(6.3%)の減益となりました。経常利益は770億円と前年同期に比べ56億円(6.7%)の減益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、米国でスパッタリングターゲットの製造・販売を行っている連結子会社トーソー・SMD, Inc. の固定資産に係る減損損失を第2四半期に計上したことにより、246億円と前年同期に比べ239億円(49.2%)の減益となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
石 油 化 学 事 業
エチレン及びプロピレンは、四日市事業所エチレンプラントの非定修年ではありましたが、コンビナート内の需要減少により生産量及び出荷量は減少しました。キュメンは、非定修年ではありましたが、需要減少により出荷は減少しました。また、ナフサ価格の下落により、エチレン及びプロピレンの販売価格は下落しました。海外市況下落の影響を受け、キュメンの販売価格は下落しました。
ポリエチレン樹脂の内需は、需要が低調なため出荷が減少しました。輸出はEVA樹脂の海外市況が悪化しているため、出荷が減少しました。ナフサ価格の下落により、ポリエチレン樹脂の販売価格は下落しました。クロロプレンゴムは、米国の関税影響と一部地域の需要低調により出荷が減少しましたが、価格是正により販売価格は上昇しました。
この結果、売上高は前年同期に比べ261億円(16.4%)減少し1,330億円となり、営業利益は、出荷の減少や在庫受払差の悪化などにより、前年同期に比べ43億円(34.7%)減少し81億円となりました。
ク ロ ル ・ ア ル カ リ 事 業
苛性ソーダは、南陽事業所の定期修繕規模の違いによる生産量の減少に伴い出荷が減少し、海外市況も下落しました。塩化ビニルモノマーは、南陽事業所の定期修繕規模の違いによる生産量の減少に伴い出荷が減少しました。塩化ビニル樹脂は、海外出荷が増加しました。また、海外市況の下落により塩ビ製品の海外向け販売価格は下落しました。
セメントは、需要低調により出荷が減少しましたが、国内販売価格は上昇しました。
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は、南陽事業所の定期修繕規模の違いによる生産量の減少により出荷が減少し、海外市況の下落及び為替の影響により販売価格は下落しました。ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系硬化剤は、市況の低迷に伴い販売価格が下落し、出荷も減少しました。
この結果、売上高は前年同期に比べ250億円(9.0%)減少し2,538億円となり、営業利益は、原燃料価格の下落により苛性ソーダやMDIの交易条件が改善したものの、出荷の減少、在庫受払差の悪化や固定費の増加により、前年同期に比べ72億円(98.7%)減少し1億円となりました。
機 能 商 品 事 業
エチレンアミンは、前年同期並みの出荷となり、海外市況の下落や為替の影響により販売価格は下落しました。
計測関連商品は、欧米で液体クロマトグラフィー用充填剤の出荷が減少しました。診断関連商品は、中国で体外診断用医薬品の出荷が減少しました。
ハイシリカゼオライトは、北米向け石油化学用途や中国・インド向け自動車用途の出荷が増加しましたが、構成差により販売価格は下落しました。ジルコニアは、出荷が堅調に推移しましたが、構成差や為替の影響で販売価格は下落しました。石英ガラスは、海外において半導体用途の出荷が減少しましたが、液晶用途の設備事故の影響が解消したため全体としては出荷が増加しました。スパッタリングターゲットは、海外において出荷が増加しましたが、構成差や為替の影響により販売価格は下落しました。電解二酸化マンガンは、欧州地域での出荷が増加しましたが、アジア地域での出荷が減少し、全体としては出荷が減少しました。
この結果、売上高は前年同期に比べ6億円(0.3%)減少し2,026億円となり、営業利益は、在庫受払差の悪化や固定費の増加により、前年同期に比べ1億円(0.4%)減少し311億円となりました。
エ ン ジ ニ ア リ ン グ 事 業
水処理エンジニアリング事業は、台湾、米国において先端半導体関連の大型案件が順調に進捗したことに加え、日本においても前年までに受注した大型工事が進捗したほか、設備保有型サービスや各種のメンテナンスなどソリューション案件も好調に推移したことから、売上高が増加しました。
建設子会社の売上高は増加しました。
この結果、売上高は前年同期に比べ128億円(10.7%)増加し1,328億円となり、営業利益は前年同期に比べ64億円(30.1%)増加し278億円となりました。
そ の 他 事 業
運送・倉庫、検査・分析、情報処理等その他事業会社の売上高は減少しました。
この結果、売上高は前年同期に比べ7億円(2.2%)減少し338億円となりましたが、営業利益は前年同期に比べ5億円(24.0%)増加し28億円となりました。
総資産は、現金及び預金の減少等がありましたが、仕掛品、投資有価証券の増加等により、前期末に比べ170億円増加し1兆3,443億円となりました。
負債は、引当金の減少等がありましたが、長期借入金の増加等により、前期末に比べ359億円増加し4,608億円となりました。
純資産は、配当金の支払、自己株式の取得、為替換算調整勘定の減少等により前期末に比べ189億円減少し8,836億円となりました。
現金及び現金同等物は、前期末に比べ45億円減少し、1,343億円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、790億円の収入となりました。税金等調整前四半期純利益が減少したものの、売上債権の減少、仕入債務の増加等により資金が増加し、前年同期に比べ257億円収入が増加いたしました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、580億円の支出となりました。設備投資による支出の減少等により、前年同期に比べ122億円支出が減少いたしました。
この結果、フリー・キャッシュ・フローは前年同期に比べ379億円収入が増加し、210億円の収入となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、248億円の支出となりました。自己株式の取得等により、前年同期に比べ181億円支出が増加いたしました。
(4)研究開発費に関する説明
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は約167億円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
最近の業績の動向を踏まえ、2025年11月4日に公表した予想値を下記の通り修正しました。
詳細については、本日公表しました「連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
該当事項はありません。
当社は、2025年8月5日の取締役会決議に基づき、自己株式8,246,400株の取得を行っております。
この結果、当第3四半期連結累計期間において自己株式が18,755百万円増加し、当該自己株式の取得等により、当第3四半期連結会計期間末において自己株式が28,169百万円となっております。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。但し、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる会社については、法定実効税率を使用して計算した結果を計上しております。
なお、法人税等調整額は法人税等に含めております。
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2024年4月1日 至 2024年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、運送・倉庫、検査・分析、情報処理事業等を含んでおります。
2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2025年4月1日 至 2025年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、運送・倉庫、検査・分析、情報処理事業等を含んでおります。
2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「機能商品」セグメントにおいて、当第3四半期連結累計期間で19,053百万円の減損損失を計上しております。