○添付資料の目次

 

1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………2

 

(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………2

(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………3

(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………4

(4)次期の見通し ………………………………………………………………………………………………5

 

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………5

 

3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………6

 

 (1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………6

 (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………8

 (3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………10

 (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………12

 (5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………14

   1 継続企業の前提に関する注記 ……………………………………………………………………14

   2 表示方法の変更 ……………………………………………………………………………………14

   3 連結損益計算書関係 ………………………………………………………………………………15

   4 連結キャッシュ・フロー計算書関係 ……………………………………………………………16

   5 企業結合等関係 ……………………………………………………………………………………18

6 追加情報 ……………………………………………………………………………………………22

   7 セグメント情報等 …………………………………………………………………………………23

   8 1株当たり情報 ……………………………………………………………………………………29

   9 重要な後発事象 ……………………………………………………………………………………30

 

 

1.経営成績等の概況

(1)当期の経営成績の概況

  ① 当期の経営成績

旭化成グループ(以下、「当社グループ」)の当期における連結業績は、エッセンシャルケミカル事業の定期修理の影響や在庫受払差の影響等を受けた「マテリアル」は減益となりましたが、医薬事業の利益成長が寄与した「ヘルスケア」、国内住宅事業が堅調に推移した「住宅」は増益となったことから、売上高は3兆745億円で前期比372億円の増収となり、営業利益は2,312億円で前期比193億円の増益となりました。経常利益は2,304億円で、持分法による投資利益の増加などにより前期比370億円の増益となりました。また、前期比で事業構造改善費用は増加しましたが、税金費用が減少したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は1,588億円で、238億円の増益となりました。

当期の単独業績は、売上高は6,508億円で前期比757億円の減収、営業損失は35億円で前期比41億円の減益、経常利益は640億円で前期比477億円の増益、当期純利益は1,130億円で前期比760億円の増益となりました。売上高、営業利益については、下記「マテリアル」セグメントに属する事業の業績悪化により、減少しました。経常利益、当期純利益については、連結子会社からの受取配当金が前期に比べて増加したことや関係会社株式売却益を計上したことなどにより、増加しました。


② セグメント別概況

当社グループの3つの報告セグメント「ヘルスケア」「住宅」「マテリアル」及び「その他」に区分してご説明します。

医薬事業の利益成長が寄与した「ヘルスケア」、および国内住宅事業が堅調に推移した「住宅」においては、前期比で増益となりました。一方、「マテリアル」は、エッセンシャルケミカル事業の在庫受払差や定期修理の影響等により、前期比で減益となりました。

 

「ヘルスケア」セグメント

売上高は6,641億円で前期比482億円の増収となり、営業利益は835億円で前期比194億円の増益となりました。

医薬事業は、主力製品の販売量増加や、2024年10月より連結を開始したスウェーデンの製薬会社Calliditas Therapeutics ABの新規連結効果等に伴い、増益となりました。ライフサイエンス事業は、「プラノバ™」の販売量が増加したものの、販管費の増加や血液浄化事業の譲渡影響等により、減益となりました。クリティカルケア事業は、「LifeVest®」の新規患者数の増加や除細動器の新製品上市の効果がありましたが、販管費の増加等により、減益となりました。

以上のことなどから、全体では増収・増益となりました。

 

「住宅」セグメント

売上高は1兆774億円で前期比415億円の増収となり、営業利益は998億円で前期比39億円の増益となりました。

建築請負事業は、物件の大型化・高付加価値化による平均単価の上昇等により、増益となりました。不動産開発事業は、分譲マンションの販売戸数は減少したものの、物件の構成差や固定費削減により、増益となりました。賃貸管理・不動産流通事業は、管理戸数および仲介件数の増加により、増益となりました。また、建材事業も、価格転嫁の進捗等により、増益となりました。

一方、海外住宅事業については、北米事業において住宅需要の落ち込みによる数量減少や価格対応の影響を受け、減益となりました。

以上のことなどから、全体では増収・増益となりました。

 

 

「マテリアル」セグメント

売上高は1兆3,062億円で前期比625億円の減収となり、営業利益は683億円で前期比116億円の減益となりました。

エレクトロニクス事業は、AIサーバーやハイエンドスマホを中心とした半導体・電子機器関連事業の旺盛な需要を背景に、主力製品の販売が伸長し、増益となりました。

一方、エッセンシャルケミカル事業は、在庫受払差の影響や水島製造所における大規模な定期修理の実施により、減益となりました。カーインテリア事業は、欧州での販売が堅調に推移したものの、中国および北米での販売量減少や固定費の増加等により、減益となりました。

エナジー&インフラ事業は、イオン交換膜法食塩電解事業における電解プラントの販売が増加した一方、セパレータ事業では鉛蓄電池用セパレータ事業の譲渡影響や、ハイポア事業における販管費増加および経時的な価格対応の影響により、減益となりました。また、コンフォートライフ事業は、繊維事業の販売量減少等により、パフォーマンスケミカル事業は、市況下落による在庫受払差の影響および定期修理の影響等により、それぞれ減益となりました。

以上のことなどから、全体では減収・減益となりました。

 

「その他(エンジニアリング事業、各種リサーチ・情報提供事業、人材派遣・紹介事業など)」

売上高は267億円で前期比99億円の増収となり、営業利益は39億円で前期比10億円の増益となりました。

 

(2)当期の財政状態の概況

当期末の総資産は、為替の円安影響や「住宅」における棚卸資産の増加などにより、前期比1,227億円増加し、4兆1,379億円となりました。

流動資産は、現金及び預金が164億円減少したものの、棚卸資産が744億円、受取手形、売掛金及び契約資産が224億円増加したことなどから、前期比959億円増加し、1兆8,654億円となりました。

固定資産は、投資有価証券が281億円、繰延税金資産が153億円、無形固定資産が127億円減少したものの、有形固定資産が405億円、退職給付に係る資産が348億円増加したことなどから、前期比268億円増加し、2兆2,726億円となりました。

流動負債は、未払費用が162億円増加したものの、短期借入金が1,033億円、コマーシャル・ペーパーが870億円減少したことなどから、前期比1,715億円減少し、7,931億円となりました。

固定負債は、社債が300億円、退職給付に係る負債が136億円減少したものの、その他固定負債が386億円、長期借入金が204億円増加したことなどから、前期比425億円増加し、1兆1,792億円となりました。

有利子負債は、前期比1,899億円減少し、9,675億円となりました。

純資産は、配当金の支払544億円や自己株式の取得23億円があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益を1,588億円計上したことや為替換算調整勘定が1,244億円、退職給付に係る調整累計額が255億円増加したことなどから、前期末の1兆9,139億円から2,517億円増加し、2兆1,656億円になりました。

その結果、1株当たり純資産は前期比170.50円増加し1,539.66円となり、自己資本比率は前期末の46.3%から50.5%となりました。D/E レシオは前期末から0.16ポイント減少し0.46となりました。

 

 

(3)当期のキャッシュ・フローの概況

当期における営業活動によるキャッシュ・フローは3,031億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは1,069億円の支出となり、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は1,962億円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは2,454億円の支出となり、これらに加え、現金及び現金同等物に係る換算差額による増加312億円などがありました。以上の結果、現金及び現金同等物の当期末残高は、前連結会計年度末に比べ180億円減少し、3,721億円となりました。

 
・営業活動によるキャッシュ・フロー
  当期における営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の増加766億円、法人税等の支払488億円、投資有価証券売却益417億円などの支出があったものの、税金等調整前当期純利益2,146億円、減価償却費1,626億円、のれん償却額337億円、前受金の増加286億円、減損損失167億円などの収入があったことから、3,031億円の収入(前期比16億円の収入の増加)となりました。

 
・投資活動によるキャッシュ・フロー
  当期における投資活動によるキャッシュ・フローは、連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入626億、投資有価証券の売却による収入489億円、有形固定資産の売却による収入57億円などの収入があったものの、有形固定資産の取得による支出1,937億円、無形固定資産の取得による支出174億円、貸付けによる支出108億円などの支出があったことから、1,069億円の支出(前期比2,743億円の支出の減少)となりました。

 
・財務活動によるキャッシュ・フロー
  当期における財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入831億円、非支配株主からの払込みによる収入180億円などの収入があったものの、短期借入金の減少1,068億、コマーシャル・ペーパーの減少870億円、長期借入金の返済による支出639億円、配当金の支払544億円などの支出があったことから、2,454億円の支出(前期比3,899億円の支出の増加)となりました。

 

 (参考)キャッシュ・フロー指標のトレンド

 

2022年3月期

2023年3月期

2024年3月期

2025年3月期

2026年3月期

自己資本比率(%)

50.4

48.1

49.5

46.3

50.5

時価ベースの自己資本比率(%)

44.0

37.2

42.1

35.4

49.5

キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)

4.2

10.3

3.1

3.8

3.2

インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)

50.3

15.5

41.9

35.3

25.4

 

   (注) 自己資本比率:自己資本/総資産
     時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
     キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
     インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い

※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。

※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しています。

※営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しています。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しています。

 

 

(4)次期の見通し

次期の当社グループの連結業績は、売上高は3兆2,540億円で当期比1,795億円の増収、営業利益は2,480億円で当期比168億円の増益となる計画です。

 

「ヘルスケア」セグメント

売上高は7,490億円、営業利益は900億円を予想しています。

医薬・ライフサイエンス事業は、腎疾患治療剤「Tarpeyo」をはじめとする主力製剤や、ウイルス除去フィルター「プラノバ™」の販売量が順調に増加しますが、Aicuris Anti-infective Cures AGの買収に伴うのれん等償却費の増加に加え、ライセンス導入費用を含む研究開発費が増加することにより、減益を見込みます。一方、クリティカルケア事業は、除細動器の新製品が引き続き販売を牽引するほか、「LifeVest®」も新規患者数の増加を予想することから、増益を見込みます。

以上のことなどから、「ヘルスケア」セグメント全体で、増収・増益を予想します。

 

「住宅」セグメント

売上高は1兆1,730億円、営業利益は1,013億円を予想しています。

建築請負事業が引き続き物件の大型化・高付加価値化による平均単価の上昇を想定するものの、労務費等の固定費増加や資材費の上昇により、減益を見込みます。また、不動産開発事業は、分譲マンションの販売戸数が増加する一方、物件の構成差の悪化により、減益を見込みます。

一方で、賃貸管理・不動産流通事業は管理戸数が堅調に増加し、建材事業も価格転嫁が進むため、それぞれ増益を見込みます。海外住宅事業は、北米で需要が緩やかに回復することを背景に数量が徐々に増加すると想定していますが、価格対応の影響により、営業利益は前年同程度を見込みます。豪州事業は請負住宅の数量増加や建売住宅の販売増加により、増益を見込みます。

以上のことなどから、「住宅」セグメント全体で、増収・増益を予想します。

 

「マテリアル」セグメント

売上高は1兆3,010億円、営業利益は810億円を予想しています。

エレクトロニクス事業は、AI用途を中心に、「パイメル」やガラスクロス等の電子材料の販売量が増加し、増益を見込みます。また、カーインテリア事業は、北米・欧州向けの販売が堅調に推移すること等により、増益を見込みます。パフォーマンスケミカル事業は、エンジニアリング樹脂の販売量増加や、構造転換の進捗による収益改善等により、増益を見込みます。エッセンシャルケミカル事業は、固定費の増加や交易条件の悪化等はありますが、前期にあった定期修理影響が解消されることにより、増益を見込みます。コンフォートライフ事業は、各事業は堅調に推移するものの、旭化成アドバンスが下期から連結対象外となることにより、営業利益は前年同程度を見込みます。

一方、エナジー&インフラ事業は、鉛蓄電池用セパレータ事業の譲渡影響に加え、イオン交換膜法食塩電解事業がプラントの販売量が好調だった前期比では販売量の減少を見込むことや、さらに原材料価格上昇の影響等により、減益を見込みます。

以上のことなどから、「マテリアル」セグメント全体で、減収・増益を予想します。

 

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方

当社グループは、日本基準により連結財務諸表を作成しており、当社グループの財政状態、経営成績等を適切に表示していると判断しています。国際会計基準については、今後、当社事業のグローバル展開の状況を踏まえつつ、日本基準との差異の把握等を進めたうえで、適用可能性を検討していきます。

 

 

3.連結財務諸表及び主な注記

(1)連結貸借対照表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当連結会計年度

(2026年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

393,467

377,023

 

 

受取手形、売掛金及び契約資産

491,414

513,807

 

 

商品及び製品

341,531

369,639

 

 

仕掛品

183,613

226,280

 

 

原材料及び貯蔵品

194,186

197,806

 

 

その他

169,042

184,611

 

 

貸倒引当金

△3,805

△3,809

 

 

流動資産合計

1,769,448

1,865,357

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

698,602

681,618

 

 

 

 

減価償却累計額

△373,652

△364,121

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

324,950

317,497

 

 

 

機械装置及び運搬具

1,640,722

1,613,963

 

 

 

 

減価償却累計額

△1,368,752

△1,350,876

 

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

271,970

263,087

 

 

 

土地

81,945

80,067

 

 

 

リース資産

14,839

18,504

 

 

 

 

減価償却累計額

△7,114

△7,904

 

 

 

 

リース資産(純額)

7,725

10,600

 

 

 

建設仮勘定

162,890

212,828

 

 

 

その他

221,775

232,932

 

 

 

 

減価償却累計額

△150,645

△155,930

 

 

 

 

その他(純額)

71,131

77,003

 

 

 

有形固定資産合計

920,611

961,081

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

のれん

389,640

383,805

 

 

 

技術関連資産

297,384

294,854

 

 

 

その他

243,529

239,205

 

 

 

無形固定資産合計

930,553

917,865

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

168,371

140,241

 

 

 

長期貸付金

9,561

10,521

 

 

 

長期前渡金

24,416

23,378

 

 

 

退職給付に係る資産

74,133

108,909

 

 

 

繰延税金資産

69,217

53,921

 

 

 

その他

49,431

57,528

 

 

 

貸倒引当金

△527

△859

 

 

 

投資その他の資産合計

394,602

393,640

 

 

固定資産合計

2,245,766

2,272,586

 

資産合計

4,015,214

4,137,943

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当連結会計年度

(2026年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

193,583

195,002

 

 

短期借入金

203,249

99,926

 

 

コマーシャル・ペーパー

87,000

 

 

1年内償還予定の社債

20,000

30,000

 

 

リース債務

8,049

9,333

 

 

未払費用

180,644

196,823

 

 

未払法人税等

18,666

19,696

 

 

前受金

109,750

104,722

 

 

株式給付引当金

176

243

 

 

修繕引当金

10,297

5,103

 

 

製品保証引当金

4,708

4,892

 

 

固定資産撤去費用引当金

13,854

3,654

 

 

その他

114,631

123,748

 

 

流動負債合計

964,608

793,143

 

固定負債

 

 

 

 

社債

280,000

250,000

 

 

長期借入金

567,209

587,618

 

 

リース債務

29,538

34,344

 

 

繰延税金負債

55,608

58,482

 

 

株式給付引当金

611

735

 

 

修繕引当金

5,516

6,554

 

 

固定資産撤去費用引当金

6,874

26,207

 

 

退職給付に係る負債

121,619

107,980

 

 

長期預り保証金

24,070

22,971

 

 

その他

45,618

84,263

 

 

固定負債合計

1,136,663

1,179,153

 

負債合計

2,101,271

1,972,296

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

103,389

103,389

 

 

資本剰余金

80,319

80,319

 

 

利益剰余金

1,191,076

1,294,711

 

 

自己株式

△8,015

△10,140

 

 

株主資本合計

1,366,768

1,468,278

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

35,996

13,674

 

 

繰延ヘッジ損益

78

△24

 

 

為替換算調整勘定

394,803

519,234

 

 

退職給付に係る調整累計額

61,776

87,295

 

 

その他の包括利益累計額合計

492,652

620,180

 

非支配株主持分

54,523

77,189

 

純資産合計

1,913,944

2,165,647

負債純資産合計

4,015,214

4,137,943

 

 

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書

連結損益計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

売上高

3,037,312

3,074,505

売上原価

2,079,051

2,065,913

売上総利益

958,260

1,008,592

販売費及び一般管理費

746,340

777,392

営業利益

211,921

231,200

営業外収益

 

 

 

受取利息

9,982

12,718

 

受取配当金

3,396

1,933

 

持分法による投資利益

8,993

 

その他

7,448

8,064

 

営業外収益合計

20,826

31,708

営業外費用

 

 

 

支払利息

9,096

12,449

 

持分法による投資損失

7,188

 

その他

23,004

20,041

 

営業外費用合計

39,288

32,490

経常利益

193,459

230,419

特別利益

 

 

 

投資有価証券売却益

32,453

41,696

 

固定資産売却益

336

3,605

 

受取保険金

9,512

 

受取和解金

8,523

 

負ののれん発生益

2,218

 

関係会社株式売却益

12,428

 

特別利益合計

44,520

66,253

特別損失

 

 

 

投資有価証券評価損

2,286

3,335

 

固定資産処分損

8,503

9,738

 

減損損失

12,181

16,661

 

電力契約解約に伴う損失

4,440

 

製品補償損失

1,977

 

事業構造改善費用

18,429

47,889

 

特別損失合計

43,377

82,063

税金等調整前当期純利益

194,602

214,609

法人税、住民税及び事業税

47,914

44,495

法人税等調整額

6,283

6,574

法人税等合計

54,197

51,070

当期純利益

140,404

163,539

非支配株主に帰属する当期純利益

5,408

4,746

親会社株主に帰属する当期純利益

134,996

158,793

 

 

 

連結包括利益計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

当期純利益

140,404

163,539

その他の包括利益

 

 

 

その他有価証券評価差額金

△14,994

△22,848

 

繰延ヘッジ損益

92

△102

 

為替換算調整勘定

△22,332

127,152

 

退職給付に係る調整額

28,867

25,394

 

持分法適用会社に対する持分相当額

△572

142

 

その他の包括利益合計

△8,938

129,737

包括利益

131,466

293,277

(内訳)

 

 

 

親会社株主に係る包括利益

126,135

286,321

 

非支配株主に係る包括利益

5,331

6,955

 

 

 

(3)連結株主資本等変動計算書

  前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

103,389

80,272

1,135,533

△7,316

1,311,878

当期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

△49,962

 

△49,962

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

134,996

 

134,996

自己株式の取得

 

 

 

△30,010

△30,010

自己株式の処分

 

△0

 

94

94

自己株式の消却

 

△29,216

 

29,216

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

29,216

△29,216

 

連結範囲の変動

 

 

△275

 

△275

連結子会社の増資による持分の増減

 

47

 

 

47

株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

47

55,543

△700

54,890

当期末残高

103,389

80,319

1,191,076

△8,015

1,366,768

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

為替換算

調整勘定

退職給付

に係る

調整累計額

その他の

包括利益

累計額合計

当期首残高

51,269

△14

417,391

32,867

501,513

35,234

1,848,625

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

△49,962

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

 

 

134,996

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

△30,010

自己株式の処分

 

 

 

 

 

 

94

自己株式の消却

 

 

 

 

 

 

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

 

 

 

 

 

連結範囲の変動

 

 

 

 

 

 

△275

連結子会社の増資による持分の増減

 

 

 

 

 

 

47

株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)

△15,273

92

△22,589

28,908

△8,861

19,290

10,429

当期変動額合計

△15,273

92

△22,589

28,908

△8,861

19,290

65,319

当期末残高

35,996

78

394,803

61,776

492,652

54,523

1,913,944

 

 

 

  当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

103,389

80,319

1,191,076

△8,015

1,366,768

当期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

△54,386

 

△54,386

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

158,793

 

158,793

自己株式の取得

 

 

 

△2,344

△2,344

自己株式の処分

 

0

 

220

220

自己株式の消却

 

 

 

 

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

 

 

 

連結範囲の変動

 

 

△773

 

△773

連結子会社の増資による持分の増減

 

 

 

 

株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

0

103,635

△2,125

101,510

当期末残高

103,389

80,319

1,294,711

△10,140

1,468,278

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

為替換算

調整勘定

退職給付

に係る

調整累計額

その他の

包括利益

累計額合計

当期首残高

35,996

78

394,803

61,776

492,652

54,523

1,913,944

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

△54,386

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

 

 

158,793

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

△2,344

自己株式の処分

 

 

 

 

 

 

220

自己株式の消却

 

 

 

 

 

 

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

 

 

 

 

 

連結範囲の変動

 

 

 

 

 

 

△773

連結子会社の増資による持分の増減

 

 

 

 

 

 

株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)

△22,322

△102

124,431

25,520

127,528

22,665

150,193

当期変動額合計

△22,322

△102

124,431

25,520

127,528

22,665

251,703

当期末残高

13,674

△24

519,234

87,295

620,180

77,189

2,165,647

 

 

 

(4)連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税金等調整前当期純利益

194,602

214,609

 

減価償却費

153,478

162,598

 

減損損失

12,181

16,661

 

のれん償却額

32,628

33,746

 

株式給付引当金の増減額(△は減少)

171

191

 

修繕引当金の増減額(△は減少)

3,084

△4,157

 

製品保証引当金の増減額(△は減少)

273

45

 

固定資産撤去費用引当金の増減額(△は減少)

△1,623

9,131

 

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

2,188

3,923

 

受取利息及び受取配当金

△13,378

△14,651

 

支払利息

9,096

12,449

 

持分法による投資損益(△は益)

7,188

△8,993

 

投資有価証券売却損益(△は益)

△32,453

△41,696

 

投資有価証券評価損益(△は益)

2,286

3,335

 

固定資産売却損益(△は益)

△336

△3,605

 

固定資産処分損益(△は益)

8,503

9,738

 

負ののれん発生益

△2,218

 

関係会社株式売却損益(△は益)

△12,428

 

売上債権及び契約資産の増減額(△は増加)

2,816

△12,377

 

棚卸資産の増減額(△は増加)

△32,068

△76,553

 

仕入債務の増減額(△は減少)

△26,732

△6,461

 

未払費用の増減額(△は減少)

21,115

16,536

 

前受金の増減額(△は減少)

20,982

28,604

 

その他

△22,176

17,398

 

小計

339,608

348,044

 

利息及び配当金の受取額

15,886

15,777

 

利息の支払額

△8,549

△11,953

 

法人税等の支払額又は還付額(△は支払)

△45,456

△48,764

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

301,489

303,104

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

定期預金の預入による支出

△5,065

△5,425

 

定期預金の払戻による収入

6,472

4,126

 

有形固定資産の取得による支出

△201,684

△193,671

 

有形固定資産の売却による収入

723

5,714

 

無形固定資産の取得による支出

△16,255

△17,379

 

投資有価証券の取得による支出

△8,025

△6,289

 

投資有価証券の売却による収入

36,913

48,925

 

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出

△191,174

 

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入

1,809

62,605

 

事業譲受による支出

△8,281

 

貸付けによる支出

△9,191

△10,812

 

貸付金の回収による収入

12,799

4,457

 

その他

△191

878

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

△381,150

△106,873

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の純増減額(△は減少)

14,841

△106,763

 

コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少)

4,000

△87,000

 

長期借入れによる収入

206,063

83,107

 

長期借入金の返済による支出

△72,482

△63,916

 

社債の発行による収入

100,000

 

社債の償還による支出

△30,000

△20,000

 

リース債務の返済による支出

△10,903

△9,984

 

自己株式の取得による支出

△30,019

△2,344

 

自己株式の処分による収入

122

220

 

配当金の支払額

△49,962

△54,386

 

非支配株主からの払込みによる収入

16,312

18,000

 

非支配株主への配当金の支払額

△2,824

△2,330

 

連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出

△325

 

その他

△256

43

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

144,567

△245,354

現金及び現金同等物に係る換算差額

△8,503

31,156

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

56,403

△17,967

現金及び現金同等物の期首残高

333,498

390,035

連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

134

0

現金及び現金同等物の期末残高

390,035

372,068

 

 

(5)連結財務諸表に関する注記事項

1(継続企業の前提に関する注記)

該当事項はありません。

 

2(表示方法の変更)

連結損益計算書関係

前連結会計年度において、独立掲記していた営業外費用の「為替差損」は、営業外費用の総額の100分の10以下となったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しています。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っています。この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、営業外費用の「為替差損」に表示していた5,624百万円を「その他」として組替えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3(連結損益計算書関係)

1 減損損失

当連結会計年度において、当社グループは以下の資産について減損損失を計上しています。

用途

種類

場所

減損損失
(百万円)

連結損益計算書上
の計上科目

汎用石化・樹脂資産グループに関連する設備(注)

機械装置 他

岡山県倉敷市 他

10,849

減損損失

研究開発設備

機械装置 他

岡山県倉敷市

1,717

減損損失

合成繊維製造設備

建物 他

Hung Yen Province, Vietnam

1,641

減損損失

樹脂原料製造設備

機械装置 他

神奈川県川崎市川崎区 他

1,080

事業構造改善費用

半導体製造設備

建物 他

宮崎県延岡市

908

減損損失

真贋判定機器製造設備

機械装置 他

静岡県富士市 他

685

減損損失

電池材料製造設備

機械装置

Kentucky, U.S.A.

645

事業構造改善費用

コーティング剤製造設備

機械装置 他

神奈川県川崎市川崎区

645

事業構造改善費用

ナイロン原料製造設備

機械装置 他

宮崎県延岡市

335

事業構造改善費用

アクリル樹脂製造設備

機械装置 他

神奈川県川崎市川崎区 他

310

事業構造改善費用

その他

920

減損損失及び

事業構造改善費用

 

(注)汎用石化・樹脂資産グループに関連する設備には、エッセンシャルケミカル事業のうち石油化学製品の製造設備、及びパフォーマンスケミカル事業のうち合成樹脂及びその原料の製造設備などが含まれます。

 

当社グループは、事業用資産については管理会計上の区分を基礎として製造工程、地域性、投資の意思決定単位等を加味してグルーピングを行っています。遊休資産については個別の資産単位ごとに把握しています。

汎用石化・樹脂資産グループに関連する設備及び合成繊維製造設備については、収益性が低下したため、帳簿価額を回収可能価額まで減額しました。回収可能価額は、使用価値等により測定しており、使用価値は将来キャッシュ・フローを11.0~14.0%で割り引いて算定し、将来キャッシュ・フローがマイナスと見込まれる資産については、回収可能価額を零として評価しています。

また、研究開発設備、樹脂原料製造設備、半導体製造設備、真贋判定機器製造設備、電池材料製造設備、コーティング剤製造設備、ナイロン原料製造設備及びアクリル樹脂製造設備については、将来の使用見込みがなくなったため、帳簿価額の全額を減額しました。  

なお、その他のうち60百万円については、特別損失の「事業構造改善費用」に含めて表示しています。

 

2 持分法による投資利益

持分法適用関連会社であるPTT Asahi Chemical Co., Ltd.において事業撤退損失引当金戻入益を計上したことなどに伴い、同社に対する持分法による投資利益5,898百万円を計上しています。

 

 

 

 

4(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

株式又は持分の売却により連結子会社でなくなった会社の資産及び負債の主な内訳

 株式の売却等により、旭化成メディカル株式会社及びその連結子会社4社が連結子会社でなくなったことに伴う売却時の資産及び負債の内訳並びに株式の売却価額と売却による収入(純額)は次のとおりです。

 

流動資産

47,373百万円

固定資産

25,601百万円

流動負債

△17,768百万円

固定負債

△5,601百万円

その他有価証券評価差額金

△20百万円

繰延ヘッジ損益

0百万円

為替換算調整勘定

△3,622百万円

退職給付に係る調整累計額

△854百万円

株式売却後の投資勘定

△8,391百万円

連結除外に伴う利益剰余金の減少額

△771百万円

株式の売却益

8,456百万円

株式の売却価額

44,403百万円

現金及び現金同等物

△15,764百万円

差引:売却による収入

28,639百万円

 

 

 株式の売却により、ナガセダアグノスティクス株式会社が連結子会社でなくなったことに伴う売却時の資産及び負債の内訳並びに株式の売却価額と売却による収入(純額)は次のとおりです。

 

流動資産

3,002百万円

固定資産

11,399百万円

流動負債

△66百万円

固定負債

△35百万円

株式の売却損

△4,690百万円

株式の売却価額

9,610百万円

現金及び現金同等物

△65百万円

差引:売却による収入

9,545百万円

 

 

 持分の売却により、Daramic, LLC及び連結子会社14社が連結子会社でなくなったことに伴う売却時の資産及び負債の内訳並びに持分の売却価額と売却による収入(純額)は次のとおりです。

 

流動資産

26,319百万円

固定資産

30,142百万円

流動負債

△7,295百万円

固定負債

△5,523百万円

為替換算調整勘定

△11,204百万円

退職給付に係る調整累計額

△211百万円

非支配株主持分

△1,702百万円

持分の売却損

△7,166百万円

持分の売却価額

23,361百万円

現金及び現金同等物

△3,334百万円

差引:売却による収入

20,027百万円

 

 

 上記以外の株式の売却により連結子会社でなくなったその他の会社の資産及び負債の金額は、重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

 

5(企業結合等関係)

1 連結子会社による優先出資受入れ及び株式譲渡等による血液浄化事業のアイエーホールディングス株式会社への譲渡

(1) 事業分離の概要

① 分離先企業の名称

   アイエーホールディングス株式会社

 

② 分離した事業の内容

    • ダイアライザー(人工腎臓)及び関連商品の開発・製造・販売

      • 血液浄化(アフェレシス)商品の開発・製造・販売

 

③ 事業分離を行った主な理由

血液浄化事業は、透析・アフェレシス関連製品の開発・製造・販売において50年の歴史を持ち、日本国内、海外のユーザーより高い評価を受ける製品群を供給しています。高付加価値製品として、透析領域においてビタミンEを固定化したダイアライザーや、アフェレシス領域において難病治療に使用される血漿交換療法用のデバイス、そのほかにも、患者の自己血由来の自己フィブリン糊を自動調製するクリオシールシステム等を提供しています。加えて、血液浄化事業で培った豊富な経験とノウハウを生かし、集中治療領域において患者さまや医療従事者の方々に多様な価値を提供する製品・サービスにも近年新たに事業を展開しています。当社では、本事業の継続的な成長のために選択し得る戦略的オプションを幅広く検討してきましたが、インテグラル株式会社(以下、「インテグラル」)より本事業の成長に対する強い意志に基づいた積極的な投資の提案があり、新たなパートナーのもとで、独立し、専業化したうえで、よりいっそう成長投資を強化していくことが本事業にとって重要であると判断しました。

 

④ 事業分離日

      2025年4月1日

 

⑤ その他取引の概要に関する事項

Ⅰ 当社の完全子会社として、旭化成ライフサイエンス㈱(以下、「旭化成ライフサイエンス」)を設立しました。

Ⅱ 旭化成メディカル㈱(以下、「旭化成メディカル」)のバイオプロセス事業等を吸収分割により旭化成ライフサイエンスに承継しました。

Ⅲ インテグラルは同社が設立し、その関連会社が運営するファンド(以下、インテグラル株式会社とあわせて「インテグラル」)が保有する特別目的会社であるアイエーホールディングス株式会社(以下、出資会社)を通じて旭化成メディカルに優先株式による出資を行い、当社は2025年4月1日に保有する旭化成メディカル株式の出資会社への譲渡等を行うことにより、旭化成メディカルの議決権保有割合を当社20%、出資会社80%としました。また、2027年4月頃をめどに残余株式の譲渡を実施し、出資会社の議決権保有割合を100%とします(出資会社の指定する者と共同での保有割合を100%とする場合を含む)。

 

 

(2) 実施した会計処理の概要

① 移転損益の金額

   事業譲渡益   8,456百万円

 

② 移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳

 流動資産

47,373百万円

 固定資産

25,601百万円

 資産合計

72,975百万円

 流動負債

17,768百万円

 固定負債

5,601百万円

 負債合計

23,369百万円

 

 

③ 会計処理

移転したことにより受け取った対価と、移転した事業に係る株主資本相当額との差額を関係会社株式売却益として認識しています。

 

(3) 分離した事業が含まれていた報告セグメントの名称

      ヘルスケア

 

2 連結子会社による会社分割及び株式の譲渡による診断薬事業などの長瀬産業への譲渡

(1) 事業分離の概要

① 分離先企業の名称

   長瀬産業株式会社

 

② 分離した事業の内容

    • 診断薬及び診断薬用酵素の製造、開発及び販売に関するすべての事業

    • 大仁医薬工場(診断薬用酵素原料、及び「ブレディニン®」等の医薬品の原薬製造工場)

    • 大仁統括センター(主に、診断薬事業及び大仁医薬工場を含む大仁地区全体のインフラ管理組織)

 

③ 事業分離を行った主な理由

当社グループでは、ヘルスケア領域において、医療機器などを扱うクリティカルケア事業の成長、医薬事業の継続的な拡大、バイオプロセス事業の発展による利益成長を目指しています。これらの大きな成長機会には継続的な集中投資が必要であり、将来の優先順位を決定するためにポートフォリオの見直しを行っています。その中で、旭化成ファーマ㈱(以下、「旭化成ファーマ」)は、診断薬事業(以下、「当該事業」)とのシナジーが発揮できる他社への譲渡、いわゆるベストオーナーの観点も含めた検討を慎重に行ってきました。その結果、当該事業は旭化成グループの傘下ではなく、バイオ関連事業の領域において高いプレゼンスや技術力を持ち、積極的な成長投資が可能な長瀬産業株式会社(以下、「長瀬産業」)の傘下で事業を運営することが最も適切であり、当該事業の成長を最大化できるとの結論に至りました。

 

④ 事業分離日

   2025年7月1日

 

 

⑤ その他取引の概要に関する事項

2025年7月1日を効力発生日として、本件譲渡に関する権利義務、及び大仁地区の土地と施設を、会社分割等により旭化成ファーマが設立したナガセダイアグノスティックス㈱(以下、「ナガセダイアグノスティックス」)に承継させ、同日付で旭化成ファーマより長瀬産業に対しナガセダイアグノスティックスの全株式を譲渡しました。

 

(注) 旭化成ファーマ㈱は、2026年4月1日付で旭化成セラピューティクス㈱に社名変更しています。

 

(2) 実施した会計処理の概要

① 移転損益の金額

   事業譲渡損   4,690百万円

 

② 移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳

 流動資産

     3,002百万円

 固定資産

    11,399百万円

 資産合計

    14,401百万円

 流動負債

        66百万円

 固定負債

        35百万円

 負債合計

       101百万円

 

 

③ 会計処理

移転したことにより受け取った対価と、移転した事業に係る株主資本相当額との差額を事業構造改善費用として認識しています。

 

(3) 分離した事業が含まれていた報告セグメントの名称

    ヘルスケア

 

(4) 当連結会計年度に係る連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額

    重要性が乏しいため、記載を省略しています。

 

3 連結子会社による鉛蓄電池用セパレータ「Daramic®」事業の譲渡

(1) 事業分離の概要

① 分離先企業の名称

   Daramic Buyer LLC、Polypore Buyer LLC

 

② 分離した事業の内容

    鉛蓄電池用セパレータ「Daramic®」(以下、「ダラミック」)の開発・製造・販売

 

③ 事業分離を行った主な理由

当社は2015年8月のPolypore International, LLC(以下、「Polypore社」)買収により、鉛蓄電池用セパレータ「ダラミック」とリチウムイオン電池用乾式セパレータ「Celgard®」を取得しました。「ダラミック」は車載用途や産業用途を中心に使用され、安定的な収益貢献が期待できる事業として、コストダウンをはじめとするグローバルでの製造拠点の強化等を進めてきました。しかし、セパレータ事業の中長期的な戦略を踏まえ、ベストオーナーの観点も含めて慎重に検討を重ねた結果、このたびの譲渡が最良であるとの結論に至りました。

 

④ 事業分離日

      2025年12月1日

 

⑤ その他取引の概要に関する事項

受取対価を現金等の財産のみとする持分譲渡。

2025年12月1日を効力発生日として、Polypore社及びCelgard, LLC保有するダラミック事業に関する全持分をKingswood Capital Management, L.P.が傘下に設立したDaramic Buyer LLC及びPolypore Buyer LLCに譲渡しました。

 

(2) 実施した会計処理の概要

① 移転損益の金額

   事業譲渡損   7,166百万円

   (注) 今後譲渡先と合意した価格調整を行うことから暫定的に算定された金額です。

 

② 移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳

 流動資産

26,319百万円

 固定資産

30,142百万円

 資産合計

56,462百万円

 流動負債

7,295百万円

 固定負債

5,523百万円

 負債合計

12,817百万円

 

 

③ 会計処理

移転したことにより受け取った対価と、移転した事業に係る株主資本相当額との差額を事業構造改善費用として認識しています。

 

(3) 分離した事業が含まれていた報告セグメントの名称

      マテリアル

 

(4) 当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額

       売上高   26,601百万円

    営業利益   2,820百万円

 

 

6(追加情報)

旭化成アドバンスと帝人フロンティアの経営統合

当社は、当社の連結子会社である旭化成アドバンス株式会社(以下、「旭化成アドバンス」)と、帝人株式会社(以下、「帝人」)の連結子会社である帝人フロンティア株式会社(以下「帝人フロンティア」)について、帝人フロンティアを存続会社とする吸収合併を実施することを決定し、2026年10月1日(予定)を効力発生日として帝人フロンティアを当社及び帝人の共同出資による合弁会社(帝人80%、当社20%)とする基本契約を2025年12月1日付で締結しました。

 

(1) 事業分離の概要

① 分離先企業の名称

 帝人フロンティア株式会社

 

② 分離した事業の内容

 繊維、化学品、建材分野での商品売買や製造・加工、各種サービスの提供など

 

③ 事業分離を行った主な理由

旭化成アドバンスは、旭化成グループの製品群を中心に、繊維、化学品、建材など幅広い商品を取り扱う商社として、2015年に設立されました。今後の持続的な事業拡大を検討する中で、旭化成アドバンス単独での成長を追求するのではなく、グローバルな調達力に強みを持つ商社機能と、高機能繊維の開発・製造を担うメーカー機能を併せ持ち、衣料繊維・産業資材などの幅広い分野で独自のソリューションを提供する帝人フロンティアのもとで運営することが最善の策であるという判断に至りました。

 

④ 事業分離日

 2026年10月1日(予定)

 

⑤ その他取引の概要に関する事項

本統合に先立ち、当社の連結子会社である旭化成(中国)投資有限公司は、繊維製品の製造・販売を行っている杭州旭化成紡織有限公司の全持分を旭化成アドバンスに譲渡します。

 

(2) 分離した事業が含まれていた報告セグメントの名称

 マテリアル

 

 

7(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1  報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

当社グループは、事業持株会社制を導入しており、事業持株会社である当社の下、製品・サービス別の3つの事業領域を設け、各事業領域の事業持株会社及び事業会社は、取り扱う製品について国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しています。

2025年4月1日に研究開発等の機能の一部を「マテリアル」へ再編したことに伴い、第1四半期連結会計期間より、従来「全社費用等」に含めていた一部の研究組織等を「マテリアル」に含めて表示しています。

なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後のセグメント区分で記載しています。

 

2  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計処理の原則及び手続に準拠した方法です。報告セグメントの利益は、営業損益です。

セグメント間の内部売上高又は振替高は、主に第三者間取引価格もしくは原価に適正利益を加味した価格に基づいています。

また、当社は、グループ経営における共通機能の変化に応じて、共通費の応益負担を最適化するため、全社共通費の各報告セグメントへの配賦率を第1四半期連結会計期間から変更しています。当該変更により、従来の方法に比べて、「ヘルスケア」は975百万円、「住宅」は1,578百万円、「マテリアル」は3,844百万円それぞれセグメント利益が減少し、「全社費用等」のセグメント利益は6,397百万円増加しています。

 

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注) 1

合計

ヘルスケア

住宅

マテリアル

売上高

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上高

615,901

1,035,860

1,368,770

3,020,530

16,781

3,037,312

セグメント間
の内部売上高
又は振替高

5

10,036

18,234

28,275

45,549

73,823

615,905

1,045,895

1,387,004

3,048,805

62,330

3,111,135

セグメント損益
(営業損益)

64,026

95,912

79,905

239,843

2,929

242,772

セグメント資産

1,326,101

688,131

1,842,954

3,857,186

123,024

3,980,210

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費
(注) 2

54,736

20,675

65,082

140,493

1,097

141,589

のれんの償却額

25,293

1,875

5,460

32,628

32,628

持分法適用会社
への投資額

1,398

5,091

47,934

54,423

24,335

78,758

有形固定資産及び
無形固定資産の
増加額

42,644

31,493

125,572

199,709

1,787

201,496

 

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プラントエンジニアリング、環境エンジニアリング、各種リサーチ・情報提供事業及び人材派遣・紹介事業等を含んでいます。

     2 減価償却費には、のれんの償却額を含んでいません。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注) 1

合計

ヘルスケア

住宅

マテリアル

売上高

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上高

664,146

1,077,394

1,306,240

3,047,779

26,725

3,074,505

セグメント間
の内部売上高
又は振替高

89

11,151

13,682

24,923

44,712

69,634

664,236

1,088,544

1,319,922

3,072,702

71,437

3,144,139

セグメント損益
(営業損益)

83,452

99,781

68,321

251,553

3,932

255,485

セグメント資産

1,397,225

800,318

1,893,421

4,090,964

141,149

4,232,113

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費
(注) 2

61,041

20,717

67,314

149,072

1,069

150,141

のれんの償却額

26,160

2,232

5,354

33,746

33,746

持分法適用会社
への投資額

9,895

5,349

50,967

66,212

25,047

91,259

有形固定資産及び
無形固定資産の
増加額

25,158

25,807

164,829

215,794

697

216,491

 

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プラントエンジニアリング、環境エンジニアリング、各種リサーチ・情報提供事業及び人材派遣・紹介事業等を含んでいます。

     2 減価償却費には、のれんの償却額を含んでいません。

 

4  報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

(単位:百万円)

売上高

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

3,048,805

3,072,702

「その他」の区分の売上高

62,330

71,437

セグメント間取引消去

△73,823

△69,634

連結損益計算書の売上高

3,037,312

3,074,505

 

 

(単位:百万円)

利益

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

239,843

251,553

「その他」の区分の利益

2,929

3,932

セグメント間取引消去

23

496

全社費用等 (注)

△30,874

△24,781

連結損益計算書の営業利益

211,921

231,200

 

(注) 全社費用等の主な内容は、各報告セグメントに配分していない全社収益、基礎研究費及びグループ会社の経営モニタリング費用等です。

 

(単位:百万円)

資産

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

3,857,186

4,090,964

「その他」の区分の資産

123,024

141,149

セグメント間取引消去

△483,217

△677,897

全社資産 (注)

518,222

583,726

連結貸借対照表の資産合計

4,015,214

4,137,943

 

(注) 全社資産の主な内容は、当社の資産(余剰運用資金<現金及び預金>、長期投資資金<投資有価証券等>及び土地等)です。

 

(単位:百万円)

その他の項目

報告セグメント計

その他

調整額(注) 1

連結財務諸表

計上額

前連結

会計年度

当連結

会計年度

前連結

会計年度

当連結

会計年度

前連結

会計年度

当連結

会計年度

前連結

会計年度

当連結

会計年度

減価償却費
(注) 2

140,493

149,072

1,097

1,069

11,889

12,457

153,478

162,598

のれんの償却額

32,628

33,746

32,628

33,746

持分法適用会社
への投資額

54,423

66,212

24,335

25,047

78,758

91,259

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

199,709

215,794

1,787

697

9,530

5,833

211,026

222,324

 

(注) 1 調整額は全社資産及びセグメント間取引消去によるものです。

   2 減価償却費には、のれんの償却額を含んでいません。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

「セグメント情報 3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報」をご参照ください。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

(単位:百万円)

日本

米国

中国

その他

合計

1,377,378

597,934

285,571

776,429

3,037,312

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。

 

(2) 有形固定資産

(単位:百万円)

日本

米国

カナダ

その他

合計

586,706

179,674

25,991

128,241

920,611

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

「セグメント情報 3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報」をご参照ください。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

(単位:百万円)

日本

米国

中国

その他

合計

1,380,007

653,461

253,951

787,086

3,074,505

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。

 

(2) 有形固定資産

(単位:百万円)

日本

米国

カナダ

その他

合計

558,102

169,138

105,123

128,718

961,081

 

(表示方法の変更)

 前連結会計年度において「その他」に含めていました「カナダ」は連結貸借対照表の有形固定資産合計の10%を上回ったため、当連結会計年度において独立掲記することとしています。

 この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の「その他」に表示していた154,232百万円は「カナダ」25,991百万円及び「その他」128,241百万円として組み替えています。

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

全社

合計

ヘルスケア

住宅

マテリアル

減損損失

308

22

14,811

15,141

451

15,592

 

(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プラントエンジニアリング、環境エンジニアリング、各種リサーチ・情報提供事業及び人材派遣・紹介事業等を含んでいます。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

全社

合計

ヘルスケア

住宅

マテリアル

減損損失

232

18,748

18,980

4

751

19,735

 

(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プラントエンジニアリング、環境エンジニアリング、各種リサーチ・情報提供事業及び人材派遣・紹介事業等を含んでいます。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

全社

合計

ヘルスケア

住宅

マテリアル

当期償却額

25,293

1,875

5,460

32,628

32,628

当期末残高

278,693

38,887

72,060

389,640

389,640

 

(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プラントエンジニアリング、環境エンジニアリング、各種リサーチ・情報提供事業及び人材派遣・紹介事業等を含んでいます。

 

なお、2010年4月1日前に行われた企業結合により発生した負ののれんの償却額及び未償却残高については、該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

全社

合計

ヘルスケア

住宅

マテリアル

当期償却額

26,160

2,232

5,354

33,746

33,746

当期末残高

272,220

39,843

71,743

383,805

383,805

 

(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プラントエンジニアリング、環境エンジニアリング、各種リサーチ・情報提供事業及び人材派遣・紹介事業等を含んでいます。

 

なお、2010年4月1日前に行われた企業結合により発生した負ののれんの償却額及び未償却残高については、該当事項はありません。

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

当社の連結子会社であるZOLL Medical CorporationがVyaire Medical, Inc.の人工呼吸器事業を取得したことにより、「ヘルスケア」セグメントにおいて負ののれん発生益を2,218百万円計上しています。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

該当事項はありません。

 

 

8(1株当たり情報)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(自 2024年4月1日

(自 2025年4月1日

 

 至 2025年3月31日)

 至 2026年3月31日)

1株当たり純資産額

1,369.16

1,539.66

1株当たり当期純利益金額

97.94

116.97

 

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載していません。

2 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

 

(2025年3月31日)

(2026年3月31日)

純資産の部の合計額 (百万円)

1,913,944

2,165,647

純資産の部の合計額から控除する金額 (百万円)

54,523

77,189

   (うち、非支配株主持分) (百万円)

(54,523)

(77,189)

普通株式に係る期末の純資産額 (百万円)

1,859,420

2,088,458

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
普通株式の数 (千株)

1,358,069

1,356,441

3 取締役等向け株式交付信託に係る信託口が保有する当社株式は、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式総数の計算において控除する自己株式に含まれています(前連結会計年度末1,574千株、当連結会計年度末3,194千株)。

4 1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度
(自 2024年4月1日
 至 2025年3月31日)

当連結会計年度
(自 2025年4月1日
 至 2026年3月31日)

親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円)

134,996

158,793

普通株主に帰属しない金額 (百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する

当期純利益 (百万円)

134,996

158,793

普通株式の期中平均株式数 (千株)

1,378,342

1,357,526

 

5 取締役等向け株式交付信託に係る信託口が保有する当社株式は、1株当たり当期純利益金額の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含まれています(前連結会計年度1,599千株、当連結会計年度2,113千株)。

 

 

9(重要な後発事象)

1 Aicuris Anti-infective Cures AGの株式の取得について

当社の連結子会社であるVeloxis Pharmaceuticals, Inc. (以下、「Veloxis」)は、ドイツの医薬品開発企業である Aicuris Anti-infective Cures AG(以下、「Aicuris」)の全株式を取得することを決定し、その手続きを2026年4月17日に完了しました。

 

(1) 企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称 Aicuris Anti-infective Cures AG

事業の内容    医薬・医療関連製品の研究開発及び付随する事業

 

② 企業結合を行った主な理由

Aicurisの買収により、重症感染症に対する開発パイプラインを獲得します。これにより、既存重点領域である移植 ・免疫領域における感染合併症への対応力をいっそう強化します。移植後など免疫機能が低下した患者は、軽微な感染を契機に重症化しやすく、感染合併症は依然として臨床現場における重要な課題となっています。こうしたアンメットメディカルニーズに対し、当社の医薬事業におけるVeloxis(移植領域)及びCalliditas Therapeutics AB(腎臓領域)の戦略は高い親和性を有しています。今後は、米国の移植施設チャネルや腎領域ネットワークを含む確立された営業基盤と高度な研究開発力を活用し、Aicurisのパイプラインの開発及び商業化を加速していきます。これにより、同パイプラインの価値最大化を図るとともに、当社が目指す医薬事業の持続的な成長基盤の確立に向けて大きく前進します。

 

③ 企業結合日

2026年4月17日

 

④ 企業結合の法的形式

現金を対価とした株式の取得

 

 結合後企業の名称

Aicuris Anti-infective Cures AG

 

⑥ 取得した議決権比率

企業結合直前に所有していた議決権比率   0%

取得後の議決権比率          100%

 

   ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠

当社の連結子会社による、現金を対価とした株式取得であるため。

 

(2) 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳  

取得の対価

現金

783百万ユーロ

取得原価

 

783百万ユーロ

 

 

(3) 発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

現時点では確定していません。

 

 

2 Aicuris Anti-infective Cures AGの全株式の取得に係る資金借入について

当社は、Aicuris Anti-infective Cures AGの全株式の取得に係る所要資金調達のために、株式会社三井住友銀行等との間で、当座貸越契約を締結し、2026年4月14日付けで、以下のとおり借入を実行しています。

 

 

(1) 借入人

当社

 

(2) 借入先

株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社三菱UFJ銀行

 

(3) 借入形式

円建てローン

 

(4) 借入金額

129,000百万円

 

(5) 資金使途

 

Aicuris Anti-infective Cures AGの株式等取得資金、Aicuris Anti-infective Cures AG買収に関する費用の支払い

 

(6) 借入利率

基準金利+スプレッド

 

(7) 借入日

2026年4月14日

 

(8) 契約期限

2027年3月31日等

 

(9) 担保の有無

なし

 

(10) 保証

なし

 

(11) 財務制限条項

なし

 

 

3 2030年度を目途とする水島製造所の一部誘導品事業の再構築

(1) 概要

当社は、2026年5月12日開催の取締役会において、以下の表に記載の通り2030年度を目途として当社水島製造所の一部誘導品事業の再構築を進める方針について決議しました。

① 2030年度を目途に生産終了する製品

対象製品

用途

生産終了時期

販売終了時期

スチレンモノマー

樹脂原料など

2030年度を目途

未定

(販売は当面継続)

高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)

「サンテックTM-LD」

「サンテックTM-EVA」

各種フィルム、

包装資材、日用雑貨など

低圧法高密度ポリエチレン(HDPE)

「サンテックTM-HD」

「クレオレックスTM

 

 

② 供給体制を再構築する製品

対象製品

用途

再構築の内容

アクリロニトリル(AN)

樹脂原料、

繊維原料など

2030年度を目途に、水島製造所において年間20万トンの生産ラインを停止し、現在MAN(メタクリロニトリル)を生産している年間5万トンの生産ラインでAN・MANを併産する体制に変更。当社子会社である韓国のTongsuh Petrochemical CorporationのANとあわせて供給は継続。

ポリカーボネートジオール(PCD)

「デュラノールTM

合成皮革など

ポリウレタン樹脂原料

2030年度を目途に、水島製造所での生産(年間3千トン相当)を停止。中国の当社子会社である旭化成精細化工(南通)有限公司などで生産する体制に変更し、供給は継続。

 

 

 

(2) 対象事業の売上高(2026年3月期実績)

   116,174百万円(各事業の単体売上高合計であり、連結内部取引を含む)

 

(3) 一部誘導品事業の再構築が営業活動等へ及ぼす重要な影響

   今回の構造転換に伴い、当該事業に携わる251名の従業員は当社内で再配置を予定しています。

 設備については、生産終了後、速やかに撤去を進めていきます。設備の撤去関連費用等について、撤去の実施を2030年度以降に想定しており、今後の進捗に応じて計上する予定です。