1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当四半期連結累計期間の経営成績の概況 ………………………………………………………………2
(2)当四半期連結累計期間の財政状態の概況 ………………………………………………………………4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………5
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………9
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………9
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更) ………………………………………………………………9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………9
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………10
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記) ………………………………………………………………11
(企業結合等関係) ……………………………………………………………………………………………11
1.経営成績等の概況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、12月の日銀短観が示す通り、業種によって差が見られるものの総じて堅調に推移いたしました。
大企業製造業は、電気機械や食料品などの牽引により業況判断DIが15へと改善し、3四半期連続の持ち直しとなりました。一方、大企業非製造業はDIこそ横ばいの34でしたが、歴史的な高水準を維持しており、対事業所サービスを中心に活発な企業活動が続いております。今後については、地政学リスクや海外景気の減速懸念に加え、人手不足やコスト増による国内需要への波及が警戒されており、先行きは予断を許さない状況にあります。
このような経営環境の下で、当社グループにおきましては、2025年11月4日付「NE株式会社の東京証券取引所上場に関するお知らせ」のとおり、NE株式会社の株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)を実施いたしました。これにより同社は当社の連結子会社ではなくなったため、当第3四半期連結累計期間の全社業績は、前年同期と比べ表面上は減収および各段階利益において減益となっております。これらの事業構造の変化を踏まえた、当第3四半期連結累計期間における当社グループのセグメントごとの経営成績は次のとおりとなりました。
① コマースセグメント
a.モバイルライフ事業
新型iPhoneの登場により需要が牽引される下半期にあって、当第3四半期連結累計期間は、各チャネルにおける的確な施策の実行により、EC販売および卸販売ともに概ね計画通りの水準で安定して推移いたしました。
EC販売では、低価格帯ブランドの台頭により競争が一段と激化する中、Amazonブラックフライデーや各種年末大型セール等での的確な対応により底堅く売上を確保いたしました。卸販売では、iPhoneケースの複数機種兼用化に伴う店頭陳列面積の縮小が見られたものの、独自のブランド専用コーナーの展開等により、影響を最小限に留めております。
プロダクト別には、主力「iFace」シリーズにおける高単価なMagSafe対応モデルの構成比上昇や、ガラスフィルム等の周辺アクセサリーの併売(クロスセル)が客単価向上に寄与しました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比概ね横這いの1.1%減となりました。
営業利益につきましては、トップラインの維持および拡大を目的とした攻めの広告投資や、店頭プレゼンス維持に向けた販促活動の強化に伴う費用の増加があったものの、過年度の関税関連費用の戻入による原価の改善に加え、前述の高単価商材および周辺アクセサリーの拡販等による利益率の向上により、これらの費用増を十分に吸収し、事前の計画を裏付ける確実な利益水準を確保いたしました。
b.コスメティクス事業
コスメティクスブランド「ByUR(バイユア)」につきましては、当第3四半期連結累計期間において、EC販売および卸販売ともに好調に推移し、全体として売上計画を超過いたしました。EC販売においては、第3四半期の大型セール時における他社との競争激化や、シートマスク市場の縮小傾向の影響等を受けましたが、卸販売においては、販路再編に伴う帳合変更後の体制が安定し、ベースメイクを中心に取扱店舗数の拡大が順調に進み、概ね計画通りの結果となりました。
プロダクト別のトレンドといたしましては、ベースメイクカテゴリーの成長が顕著であり、日本人の肌質に合わせた仕上がりが幅広い顧客層から支持を集め、ブランド全体のトップラインを力強く牽引しております。一方、シートマスクおよびスキンケアカテゴリーにつきましては、市場全体での競争激化の影響を受け、相対的に伸び悩んでおります。このような背景の中でも、ブランド全体としてのトップラインは伸長いたしました。その結果、売上高は前年同期比18.8%増となりました。
営業利益につきましては、当第3四半期連結会計期間において黒字を確保したものの、計画に対しては未達となりました。これは、ベースメイクカテゴリーの導入店舗拡大に伴う什器・テスター等の販売促進費が引き続き増加したことに加え、販路再編に伴う返品処理等の影響が当第3四半期においても発生した影響等によるものであります。なお、今後に向けては、EC販売における運用体制の改善や、製造原価率の低減を通じた収益性の向上に継続して取り組んでおります。
c.ゲーミングアクセサリー事業
ゲーミングモニターブランド「Pixio(ピクシオ)」につきましては、競合各社による低価格帯製品の投入等により価格競争が一段と過熱しており、市場全体として引き続き厳しい環境で推移いたしました。そのような環境下においても、「空間全体のトータルコーディネート提案」を強みとした展開を進め、「Amazon.co.jpマーケットプレイスアワード2025 カテゴリー賞」を受賞するなど、当該カテゴリーにおける高い地位を維持しております。
販売動向といたしましては、11月に開催されたAmazonブラックフライデー等の大型セールの好調が牽引し、売上高は拡大傾向となりました。プロダクト別には、モニター単体が価格競争の影響を受ける一方、モニターアームをはじめとするアクセサリー類の販売が好調に推移し、全体の売上をカバーいたしました。また、原価率の低い周辺アクセサリー類の構成比が高まったことにより、採算面では着実な改善が見られております。その結果、売上高は前年同期比7.3%増となりました。
営業利益につきましては、商品評価損が想定を下回ったことによる原価の改善要因があったものの、競争激化に伴う広告宣伝費の増加が継続したことに加え、想定を上回る販売好調による一部倉庫での欠品と、それに伴う一時的な出荷体制の変更による物流費用の増加等が利益を押し下げる要因となりました。
d.グローバル事業
米国市場、韓国市場及び中国市場においてEC・卸販売市場での開拓を進め、グループ外に対する売上高は前年同期比5.4%の増収となりました。主力の米国事業においてECおよび卸販売がともに前年同期を上回り、外部向けトップラインの伸長を牽引しております。一方で、グループ内取引の減少等の影響が相殺された結果、グローバル事業全体としての売上高は前年並みの水準にとどまっております。
営業利益につきましては、前年同期比で減益となりました。主な要因は、米国事業において米国関税の影響等により仕入コストが増加し原価率が上昇したことに加え、在庫評価に係る費用の純額(商品評価損と評価損戻入の差引)が前年同期比で増加し売上原価を押し上げたこと、ならびに韓国国内で発売開始したゲーミングモニターの先行的な広告宣伝費や、インフレを背景とした物流・人件費が増加したためです。一方で、連結決算上の要因として、日米における韓国仕入在庫の減少に伴い「未実現利益の消去」が戻し入れとなり、事業全体の利益を一部下支えいたしました。
これらの結果、コマースセグメントの当第3四半期連結累計期間の売上高は14,947,873千円(前年同四半期比4.3%増)、セグメント利益(営業利益)は916,142千円(同40.4%減)となりました。
2025年11月4日付「NE株式会社の東京証券取引所上場に関するお知らせ」のとおり、NE株式会社の株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)により、同社は当社の連結子会社ではなくなりました。そのため、2025年11月以降の第3四半期連結会計期間および第4四半期連結会計期間においてプラットフォームセグメントの業績は含まれず、当期の業績としては第2四半期連結累計期間までとなります。
この結果、プラットフォームセグメントの当第3四半期連結累計期間の売上高は1,987,978千円(前年同四半期比34.1%減)、セグメント利益(営業利益)は1,013,634千円(同38.3%減)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は16,926,344千円(前年同四半期比2.4%減)、営業利益は799,612千円(同58.7%減)、経常利益は576,978千円(同71.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は296,323千円(同72.2%減)となりました。
③ 各段階利益について
a.営業利益
主力のモバイルライフ事業における高単価商材および周辺アクセサリーの拡販等が増加したものの、NE株式会社の株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)により同社が当社の連結子会社から除外されたことが、前年同期比での減益の大きな要因となりました。さらに、コスメティクス事業におけるベースメイク商材の拡販による什器備品等の販促費増、ゲーミングアクセサリー事業の競争激化による広告宣伝費増、韓国子会社(Hamee Global)での人件費増や広告宣伝費増、米国子会社(Hamee US)の商品評価損に伴う原価率の上昇等を背景に営業利益は799,612千円(前年同四半期比58.7%減)となりました。
b.経常利益
経常利益につきましては、営業利益と同様に、NE株式会社の連結除外を主因とする営業利益の減少に加え、前年同四半期比で営業外費用が増加したこと等により、576,978千円(前年同四半期比71.6%減)となりました。営業外費用の主な増加要因は、Pixio USA Inc.に係る持分法による投資損失の計上によるものです。
c.親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、各段階利益と同様に、NE株式会社の連結除外を主因とする前述の経常利益の減少等に伴い、296,323千円(前年同四半期比72.2%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前述の株式分配型スピンオフにより大きく変動するところとなり、前連結会計年度末に比べ2,833,215千円減少し14,139,374千円(前連結会計年度末比16.7%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末と比べ2,833,215千円減少し、14,139,374千円となりました。これは主に、使用権資産が555,454千円増加したこと、その他の流動資産が215,341千円増加したこと、商品が200,385千円増加した一方で、現金及び預金が2,664,143千円減少したこと、売掛金が553,738千円減少したこと、ソフトウエアが194,990千円減少したことなどの結果によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比べ528,337千円増加し、6,930,805千円となりました。これは主に、未払法人税等が473,732千円減少したこと、未払金が403,143千円減少した一方で、短期借入金が650,000千円増加したこと、その他の固定負債が637,651千円増加したこと、買掛金が155,704千円増加したことなどの結果によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末と比べ3,361,552千円減少し、7,208,569千円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が370,326千円増加した一方で、利益剰余金が3,790,298千円減少したことなどによるものであります。
当第3四半期連結累計期間におきましては、適切なコスト管理および在庫適正化等により、各段階利益で事前の計画を超過する順調な進捗となりました。しかしながら、第4四半期連結会計期間は、来期以降のさらなる収益拡大(次なる成長フェーズ)に向け、「ZカルチャーSPA」戦略に基づく事業別のカテゴリー拡張や原価改善など、来期に向けた仕込みを積極的に実行する予定です。これらの前向きな先行投資の発生や、市場環境の変動リスク等を考慮し、業績予想につきましては、2025年12月15日に公表いたしました通期連結業績予想に変更はありません。
該当事項はありません。
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
連結の範囲の重要な変更
当第3四半期連結会計期間において、当社子会社であるNE株式会社の株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)を行いました。
これにより、NE株式会社を当社の連結範囲から除外しております。
当社は、2025年11月1日付で当社子会社であるNE株式会社の株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)を行いました。この結果、当第3四半期連結累計期間において利益剰余金が3,727,707千円減少し、当第3四半期連結会計期間末において利益剰余金が5,728,988千円となっております。
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2024年5月1日 至 2025年1月31日)
(注)1 セグメント利益の調整額△1,240,932千円は主に各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に一般管理費であります。
(注)2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
該当事項はありません。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2025年5月1日 至 2026年1月31日)
(注)1 セグメント利益の調整額△1,130,164千円は主に各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に一般管理費であります。
(注)2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
該当事項はありません。
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりであります。
(企業結合等関係)
現物配当による子会社の異動
当社は、当社が保有する連結子会社であるNE株式会社の全株式を、2025年11月1日付で現物配当(金銭以外の財産による配当)により当社株主に分配いたしました。
これにより、NE株式会社は当社の連結範囲から除外することとなりました。
(1) 現物配当実施日
2025年11月1日
① 会計処理
「事業分離等に関する会計基準」、「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」及び「自己株式及び準備金の額の減少等に関する会計基準の適用指針」に規定する個別財務諸表上及び連結財務諸表上の会計処理を適用しております。本現物配当により、移転損益は生じておりません。
② 分離した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
(3) 分離した事業が含まれていた報告セグメント
プラットフォームセグメント