○添付資料の目次

 

1.経営成績・財政状態に関する分析 ……………………………………………………………………………2

(1)経営成績に関する分析 ……………………………………………………………………………………2

(2)財政状態に関する分析 ……………………………………………………………………………………4

(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……………………………………………………5

2.企業集団の状況 …………………………………………………………………………………………………6

3.対処すべき課題 …………………………………………………………………………………………………8

4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………10

5.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………11

(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………11

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………13

(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………16

(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………18

(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………20

① 継続企業の前提に関する注記………………………………………………………………………………20

② 企業結合等関係………………………………………………………………………………………………20

③ セグメント情報等……………………………………………………………………………………………22

④ 1株当たり情報………………………………………………………………………………………………24

⑤ 重要な後発事象………………………………………………………………………………………………24

 

 

1.経営成績・財政状態に関する分析

(1)経営成績に関する分析

(当期の経営成績)

当連結会計年度における日本経済は、物価高騰による生活防衛意識の高まりが継続するものの、雇用・所得環境の改善に支えられた個人消費の持ち直しや、省力化を目的とした堅調な設備投資に牽引され、内需主導の緩やかな回復が続いています。一方、期末に発生した中東情勢の緊迫化に伴う資源価格の高騰やサプライチェーンの混乱など、先行きの不透明感が急速に高まっております。こうした経済情勢の中、国内広告市場(注1)は総じて前年を上回る水準にあり、堅調に推移しています。

このような環境下、当連結会計年度の業績につきましては、ユナイテッド株式会社の連結除外(注2)や官公庁業務の反動減の影響などにより、売上高(注3)は1兆5,804億60百万円(前期比2.0%減収)と減収の結果となりました。一方で、下期(2025年10月~2026年3月)においては、前期比0.9%増加と増収を確保しており、回復の兆しが現れております。

収益面におきましては、国内外で進めた収益性向上策が奏功して、調整後(注4)売上総利益は、通期で前年同期比2.4%増加となり、調整後売上総利益率についても1.1ポイント上昇しております。

利益面につきましては、国内においては、下期の売上総利益の強い伸長により、調整後のれん償却前営業利益が前年から70億98百万円増加し881億47百万円(同8.8%増加)、海外においては、費用コントロール施策の効果により、のれん償却前営業利益が前年から27億69百万円増加し85億47百万円(同47.9%増加)となり、その結果、営業利益は前年同期から大幅に増加し、前年同期比18.9%の増益となり、特に下期における売上総利益の伸長が増益に大きく寄与いたしました 。

以上の結果、国内外で実施した構造改革関連費用を含む特別損失105億59百万円を計上いたしましたが、営業利益の増益がこれを補い、親会社株主に帰属する当期純利益は167億75百万円(同60億6百万円増加)となりました。

 

(注1)「サービス産業動態統計調査」(総務省)によります。

(注2) 2025年3月期までは当社の子会社でありましたが、2026年3月期から持分法適用会社へ移行しております。

(注3)「売上高」は従前の会計基準に基づくものですが、財務諸表利用者にとって有用であると考えていることから、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等に準拠した開示ではないものの、自主的に開示しております。

(注4)「調整後」とは、メルカリ株売却益を除いた主力事業における数値であります。

 

 

(次期の見通し)

2027年3月期の通期業績予想は以下の通りといたします。

通期の連結業績見通し(2026年4月1日~2027年3月31日)

(単位:百万円)

 

2026年3月期

実績

2027年3月期

予想

前年同期比

増減額

(%)

売上高 (注1)

1,580,460

1,675,000

+94,539

+6.0

収益

861,003

910,000

+48,996

+5.7

営業利益

44,675

46,700

+2,024

+4.5

経常利益

46,061

47,000

+938

+2.0

親会社株主に帰属する

当期純利益

16,775

26,000

+9,224

+55.0

のれん償却前営業利益(注2)

57,401

60,000

+2,598

+4.5

 

 

(注1)「売上高」は従前の会計基準に基づくものですが、財務諸表利用者にとって有用であると考えていることから、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等に準拠した開示ではないものの、自主的に開示しております。

(注2)「のれん償却前営業利益」とは企業買収によって生じるのれんの償却額等を除外して算出される連結営業利益。

 

(通期業績予想について)

2027年3月期の通期連結業績予想につきましては、経済環境や市場環境の先行きに不透明な状況が継続するものと予想されますが、グループを挙げた積極的な事業展開により増収増益を計画しております。具体的には、売上高は1兆6,750億円(前期比6.0%増加)、収益は9,100億円(同5.7%増加)を見込んでおります。売上高及び収益の増収は、2026年3月期の下期(2025年10月~2026年3月)からの回復兆しに加え、連結範囲の変更による影響(株式会社デジタルホールディングスの連結子会社化)によるものです。

利益面におきましては、営業利益467億円(同4.5%増加)、経常利益470億円(同2.0%増加)を計画しております。特別損益について、政策保有株式の売却等の検討を進めておりますが、現時点では特段の特別損益項目は織り込んでおらず、親会社株主に帰属する当期純利益は260億円(同55.0%増加)となる見通しであります。

 

 

(2)財政状態に関する分析

(資産、負債及び純資産の状況)

当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ309億40百万円増加し、1兆811億32百万円となりました。

主な増減は、現金及び預金の増加274億55百万円、受取手形及び売掛金の増加114億60百万円、棚卸資産の減少58億59百万円、のれんの減少74億7百万円、投資有価証券の増加129億61百万円であります。

負債は、前連結会計年度末に比べ421億5百万円増加し、6,786億15百万円となりました。主な増減は、支払手形及び買掛金の増加107億99百万円、1年内返済予定長期借入金の増加224億円、預り金の増加224億25百万円、長期借入金の減少187億67百万円であります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ111億65百万円減少し、4,025億16百万円となりました。主な増減は、利益剰余金の減少251億85百万円、自己株式の減少159億9百万円、非支配株主持分の減少99億14百万円であります。

なお、当第3四半期連結会計期間末から、デジタルホールディングスグループの貸借対照表を連結しております。

 

(キャッシュ・フローの状況)

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて255億57百万円増加し、2,330億77百万円となりました。

 

 ≪営業活動によるキャッシュ・フロー≫

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益(377億41百万円)の計上等に対して、減価償却費(142億64百万円)、のれん償却額(102億58百万円)、預り金の増減額(227億40百万円)、法人税等の支払額(△233億58百万円)等により、683億61百万円の増加(前連結会計年度末は824億46百万円の増加)となりました。

 

 ≪投資活動によるキャッシュ・フロー≫

投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入(87億95百万円)、連結の範囲の変更を伴う子会社株式及び出資金の売却による支出(△115億24百万円)等により、140億86百万円の減少(前連結会計年度末は135億29百万円の減少)となりました。

 

 ≪財務活動によるキャッシュ・フロー≫

財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出(△100億円)、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式及び出資金の取得による支出(△61億97百万円)、配当金の支払額(△117億26百万円)等により、306億62百万円の減少(前連結会計年度末は458億48百万円の減少)となりました。

 

(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

2024年3月期

2025年3月期

2026年3月期

自己資本比率(%)

37.2

37.2

36.0

時価ベースの自己資本比率(%)

49.1

37.9

34.1

キャッシュ・フロー対有利子
負債比率(倍)

17.79

1.78

2.16

インタレスト・カバレッジ・
レシオ(倍)

8.15

66.87

43.49

 

自己資本比率:自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い

 

(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。

(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。

(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。

(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。

 

(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当

安定配当を基本方針として、年間の配当金額を配当性向(30%程度)、資金需要の状況、内部留保の充実等を総合的に勘案の上決定することといたします。

毎事業年度における配当の回数については、中間、期末の年2回を基本方針(注)としており、これらの配当の決定機関は、中間配当においては取締役会、期末配当においては株主総会であります。なお、自己株式の取得につきましては、配当金を補完する株主還元の手段と位置づけ、財務状況、資金需要や業績の状況、当社グループを取り巻く環境等を総合的に勘案し、適宜検討していく方針です。

上記の方針に基づき、2026年3月期の年間配当額は1株当たり32円(実施済みの中間配当同16円を含む)を予定し、2027年3月期の年間配当額につきましては、1株当たり32円を予定しております。

 

(注)当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当ができる旨を定款に定めております。

 

 

2.企業集団の状況

当社グループは、当社(持株会社)の他、子会社385社及び関連会社66社により構成されており、マーケティングサービス企業集団として顧客に対する統合マーケティングソリューションの提供を主たる業務としております。

具体的には、広告事業会社である㈱博報堂、㈱大広、㈱読売広告社、㈱Hakuhodo DY ONE及びソウルドアウト㈱、並びに戦略事業組織であるkyuを中心に、顧客企業のマーケティング戦略・マーケティングに関する各種計画の立案に始まり、国内外の新聞・雑誌・ラジオ・テレビ・インターネット・屋外広告等の広告媒体取扱や広告制作、コンサルティング、リサーチ、セールスプロモーション、パブリックリレーションズ、イベント実施等の専門マーケティングサービスの提供を国内外において実施しております。

なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

重要な子会社である、㈱博報堂、㈱大広、㈱読売広告社、㈱博報堂プロダクツ、㈱セレブリックス、㈱東北博報堂、㈱新潟博報堂、㈱静岡博報堂、㈱中国四国博報堂、㈱北海道博報堂、㈱北陸博報堂、㈱TBWA\HAKUHODO、㈱博報堂DYスポーツマーケティング、㈱Hakuhodo DY ONE、㈱中央アド新社、㈱博報堂コンサルティング、㈱博報堂キャスティング&エンタテインメント、㈱博報堂Gravity、㈱オズマピーアール、㈱バックスグループ、㈱カラック、㈱ディー・ブレーン、㈱ジェーピーディーエイチ、㈱OMD HAKUHODO、㈱九州博報堂、㈱博報堂アイ・スタジオ、㈱読広クロスコム、㈱大広WEDO、㈱ディー・クリエイト、㈱大広九州、㈱博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、㈱デジタルホールディングス、㈱オプト、㈱博報堂テクノロジーズ、㈱博報堂DYコーポレートイニシアティブ、ソウルドアウト㈱、SO Technologies㈱、ENND PARTNERS㈱は国内の各地域を拠点として、DAC ASIA PTE.LTD.、省广博報堂整合営銷有限公司、北京代博広告有限公司、広東省広代博広告営銷有限公司、Hakuhodo Taipei Investment Inc.、Hakuhodo(Bangkok) Co., Ltd.、Hakuhodo First Co., Ltd.、AdGlobal360 India Pvt. Ltd.、Square Communications Joint Stock Company、Hakuhodo Integrated Communications Group、Hakuhodo & Saigon Advertising Co., Ltd.、KYU Investment Incorporated、SYPartners LLC、Sid Lee Inc、IDEO LLC、Kepler Group LLC、Godfrey Dadich Partners LLC、Lexington Communications Limited、Public Digital Holdings Limitedは海外の地域を拠点として広告事業を行っております。

 

 

事業の系統図は、次のとおりであります。

 

画像

 

3.対処すべき課題

当社グループを取り巻くビジネス環境は大きな変革期を迎えております。生活者があらゆるものの中心となる、「生活者主導社会TM」が本格的に到来したことに加え、生活者や企業の行動においてサステナビリティが重要なファクターとなりつつあります。また、AIなど先端テクノロジーやデジタルインフラの充実により産業構造が変化すると同時に、テクノロジーによる人の能力や可能性の拡張が進行しています。こうした中、顧客企業のニーズは従来の広告・マーケティング領域にとどまらず、ビジネスモデルの変革や顧客接点の質的向上へと大きく広がっています。

  この劇的な環境変化を背景に、当社グループは「広告会社」というオリジン(原点)を超え、より広範な価値を提供する企業体へと事業構造を転換する方針です。不確実性の高い時代においてグループ全体の変革を推し進めるには、すべての判断や動機づけの根幹となる「存在意義」の明確化が不可欠です。そこで、グローバルな視座に基づく当社グループ共通の価値観として、グローバルパーパス「生活者、企業、社会。それぞれの内なる想いを解き放ち、時代をひらく力にする Aspirations Unleashed」を策定しました。

  このグローバルパーパスを全ての企業活動の起点に据え、当社グループのクリエイティビティをエッジに、生活者・企業・社会をつなぎ、新たな関係価値を生み出すことで、広告会社グループから「クリエイティビティ・プラットフォーム」となることを目指します。

 

(1) 中期基本戦略

当社グループが新たな関係価値を生み出す事業領域として、「マーケティング」「コンサルティング」「テクノロジー」「コンテンツ」「インキュベーション」「グローバル」の6つの事業領域を設定しました。各領域が独自のビジネスモデルで収益を拡大させるだけでなく、領域間の有機的な連携を深めることで、さらなる成長と事業基盤の安定化を図る方針です。現中期経営計画期間(2025年3月期~2027年3月期)を収益性の改善と成長オプションを創造する期間と位置づけ、マーケティングビジネスの構造改革と新たな成長機会の開発を強力に推し進めます。その上で、2032年3月期をターゲットに、これら6領域の確立と相互連携を完成させ、グループ全体の利益構造を抜本的に変革してまいります。

この基本戦略に基づき、以下に掲げる3つの取り組みを進めます。

 

(2) 収益性の改善と成長オプションの創造

・マーケティングビジネスの構造変革

統合マーケティングへのニーズが高度化・複雑化する中、事業会社間の連携強化と収益モデルの多様化を進め、グループとして最適なサービス提供体制を構築しています。特に成長著しいデジタルおよびコマース領域を強化し、事業規模のさらなる拡大を実現します。

このグループ連携を一段と加速させるため、持株会社直轄の「グループアカウント戦略室」を中核に、グループ各社の専門性をシームレスに融合させ、リソース配置の最適化による効率化と生産性の向上を推進します。

成長を続けるデジタルマーケティング領域において、㈱Hakuhodo DY ONEにおける事業統合効果によって持続的な収益改善の体制が整いました。あわせて、連結子会社となった㈱デジタルホールディングスとの連携により、クロスセル提案を加速させ、成長領域における市場シェアを拡大してまいります。

また、数万人規模の生活者データを学習させた独自AI「バーチャル生活者」をはじめとする自社開発のテクノロジーやソリューションの実装を進めてまいります。高度な分析に基づく戦略立案を武器に、大型競合案件における勝率を高めると同時に、業務の高度化による付加価値向上を実現しています。

    これら一連の取り組みを通じ、ブランド構築から顧客獲得までを一気通貫で支援する「フルファネル対応力」をグループ全体で提供する体制へ進化させてまいります。事業会社間の連携をさらに深め、収益モデルを多様化させることで、売上総利益の持続的成長と高収益体制の両立を確固たるものにしてまいります。

 

・新たな成長オプションの創造

当中期経営計画の3カ年の間、「コンサルティング」「テクノロジー」「コンテンツ」「インキュベーション」の各事業領域に対し積極的な投資を行い、事業基盤を構築することで、グループの収益の柱として育成しています。

コンサルティングビジネスにおいて、戦略コンサルティングを起点に、経営課題のレイヤーから顧客に深く入り込むことで、大規模な統合マーケティング案件へと繋げる収益拡大モデルなど、グループ連携をてこにした収益力強化を進めています。コンテンツビジネスでは、自社IPを活用したストック型ビジネスの拡張を推進しています。音楽領域では、アーティストのグッズ・チケット販売などを担う新会社「㈱Chapter-I(チャプター・アイ)」を設立したほか、スポーツ領域では日米トップアスリートを対象としたマネジメント会社を取得し、「HAKUHODO Athlete Solution Inc.」として本格稼働させており、新たな収益基盤の構築を着実に進めています。これらの新たな成長オプションの創造をさらに加速させるため、コンテンツビジネスおよびインキュベーションビジネスの推進機能を持株会社に集約しました。これにより、経営陣による投資判断の迅速化と、グループ全体での事業運営機能の強化を図り、新規領域における投資対効果の最大化を目指します。

 

・グローバルビジネスのリモデル

海外に拠点を置くグループ各社が、それぞれ個別戦略の推進とサービス提供エリアの拡張を遂行すると同時に、グループ内連携を強化します。戦略事業組織kyuの持つ専門性・先進性と、博報堂の生活者発想をかけあわせることで、デジタルマーケティング領域を中心に収益力を強化します。加えて、M&Aによる非連続な成長機会の探索を継続します。

    戦略事業組織であるkyuにおいて経営体制を刷新し、収益性の改善を最優先課題として取り組んでいます。各社に分散していた管理機能のシェアードサービス化やグループ内でのリソース共有を強力に推進し、経営効率の向上を図ります。成長市場であるASEAN地域においては、㈱博報堂と㈱Hakuhodo DY ONEの一体運営を開始しました。両社のノウハウを融合させることで、顧客提供価値の最大化を追求するとともに、オペレーションコストの最適化を徹底しています。これらの抜本的な体制刷新とコスト構造の改革を通じて、確固たる利益体質へと転換するとともに、売上総利益の持続的な拡大を実現してまいります。

 

(3) グループ経営基盤の強化

前中期経営計画期間に設立した、㈱博報堂テクノロジーズ、㈱博報堂DYコーポレートイニシアティブの2社をはじめとしたグループ共通基盤の強化を継続することで、グループとしての競争力の強化と効率化を図ります。

 

(4) サステナビリティ経営の推進

当社グループは、人を中心としたサステナブルな経営により社会への価値創出を目指します。社員、株主、取引先、メディア、コンテンツホルダー、各種団体をはじめとするマルチステークホルダーとの適切な協働に取り組み、生活者一人ひとりが、自分らしく、いきいきと生きていける社会の実現を目指しています。

サステナビリティ経営の進捗に関しては、環境及びジェンダー平等に対する目標値を設定し各種取り組みを進めております。環境課題については、2050年度のカーボンニュートラルを目標としており、中間指標として2030年度のスコープ1+2の排出量を2023年度(2024年3月期)比で50%削減する目標を設定しております。また、ジェンダー平等については、2030年度までに管理職の女性比率30%の達成を目指しています。

2026年3月期は、安定的な調達(QCDの確保)、社会的責任(人権・環境)の遂行、法令順守とリスク管理体制の確立を目的に、調達基本方針・調達ガイドラインを策定するなど、各種取り組みを行いました。ESG各領域でサステナビリティ経営を推進すると同時に、社会課題に対応する人材の育成を行い、生活者の想いがあふれ、いきいきと活躍できる社会の実現を目指します。

 

(5) 中期経営計画における目標

当社グループは、2025年3月期から2027年3月期までの3カ年を収益性の改善と成長オプションを創造する期間と位置付けており、「成長性の維持・向上」「収益力の強化」を踏まえた計画値としました。新たな中期経営目標は、以下のとおりです。

 

<中期経営目標(2027年3月期)>

 

調整後のれん償却前営業利益年平均成長率(注1)

:+10%以上

調整後売上総利益年平均成長率(注2)

:+5%以上

調整後のれん償却前オペレーティング・マージン(注3)

:+13%以上

のれん償却前ROE(注4)

:10%以上

 

 

(注1)

調整後のれん償却前営業利益年平均成長率とは、メルカリ株売却益を除いた主力事業における、企業買収によって生じるのれんの償却額等を除外して算出される連結営業利益の、2025年3月期の実績から2027年3月期までの3年間の年平均成長率のこと。

(注2)

調整後売上総利益年平均成長率とは、メルカリ株売却益を除いた主力事業における、2025年3月期の実績から2027年3月期までの3年間の年平均成長率のこと。

(注3)

調整後のれん償却前オペレーティング・マージン=調整後のれん償却前営業利益÷調整後連結売上総利益

(注4)

企業買収によって生じるのれんの償却額等を除外して算出される親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本(期首・期末平均)

 

 

上記に掲げた中期経営目標の達成に向け、掲げた中期基本戦略に則り、グループの変革を着実に進め、中長期での大きな成長と、企業価値の向上を目指してまいります。

 

4.会計基準の選択に関する基本的な考え方

当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性を考慮し、当面は日本基準で連結財務諸表を作成する方針であります。なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。

 

 

5.連結財務諸表及び主な注記

(1)連結貸借対照表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当連結会計年度

(2026年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

211,504

238,960

 

 

受取手形及び売掛金

413,350

424,811

 

 

有価証券

10,976

6,684

 

 

棚卸資産

28,460

22,600

 

 

短期貸付金

799

840

 

 

その他

48,851

50,072

 

 

貸倒引当金

△668

△1,008

 

 

流動資産合計

713,273

742,959

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

43,345

44,184

 

 

 

 

減価償却累計額

△21,454

△23,436

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

21,890

20,747

 

 

 

土地

9,527

9,520

 

 

 

その他

57,151

56,841

 

 

 

 

減価償却累計額

△30,777

△34,241

 

 

 

 

その他(純額)

26,374

22,600

 

 

 

有形固定資産合計

57,791

52,867

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

27,528

26,301

 

 

 

のれん

57,213

49,805

 

 

 

その他

14,869

15,882

 

 

 

無形固定資産合計

99,610

91,990

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

126,834

139,796

 

 

 

長期貸付金

556

504

 

 

 

退職給付に係る資産

8,593

10,949

 

 

 

繰延税金資産

12,581

11,468

 

 

 

その他

32,610

33,124

 

 

 

貸倒引当金

△1,661

△2,529

 

 

 

投資その他の資産合計

179,515

193,314

 

 

固定資産合計

336,918

338,172

 

資産合計

1,050,191

1,081,132

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当連結会計年度

(2026年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

260,020

270,819

 

 

短期借入金

6,882

7,170

 

 

1年内返済予定の長期借入金

585

22,985

 

 

未払費用

28,190

26,237

 

 

未払法人税等

16,494

14,051

 

 

賞与引当金

33,380

36,383

 

 

役員賞与引当金

1,123

1,279

 

 

預り金

57,029

79,454

 

 

その他

66,127

77,424

 

 

流動負債合計

469,834

535,806

 

固定負債

 

 

 

 

社債

30,000

30,000

 

 

長期借入金

84,091

65,323

 

 

繰延税金負債

8,806

11,144

 

 

役員退職慰労引当金

554

516

 

 

退職給付に係る負債

16,422

11,863

 

 

その他

26,799

23,961

 

 

固定負債合計

166,675

142,808

 

負債合計

636,509

678,615

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

10,790

10,790

 

 

利益剰余金

346,296

321,110

 

 

自己株式

△20,774

△4,864

 

 

株主資本合計

336,312

327,036

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

31,643

35,940

 

 

繰延ヘッジ損益

-

△5

 

 

為替換算調整勘定

26,250

25,970

 

 

退職給付に係る調整累計額

△3,951

187

 

 

その他の包括利益累計額合計

53,942

62,091

 

新株予約権

127

2

 

非支配株主持分

23,299

13,385

 

純資産合計

413,682

402,516

負債純資産合計

1,050,191

1,081,132

 

 

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書

連結損益計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

収益

953,316

861,003

売上原価

553,717

454,965

売上総利益

399,598

406,037

販売費及び一般管理費

 

 

 

給料及び手当

156,607

154,792

 

退職給付費用

7,749

8,222

 

賞与引当金繰入額

30,047

31,973

 

役員退職慰労引当金繰入額

144

170

 

役員賞与引当金繰入額

1,094

1,231

 

のれん償却額

12,584

10,258

 

貸倒引当金繰入額

128

221

 

その他

153,661

154,491

 

販売費及び一般管理費合計

362,017

361,361

営業利益

37,581

44,675

営業外収益

 

 

 

受取利息

770

505

 

受取配当金

2,213

2,218

 

為替差益

-

1,430

 

投資事業組合運用益

1,040

-

 

条件付取得対価に係る公正価値変動額

2,342

-

 

その他

3,407

1,953

 

営業外収益合計

9,774

6,108

営業外費用

 

 

 

支払利息

1,296

1,561

 

持分法による投資損失

1,346

1,137

 

為替差損

624

-

 

投資事業組合運用損

-

279

 

条件付取得対価に係る公正価値変動額

-

642

 

その他

1,428

1,101

 

営業外費用合計

4,695

4,722

経常利益

42,660

46,061

特別利益

 

 

 

投資有価証券売却益

4,864

1,313

 

関係会社株式売却益

903

231

 

債務免除益

-

300

 

その他

344

394

 

特別利益合計

6,111

2,239

特別損失

 

 

 

特別退職金

3,132

4,261

 

固定資産除却損

1,474

1,267

 

減損損失

4,770

1,080

 

投資有価証券評価損

4,607

1,350

 

事業整理損

738

-

 

その他

2,708

2,598

 

特別損失合計

17,430

10,559

税金等調整前当期純利益

31,342

37,741

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

法人税、住民税及び事業税

24,011

22,238

法人税等調整額

△5,052

△2,138

法人税等合計

18,958

20,100

当期純利益

12,383

17,640

非支配株主に帰属する当期純利益

1,614

865

親会社株主に帰属する当期純利益

10,768

16,775

 

 

連結包括利益計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

当期純利益

12,383

17,640

その他の包括利益

 

 

 

その他有価証券評価差額金

△3,207

4,191

 

繰延ヘッジ損益

△1,482

-

 

為替換算調整勘定

10,884

△133

 

退職給付に係る調整額

△692

4,138

 

持分法適用会社に対する持分相当額

52

122

 

その他の包括利益合計

5,553

8,319

包括利益

17,937

25,960

(内訳)

 

 

 

親会社株主に係る包括利益

17,490

24,924

 

非支配株主に係る包括利益

447

1,036

 

 

(3)連結株主資本等変動計算書

 前連結会計年度(自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

10,790

-

347,977

△21,038

337,730

当期変動額

 

 

 

 

 

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

△771

 

 

△771

剰余金の配当

 

 

△11,751

 

△11,751

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

10,768

 

10,768

自己株式の取得

 

 

 

△0

△0

自己株式の処分

 

73

 

264

338

自己株式の消却

 

 

 

 

-

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

698

△698

 

-

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

-

-

△1,681

264

△1,417

当期末残高

10,790

-

346,296

△20,774

336,312

 

 

 

その他の包括利益累計額

新株予約権

非支配株主

持分

純資産合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ

損益

為替換算

調整勘定

退職給付に

係る

調整累計額

その他の

包括利益累計額合計

当期首残高

34,612

730

15,135

△3,258

47,220

211

24,037

409,200

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

 

 

 

 

 

 

△771

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

 

△11,751

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

 

 

 

10,768

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

 

△0

自己株式の処分

 

 

 

 

 

 

 

338

自己株式の消却

 

 

 

 

 

 

 

-

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

 

 

 

 

 

 

-

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

△2,969

△730

11,114

△692

6,721

△84

△737

5,899

当期変動額合計

△2,969

△730

11,114

△692

6,721

△84

△737

4,481

当期末残高

31,643

-

26,250

△3,951

53,942

127

23,299

413,682

 

 

  当連結会計年度(自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

10,790

-

346,296

△20,774

336,312

当期変動額

 

 

 

 

 

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

△4,665

 

 

△4,665

剰余金の配当

 

 

△11,731

 

△11,731

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

16,775

 

16,775

自己株式の取得

 

 

 

△10,000

△10,000

自己株式の処分

 

61

 

284

345

自己株式の消却

 

△25,625

 

25,625

-

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

30,229

△30,229

 

-

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

-

-

△25,185

15,909

△9,276

当期末残高

10,790

-

321,110

△4,864

327,036

 

 

 

その他の包括利益累計額

新株予約権

非支配株主

持分

純資産合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ

損益

為替換算

調整勘定

退職給付に

係る

調整累計額

その他の

包括利益累計額合計

当期首残高

31,643

-

26,250

△3,951

53,942

127

23,299

413,682

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

 

 

 

 

 

 

△4,665

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

 

△11,731

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

 

 

 

16,775

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

 

△10,000

自己株式の処分

 

 

 

 

 

 

 

345

自己株式の消却

 

 

 

 

 

 

 

-

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

 

 

 

 

 

 

-

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

4,296

△5

△280

4,138

8,149

△124

△9,914

△1,889

当期変動額合計

4,296

△5

△280

4,138

8,149

△124

△9,914

△11,165

当期末残高

35,940

△5

25,970

187

62,091

2

13,385

402,516

 

 

(4)連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税金等調整前当期純利益

31,342

37,741

 

減価償却費

13,766

14,264

 

減損損失

4,770

1,080

 

のれん償却額

12,584

10,258

 

賞与引当金の増減額(△は減少)

1,515

2,578

 

役員賞与引当金の増減額(△は減少)

153

155

 

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

△286

△1,079

 

役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)

58

△41

 

貸倒引当金の増減額(△は減少)

△63

793

 

受取利息及び受取配当金

△2,983

△2,723

 

支払利息

1,296

1,561

 

為替差損益(△は益)

779

△1,373

 

持分法による投資損益(△は益)

1,346

1,137

 

投資有価証券売却損益(△は益)

△4,809

△1,299

 

投資有価証券評価損益(△は益)

4,607

1,350

 

特別退職金

3,132

4,261

 

売上債権の増減額(△は増加)

△4,833

△1,680

 

棚卸資産の増減額(△は増加)

13,265

5,920

 

仕入債務の増減額(△は減少)

△10,120

△321

 

預り金の増減額(△は減少)

32,086

22,740

 

前受金の増減額(△は減少)

△5,479

△3,529

 

退職給付に係る資産の増減額(△は増加)

146

167

 

その他

9,292

1,048

 

小計

101,563

93,012

 

利息及び配当金の受取額

3,054

5,027

 

利息の支払額

△1,233

△1,571

 

特別退職金の支払額

△3,893

△4,748

 

法人税等の支払額

△17,044

△23,358

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

82,446

68,361

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

 至 2026年3月31日)

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

定期預金の預入による支出

△1,970

△3,150

 

定期預金の払戻による収入

2,765

1,563

 

有形固定資産の取得による支出

△3,879

△3,394

 

有形固定資産の売却による収入

277

70

 

無形固定資産の取得による支出

△12,761

△8,051

 

投資有価証券の取得による支出

△3,327

△4,297

 

投資有価証券の売却による収入

13,688

8,795

 

出資金の払込による支出

△1,753

△262

 

出資金の回収による収入

129

267

 

連結の範囲の変更を伴う子会社株式及び出資金の取得による支出

△1,799

△1,047

 

連結の範囲の変更を伴う子会社株式及び出資金の取得による収入

22

8,760

 

連結の範囲の変更を伴う子会社株式及び出資金の売却による支出

△381

△11,524

 

子会社株式及び出資金の取得による支出

△4,250

△1,469

 

敷金の差入による支出

△1,107

△972

 

敷金の回収による収入

1,475

1,185

 

短期貸付金の増減額(△は増加)

△583

△205

 

長期貸付けによる支出

△5

△3

 

長期貸付金の回収による収入

14

15

 

その他

△83

△364

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

△13,529

△14,086

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の増減額(△は減少)

△8,239

△272

 

長期借入れによる収入

-

62

 

長期借入金の返済による支出

△51,532

△614

 

社債の発行による収入

30,000

-

 

ファイナンス・リース債務の返済による支出

△1,624

△1,524

 

自己株式の取得による支出

△0

△10,000

 

子会社の自己株式の取得による支出

△0

-

 

連結の範囲の変更を伴わない子会社株式及び出資金の取得による支出

△1,442

△6,197

 

連結の範囲の変更を伴わない子会社株式及び出資金の売却による収入

59

-

 

配当金の支払額

△11,745

△11,726

 

非支配株主への配当金の支払額

△1,872

△666

 

非支配株主からの払込みによる収入

561

274

 

その他

△12

2

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

△45,848

△30,662

現金及び現金同等物に係る換算差額

4,383

1,944

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

27,452

25,557

現金及び現金同等物の期首残高

180,067

207,520

現金及び現金同等物の期末残高

207,520

233,077

 

 

(5)連結財務諸表に関する注記事項

① 継続企業の前提に関する注記

該当事項はありません。

 

② 企業結合等関係

(取得による企業結合)

 当社は、2025年12月10日に、株式会社デジタルホールディングスの普通株式及び新株予約権を、公開買付け及び同社の主要株主である資産管理会社のHIBC株式会社及び株式会社タイム・アンド・スペースの全株式の取得及び吸収分割契約により取得いたしました。

 その結果、当社の株式会社デジタルホールディングスに対する議決権比率が51.15%となったことから、同日付で同社及び同社の子会社である株式会社オプト他5社を連結子会社といたしました。

 

1.企業結合の概要

(1) 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称:株式会社デジタルホールディングス

事業の内容   :グループの戦略立案と実行並びに子会社の管理

(2) 企業結合を行った主な理由

 株式会社デジタルホールディングスが当社グループに参画することで、同社が掲げているLTVM(Life Time Value Marketing)戦略と当社グループ各社が有するアセットを掛け合わせることが可能となり、変化の激しい市場環境においても両社の競争優位性を維持、拡大することが出来るものと考えております。具体的には、①より強固なデジタルマーケティング体制の構築、②新規アカウント開拓力の一層の強化、③顧客への提供価値の拡張、④顧客基盤の拡張、⑤持続的なコスト最適化、といった相乗効果を想定しております。

(3) 企業結合日

2025年12月10日(みなし取得日:2025年12月31日)

(4) 企業結合の法的形式

現金を対価とした株式等の取得

(5) 結合後企業の名称

変更はありません。

(6) 取得した議決権比率

企業結合直前の議決権比率       -%

企業結合後の議決権比率      51.15%

(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠

 現金を対価とした株式取得により、当社が被取得企業の議決権の51.15%を取得したため、当社を取得企業といたしました。

 

2.連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間

 当連結会計年度は貸借対照表のみを連結しているため、連結損益計算書に被取得企業の業績は含まれておりません。

 

3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

  取得の対価  現金及び預金  19,248百万円

  取得原価           19,248百万円

 

4.主要な取得関連費用の内容及び金額

  アドバイザリー費用等 565百万円

 

5.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

(1) 発生したのれんの金額

  2,806百万円

 取得原価の配分の完了にともない、のれんの金額は確定しております。

(2) 発生原因

 今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力により発生したものであります。

(3) 償却方法及び償却期間

 15年間で均等償却

 

6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

流動資産

40,705百万円

 

流動負債

15,803百万円

固定資産

11,310百万円

 

固定負債

2,318百万円

資産合計

52,016百万円

 

負債合計

18,122百万円

 

 

7.のれん以外の無形固定資産に配分された金額、種類別の内訳及び償却期間

(1) 無形固定資産に配分された金額

  3,671百万円

(2) 種類別の内訳

  顧客関連資産

(3) 償却期間

  15年

 

8.企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法

 収益   13,102百万円

 営業利益   372百万円

 

(概算額の算定方法)

 企業結合が当連結会計年度開始の日に完了したと仮定して算定された売上高及び損益情報と、取得企業の連結損益計算書における売上高及び損益情報との差額を影響の概算額としております。また、企業結合時に認識したのれん及び顧客関連資産が当連結会計年度開始の日に発生したものとしてその償却額を算定し、概算額に含めております。

    なお、当該概算額の算定につきましては、監査証明を受けておりません。

 

③ セグメント情報等

前連結会計年度及び当連結会計年度において、当社及び当社の連結子会社は、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、デジタルメディア等各種媒体における広告業務の取扱い、及び広告表現に関する企画、制作並びにマーケティング、PR等のサービスの提供を主たる業務としており、事業を集約し単一セグメントとしているため記載を省略しております。

 

(参考情報)

Ⅰ.前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)における地域別の業績及び海外収益の状況は、以下のとおりです。

 

ⅰ.地域別の業績

(単位:百万円)

 

日本

海外

消去又は全社

連結

収益

 

 

 

 

 

 (1) 外部顧客からの収益

714,897

238,419

953,316

953,316

 (2) セグメント間の内部
   収益又は振替高

5,127

4,286

9,414

(9,414)

720,025

242,705

962,730

(9,414)

953,316

売上総利益

297,097

107,899

404,996

(5,398)

399,598

営業利益又は営業損失(△)

81,953

△7,539

74,413

(36,831)

37,581

 

 

ⅱ.海外収益

(1) 海外収益(百万円)

257,899

(2) 連結収益(百万円)

953,316

(3)  連結収益に占める海外収益の割合(%)

27.1

 

 

(注)「海外」に区分される主な国又は地域
アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリス、フランス、トルコ、中国、台湾、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、フィリピン、インド、オーストラリア

 

 

Ⅱ.当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)における地域別の業績及び海外収益の状況は、以下のとおりです。

 

ⅰ.地域別の業績

(単位:百万円)

 

日本

海外

消去又は全社

連結

収益

 

 

 

 

 

 (1) 外部顧客からの収益

638,972

222,031

861,003

861,003

 (2) セグメント間の内部
   収益又は振替高

5,496

4,023

9,520

(9,520)

644,469

226,054

870,523

(9,520)

861,003

売上総利益

304,654

107,359

412,013

(5,975)

406,037

営業利益又は営業損失(△)

86,193

△2,223

83,969

(39,293)

44,675

 

 

ⅱ.海外収益

(1) 海外収益(百万円)

238,223

(2) 連結収益(百万円)

861,003

(3)  連結収益に占める海外収益の割合(%)

27.7

 

 

(注)「海外」に区分される主な国又は地域
アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリス、フランス、トルコ、中国、台湾、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、フィリピン、インド、オーストラリア

 

 

④ 1株当たり情報

1株当たり純資産額及び算定上の基礎、1株当たり当期純利益及び算定上の基礎並びに潜在株式調整後1株当たり当期純利益及び算定上の基礎は、次のとおりであります。

項目

前連結会計年度

当連結会計年度

(2025年3月31日)

(2026年3月31日)

(1) 1株当たり純資産額

1,062円25銭

1,083円83銭

 (算定上の基礎)

 

 

純資産の部の合計額 (百万円)

413,682

402,516

普通株式に係る純資産額 (百万円)

390,255

389,128

差額の主な内訳 (百万円)

 

 

 新株予約権

127

2

 非支配株主持分

23,299

13,385

普通株式の発行済株式数 (千株)

389,559

363,902

普通株式の自己株式数 (千株)

22,174

4,870

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数 (千株)

367,385

359,032

 

 

項目

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

(2) 1株当たり当期純利益

29円32銭

46円09銭

 (算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円)

10,768

16,775

普通株主に帰属しない金額 (百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

10,768

16,775

普通株式の期中平均株式数 (千株)

367,289

363,962

(3) 潜在株式調整後1株当たり当期純利益

29円31銭

46円08銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益調整額

(百万円)

△2

△2

(うち、連結子会社の潜在株式による調整額)

(百万円)

△2

△2

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式で、前連結会計年度末から重要な変動があったものの概要

-

-

 

 

⑤ 重要な後発事象

該当事項はありません。